マセラティ ジャパンは2024年11月11日、新世代スーパーオープンスポーツ「MC20チェロ」の日本限定の特別仕様車となる「MC20 チェロ ロッソ ヴィンチェンテ」と「MC20 チェロ ブルー インフィニート」を発表した。生産台数は各2台の限定4台に設定。デリバリーは2025年1月以降を予定している。
今回の特別仕様車は、点火システムにMTC (マセラティ・ツイン・コンバスチョン) ツインスパークおよびパッシブプレチャンバーを採用した“Nettuno(ネットゥーノ)”3リットルV型6気筒DOHC直噴ツインターボエンジン(630ps/730Nm)を縦置きミッドシップで搭載し、トランスミッションに8速DCTを組み合わせる通常モデルのMC20チェロをベースに、マセラティのデザインセンターであるチェントロスティーレが、同ブランドのモータースポーツシーンにおける記念碑である「350S」と「250F T3‘ピッコロ’」をオマージュしてエクステリアデザインを仕立てたことが特徴。カラーリングは同ブランドのレースカーで欠かせない青と赤を取り入れ、当時のレーシングスピリットをオープントップのボディで表現している。
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まず、イタリア語で“勝利の赤”を意味する車名を冠した「MC20 チェロ ロッソ ヴィンチェンテ」は、往年の350Sと同様、赤のボディを基調に青と白(ソリッドホワイトとブルーパステル)のストライプをボンネットからエンジンフードにかけて配し、合わせてルーフ格納部にソリッドグレーの大きなトライデントロゴを装着して、力強さとダイナミズムを強調。内装にはレーシング仕様のアルカンターラインテリアを採用するとともに、赤と黒のコントラストカラーでコーディネートした。
一方、イタリア語で“無限の青”を意味する車名を冠した「MC20 チェロ ブルー インフィニート」は、1958年に登場した250F T3‘ピッコロ’からインスピレーションを受けた、マセラティのブランドカラーであるブルーを基調としたボディに、白のバードケージデザインを採用。フロントグリルや C ピラーのトライデントバッジもホワイトで統一する。内装にはレーシング仕様のアルカンターラインテリアを採用したうえで、青と黒のコントラストカラーでアレンジした。
なお、今回の特別仕様車には日本市場で人気の高いサスペンションリフターやカーボンセラミックブレーキ、先進安全運転支援システム(ADAS)を標準で装備。足もとにはグロッシーブラックのミロンホイールとブルー塗装のブレーキキャリパーを装着している。
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