アストンマーティンが九州地区に住む顧客を対象におこなったツーリングイベントに、小川フミオが参加した。
魅力的なカスタマーイベント
マクラーレンの多角的な楽しみ方──マクラーレン・トラックデイ・ジャパン2021開催
クルマを所有する楽しさってなんだろう? プレミアムブランドには、オーナーになったひととのつながりこそ大事、とするところが多い。2021年11月にアストンマーティンが開催したカスタマーイベントは、そのいい例だ。
私が参加したのは「Aston Martin On Tour in Beppu 2021」で、熊本市内から別府までを走る。「ヴァンテージ」「DBS」「DBX」「ラピード」といったアストンマーティンに乗る9組のオーナーが、ミルクロード、大観峰、やまなみハイウェイ、九重“夢”大吊橋を通って「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」まで走った。
「選んでいただいたあとこそ大事。ブランドバリューを維持するためには、顧客満足度を上げなくてはなりません。そのためには、オーナーの方がたの考えていらっしゃることを知り、いっぽうで、私たちの思いを伝える必要があると考えています」
アストンマーティンジャパンでマーケティング・コミュニケーションのマネージャーを務める谷田恵美氏は、イベントが実施された九州でそう語った。
私はヴァンテージ・ロードスターで、ぜいたくなコンボイの後を追うことになった。博多区にある「アストンマーティン福岡」の顧客は、ナンバープレートからみるかぎり、福岡、筑豊、北九州、熊本、大分、さらに山口と多彩だ。
有明海から別府湾まで、九州を横断するコースはドライブに最適。広い道、比較的少ない交通量、適度なワインディングロード、ほかでは見られない地形のパノラマが堪能できる。
開催が週末だったため、行楽地の渋滞を危惧したものの、それもなし。秋が深まりつつある九州では、緑と赤と黄色、そして茶色のさまざまなグラデーションが混ざりあい、美しい模様をえがく山々の眺めが楽しめた。
出かけたことがあるひとはご存知のように、大観峰周辺はゆるいワインディングロードだけでなく、阿蘇を取り巻くカルデラ(火山を取り巻く窪地)の眺めは、まさに息を吞むばかり。ドライブしながらでも、自然の美しさを堪能できる。
「私たちにとって、初めての顧客むけ”On Tour"イベントでした。ふだんはほとんど点でしかお付き合いのないお客さまと、いってみれば24時間ご一緒できるのは、たいへんありがたい機会でした」
と、アストンマーティン福岡でジェネラルマネージャーを務める台湾出身のジェイムズ・チェン氏。チェン氏は台湾にいたときもアストンマーティンのセールスを担当したといい、顧客を招いてのツーリングには慣れている。
大観峰から見下ろすと、アストンマーティン車が連なって快音を響かせながら走るさまがよく見えた。
「個人でドライブしたこともある場所ですけれど、ほかのオーナーの方々と触れあう機会も出来たのが、私にとっては大きな収穫。ホテル(ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ)もすばらしかったので、いい経験になりました」
そう述べたのは、世界限定100台という「ヴァンテージ007エディション」で、福岡から走行してきた参加者のひとり、江原隆次さん(56)。
「本来は日本各地で、お客様をお招きしての開催を考えているツーリングイベントなので、今後も継続していきたいと思っています」。アストンマーティンジャパンの谷田さんの言葉だ。
魅惑のヴァンテージ・ロードスター
私がドライブしたヴァンテージ・ロードスターは、375kW(510ps)の4.0リッターV型8気筒エンジンに、オートマチック変速機を組み合わせたもの。アクセルペダルを介してはいるものの、エンジンと私の右足がつながっているんじゃないか? と、思うぐらい、ダイレクトな加速感が楽しめるモデルだ。
路面への追従性は良い。うねりがあっても車輪が離れることなく、グリップを失わない。リアダンパー、アダプティブダンピングシステム、ESP(横滑り防止装置)は専用チューニングだそうだ。
そもそも、レイアウトがエンジンは前輪より後ろの、いわゆるフロントミドシップにして、重量物をなるべくドライバーに寄せている。同時に、ギアボックスと後輪の差動装置(リアディファレンシャル)を一体化したトランスアクスル方式。操縦性を高めるために重量配分が考えられた結果だ。
もうひとつ、ロードスターには、独自のよさがある。ごく短時間で開閉するソフトトップのメカニズムだ。自然のなかで風を感じたいと思ったら、走行中でもさっと幌が開けられる。
本来つねにオープンで走行するのが“お約束”のロードスターなので、あえてサイドウィンドウも下ろして走った。風の巻き込みはけっして大きくない。シートヒーターを使えば、寒い季節でも、気持ちよいオープンエアモータリングが楽しめる。
そういえば、ヴァンテージ007エディションのオーナー、江原隆次さんは、もう1台、12気筒搭載の「DB9 GT」も所有している。アストンマーティンの魅力を訊ねると、「よく出来たスポーツカーでありながら、アンダーステーテッド(控えめ)で、これみよがしでないところです」と、答えてくれた。
みなさん、ブランドの真価をわかっていらっしゃる、と思った。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)
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