ウイリアムズでスポーティングディレクターを務め、チームの育成プログラムを率いるスヴェン・スミーツが、FIA F2に参戦するジュニアドライバーの交代人事について説明。ルーク・ブラウニングと入れ替わりでF2シートを失うこととなったザック・オサリバンには、資金面以外にも問題があったと示唆した。
ウイリアムズ育成のオサリバンは、昨年のFIA F3で4勝を挙げて今季はARTグランプリからF2に昇格。いくつかの幸運にも助けられて2勝をマークした。しかしモンツァ戦の後にシーズン途中でARTを離れることを発表。その際、理由として資金面の問題を挙げていた。
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オサリバンの後任としてARTに加入したのはブラウニング。同じウイリアムズ育成で、今季はF3でランキング3位を掴んだドライバーだ。
motorsport.comの独占インタビューに応じたスミーツは、オサリバンの突然のF2離脱は資金面だけが原因ではないとほのめかした。
「ザックとARTの間の個人的な問題だ」とスミーツは言う。
「我々はそれと何の関係もない。しかしザックがまだアカデミー内にいると言うことができる。選択権を今持っているのはザックのマネジメントだ。それ以外のことについては、詳しく言えないし、むしろ彼らにとってはARTで何が起こったのかが問題だ」
またウイリアムズがオサリバンの資金不足を補填する上で援助できたかどうかという質問について、スミーツはこう答えた。
「それは常に難しい質問だ。契約があるし、もちろん、それについて詳しく説明することはできない」
「彼らとARTの間で何かが起こり、そこからARTが出した結論がそれだった。最終的に彼らは『互いに続けることはできない』と言っていた」
「しかし、私が言ったように、ザックはまだウイリアムズ・ファミリーの一員だ。我は互いに続けていくし、年末までは我々と共にいる」
■ブラウニング、来季F2にハイテックから参戦?
オサリバンのART離脱は、F3卒業組にとっては絶好のタイミング。ガブリエレ・ミニやクリスチャン・マンセルと共に、ブラウニングはバクー戦でF2デビューを飾った。
「ARTは何人かと連絡を取っていたと思う」とスミーツは言う。
「しかし彼らは『今季はウイリアムズと共にやるという考えだった』と言っていた。だから彼らはルークにチャンスを与えたのだ」
これまでブラウニングは3年にわたってハイテックからジュニア・フォーミュラを戦ってきた。
F2昇格のタイミングでブラウニングが掴んだシートはARTだったが、2025年には再びハイテック陣営へと戻り、F2にフル参戦することになりそうだ。
「彼にとっては、もちろん、来年に向けて準備できるのは素晴らしいことだ。彼はF2にハイテックで残ることになるからね」とスミーツは言う。
「(バクー戦を含め)3つのサーキットに行くことになったが、F3から来た彼は知らない。来年に向けて経験を積むことが目的だから、彼には『走行距離が多ければ多いほど良い』と伝えた」
チームからもドライバーからも確認は取れていないものの、motorsport.comの調べではハイテックは12月のシーズン終了後に来季ラインアップを発表する意向だという。
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