現在位置: carview! > ニュース > カー用品 > ダサイはずの商用車が大変貌! トヨタの「プロボックス」をカスタマイズのベース車とした理由

ここから本文です

ダサイはずの商用車が大変貌! トヨタの「プロボックス」をカスタマイズのベース車とした理由

掲載 更新 78
ダサイはずの商用車が大変貌! トヨタの「プロボックス」をカスタマイズのベース車とした理由

低コストで楽しめる絶好のベース車

「大阪オートメッセ2020」には、いかにも関西らしく華やかにデコレイトされたカスタマイズカーが多数出展されていたが、なかでも異彩を放っていたのが「エクステンド」が展示したトヨタ・プロボックスだ。

プロボックスを旧車風にイジるってどうなのよ!?

 トヨタのプロボックスといえば、カローラバンの後継モデルとして平成14(2002)年にデビューした商用車。日常業務における使い勝手が最優先されており、営業マンを中心に高い支持を得ている。そんなプロボックスをベースにエアロパーツやオーバーフェンダーなどで”異色”のカスタマイズを施したワケだ。

 いまや、アフター市場におけるミニバン&ワゴン系カスタムの主役はトヨタのアルファードやプリウス。トヨタ・ハイエースといった実用的な車種もあるが、なぜ4ナンバーの商用車でプロボックスをベースにオリジナルパーツを開発したのか、田中代表に聞いてみた。

 まず、最大の理由は「コストがかからず手軽に楽しめるクルマ」だから。プロボックス(50系)は平成26(2014)年まで長きにわたって販売されており、中古車市場においてもタマ数が豊富。相場は年式や程度に応じた手頃な価格帯に落ち着いており、カスタム費用とあわせても100万円以内に収めることが可能だという。

 そして、トヨタの営業車らしくストリートにおける機能性に優れているのも理由のひとつで、故障が少なく燃費もいい。また、4ナンバーのため契約する任意保険によっては20歳未満のユーザーでも、5ナンバー車または3ナンバー車と比べてかなり割安。つまり、ランニングコストが高くクルマを所有することを諦めて若者たちへ、ドレスアップをして楽しめるという提案でもあるわけだ。

安いから思いっきり楽しめる

 開発したボディパーツはフロントリップスポイラーやウイングスポイラー、オーバーフェンダー。ワイドボディに変貌させるオーバーフェンダーは片側45mm幅で、ワイルドなビス止めタイプ。高価なクルマだとボディに穴を開ける加工は躊躇してしまうが、これも手頃な価格の中古車だからこそ、だ。

 足元に収まるホイールは、白いボディの展示車が定番の15インチ。オーバーフェンダーが加わったことで前後ともワイドなサイズ(F=15×8・ET-28 R=15×9・ET-11)をセットしている。ピンクの車両には17インチサイズ(FR=17×9・ET-11)を履かせることで、よりイマドキなスタイルを提案した。 また、インテリアに目を向けるとダイヤモンドステッチのシートカバーが目に付く。純正シートはシックかつプアなもので、仕事で使われていた中古車は傷んでいる可能性がある。車内もオシャレを楽しむのもエクステンド流といえるだろう。なお、今後もユーザーからの反響を見ながら、今後も50系プロボックスのパーツを順次開発予定とのこと。

 タフで実用的。しかもベース車両の価格は安いうえ、AT以外にも現代では希少となった5速MTも選択できる。そんな商用車をカスタマイズという手法で、若者から大人までの視線を集めたプロボックスの2台。人とは違ったカーライフとして、こういった提案もおおいにアリだと思う。*一部のカスタマイズはショー向けにアレンジしたものです

こんな記事も読まれています

一番後ろまで段差ゼロ! いすゞの新型路線バス ついに量産開始へ 「市場が待ち望んでいた」モデル
一番後ろまで段差ゼロ! いすゞの新型路線バス ついに量産開始へ 「市場が待ち望んでいた」モデル
乗りものニュース
こちらも“5気筒500PS”級の新型SUVがテスト。週末は連覇王者がポール獲得で僚友が連勝/TC2000第11戦
こちらも“5気筒500PS”級の新型SUVがテスト。週末は連覇王者がポール獲得で僚友が連勝/TC2000第11戦
AUTOSPORT web
新型「GRヤリス」がマフラー交換だけでパワーアップ! 「スーパーターボマフラー/スーパーターボマフラー アーバンマットエディション」がHKSから同時発売
新型「GRヤリス」がマフラー交換だけでパワーアップ! 「スーパーターボマフラー/スーパーターボマフラー アーバンマットエディション」がHKSから同時発売
くるまのニュース
メルセデスAMG、4シーターカブリオレ『CLE』にワイドな専用エクステリアの“53 4MATIC+”を導入
メルセデスAMG、4シーターカブリオレ『CLE』にワイドな専用エクステリアの“53 4MATIC+”を導入
AUTOSPORT web
ニュル「7分37秒」切り アウディRS Q8 パフォーマンスへ試乗 RSシリーズ最強の640ps!
ニュル「7分37秒」切り アウディRS Q8 パフォーマンスへ試乗 RSシリーズ最強の640ps!
AUTOCAR JAPAN
ランボルギーニ「ウラカンGT3 EVO2」を応援する「JLOC AMBASSADOR」を紹介…コスチュームはひと目で分かる大胆トリコローレカラー!
ランボルギーニ「ウラカンGT3 EVO2」を応援する「JLOC AMBASSADOR」を紹介…コスチュームはひと目で分かる大胆トリコローレカラー!
Auto Messe Web
フェルスタッペン「ラスベガスは今季を象徴するような週末」これまでとは異なる価値を実感/チャンピオン会見 (1)
フェルスタッペン「ラスベガスは今季を象徴するような週末」これまでとは異なる価値を実感/チャンピオン会見 (1)
AUTOSPORT web
「厳しいシーズンを団結して戦ったことは誇り」フェルスタッペンも予想外の苦戦。転機はモンツァ/チャンピオン会見 (2)
「厳しいシーズンを団結して戦ったことは誇り」フェルスタッペンも予想外の苦戦。転機はモンツァ/チャンピオン会見 (2)
AUTOSPORT web
「イライラが和らぐ」とドライバーも支持。IMSA、GTDプロ/GTDをめぐるルール変更を発表
「イライラが和らぐ」とドライバーも支持。IMSA、GTDプロ/GTDをめぐるルール変更を発表
AUTOSPORT web
トヨタ版「CX-80」は“4人乗り”仕様! 衝撃的な「カクカクボディ」採用した“個性派デザイン”が凄い! マツダ「3列シートSUV」とは異なる“めちゃ未来”なモデルとは!
トヨタ版「CX-80」は“4人乗り”仕様! 衝撃的な「カクカクボディ」採用した“個性派デザイン”が凄い! マツダ「3列シートSUV」とは異なる“めちゃ未来”なモデルとは!
くるまのニュース
【F1第22戦無線レビュー(2)】「目的を見失うなよ」「自分のレースをしている」戴冠を見据え冷静に走り続けたフェルスタッペン
【F1第22戦無線レビュー(2)】「目的を見失うなよ」「自分のレースをしている」戴冠を見据え冷静に走り続けたフェルスタッペン
AUTOSPORT web
ACコブラ、なぜ「大波乱」を呼んだ? 1960年代の伝説的スポーツカー 歴史アーカイブ
ACコブラ、なぜ「大波乱」を呼んだ? 1960年代の伝説的スポーツカー 歴史アーカイブ
AUTOCAR JAPAN
【今さら人には聞けないEV生活の基礎知識】充電スタンドの種類や探し方、電欠しない充電の仕方など、基本中の基本をお教えします
【今さら人には聞けないEV生活の基礎知識】充電スタンドの種類や探し方、電欠しない充電の仕方など、基本中の基本をお教えします
Auto Messe Web
ニッサンFEがシミュレーター大手のDynismaと提携。競争力向上を狙い特注の新型システムを導入へ
ニッサンFEがシミュレーター大手のDynismaと提携。競争力向上を狙い特注の新型システムを導入へ
AUTOSPORT web
進化型『GRヤリス』用、HKSのスーパーターボマフラー2製品発売 「運転が楽しくなる音質」実現
進化型『GRヤリス』用、HKSのスーパーターボマフラー2製品発売 「運転が楽しくなる音質」実現
レスポンス
『ジャガーXJR-12(1990年~1991年)』再びル・マン制した耐久専用車【忘れがたき銘車たち】
『ジャガーXJR-12(1990年~1991年)』再びル・マン制した耐久専用車【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
美しすぎる三菱「和製スポーツカー」が凄い! ド迫力の「巨大グリル」採用した“ラグジュアリークーペ”に大注目! めちゃ開放的な「オープン仕様」も設定した「“幻の”エクリプス」とは!
美しすぎる三菱「和製スポーツカー」が凄い! ド迫力の「巨大グリル」採用した“ラグジュアリークーペ”に大注目! めちゃ開放的な「オープン仕様」も設定した「“幻の”エクリプス」とは!
くるまのニュース
R36「スカイラインGT-R」まもなく実車公開か!? デザインはまるでR34型! 4.1リッターで1000馬力を発生する「次世代型GT-R」の気になる姿とは?
R36「スカイラインGT-R」まもなく実車公開か!? デザインはまるでR34型! 4.1リッターで1000馬力を発生する「次世代型GT-R」の気になる姿とは?
VAGUE

みんなのコメント

78件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

127.4172.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0180.0万円

中古車を検索
プロボックスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

127.4172.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.0180.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村