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最終戦前に戴冠。ロバンペラ「両肩の重荷が降りてホッとしている」/WRC第12戦 デイ4後コメント

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最終戦前に戴冠。ロバンペラ「両肩の重荷が降りてホッとしている」/WRC第12戦 デイ4後コメント

 10月29日、WRC世界ラリー選手権第12戦『セントラル・ヨーロピアン・ラリー(CER)』の競技最終日“デイ4”が行われ、既報のとおりヒョンデ・シェル・モビスWRTのティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ組(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合優勝を飾り、シーズン2勝目をマークした。これと同時に、総合2位でフィニッシュしたTOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が2年連続の戴冠を決め、ふたたび“シリーズチャンピオン”として最終戦『ラリージャパン』にやってくることとなっている。そのロバンペラの喜びの声を含め、各ドライバーのラリー後コメントを紹介する。

■Mスポーツ・フォードWRT
●オット・タナク(#8 フォード・プーマ・ラリー1)/総合3位
「週末を終えて素晴らしい結果が出たので、それほど悪い週末というわけではなかった。トラブルを避けたことで、良いものを取り戻すことができたと思う」

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「今週末はそれほど競争力があったわけではなかったと思うし、金曜日の出走順も良くなかった。その日のランチタイムまでには、すでにそれ以上プッシュする必要のないポジションにいたので、週末をやり遂げることに集中していた。次の日本でどうなるか見てみよう。もしかしたら、僕たちはさらに競うことができるかもしれない」

●ピエール-ルイ・ルーベ(#7 フォード・プーマ・ラリー1)/総合●位
「新しいイベントが行われるこの週末は、大仕事だった。新コドライバーのベンジャミン(・ヴェイラス)と僕にとってとても厳しいものだったね。でも、彼がペースノートで大変な思いをしていたとはいえ、すべてがうまくいったよ」

「少し残念だったのは、金曜日に少しコースを外れて4分を失ったことだ。それがなければ、ペースはそれほど悪くなかった。午前中にクラッチかデフに問題があったのは少し残念だったけれど、それもラリーの一部だ。さらに上に行けるかどうか、これからのことを見ていこう!」


●グレゴワール・ミュンスター(#13 フォード・プーマ・ラリー1)/総合7位
「このラリーは大きなテストのように感じた。ミックスタイヤでウエットコンディションとミックスコンディションを走行し、最終日はミックスタイヤでドライコンディションを走行した。ある時点ではハードタイヤさえ使ったんだ」

「その中で何度か良いステージタイムも出せたと思う。それはちょっとしたおまけのようなものだった。チームは素晴らしい仕事をしてくれたよ。プーマ・ラリー1に乗ってすぐに大きな自信を感じることができたと思う。すぐに安心感を感じられるのは、このマシンの本当に良い点だ」

「ヘアピンでストールしたものの、僕たちは自己ベストのステージ4番手タイムを出すことができた。もっと良い結果が出せたかもしれないが、全体的にパフォーマンスには満足している」

■ヒョンデ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合優勝
「フィニッシュできてホッとしている! 本当にうれしいよ。とても難しい、タフな週末だった。全体的に僕たちは非常に素晴らしい仕事ができた。安定していたしスピードも出ていたから、それが本当に功を奏した」

「終盤にかけてさらにラリーを楽しみ始めることができた。特にグリップコンディションが少し安定してからはね。全員に感謝している。今週末はチームの大きな努力があったし、僕たちはやり遂げたんだ。サルディニア以降、僕たちはさらなる勝利を目指して激しくプッシュしてきたが、表彰台を何度も獲得したものの優勝はできなかった。ここで大勢のベルギーのファンや家族の前で優勝できて、言うまでもなく最高だ!」

「この瞬間は大きな喜びだよ。自分たちが達成したことを誇りに思える。これからは今年最後のイベントを楽しみに、もう一度勝利することに集中していく」

●テーム・スニネン(#3 ヒョンデi20 Nラリー1)/総合6位
「全体的にこのラリーは素晴らしかった。このようなラリーは2年ぶりだったので、僕にとっては難しいものだったよ! ループごとに天候やコンディションが異なるので、多くのことを学んだ。場所によっては良いペースを出せたと思う。SS11で2番手のタイムを出したようにね」

「でも最初の1kmからマシンのコンディションに順応するには、僕は経験不足だった。チームには心から感謝を伝えたい。最高のシーズンだった。シーズン半ばにマシンに乗り込んで、こうした挑戦に取り組むことができて良かった。さらに成長を続けていくのに良いポジションにいると思う」

「自分の仕事には満足している。自分にとって、カレンダーのなかでもっとも過酷のラリーにおいて、数字の上では予想どおりの結果を出すことができた」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合2位
「今はとてもいい気分だ。タイトル争いはつねに両肩に大きな重荷を背負っているようなものだから、開放されて本当にホッとしている」

「今年は、昨年以上にタフでチャレンジングだった。競争は厳しかったが、自分たちは本当にいい仕事をしたと思う。今シーズンの戦いをとても誇りに思うし、1回目よりも2回目の方が、タイトル争いを楽しもうとしていた」

「今回は、久々にトリッキーなコンディションに見舞われた難しいラリーだったけど、自分たちの計画を冷静に進めることができた。金曜日は有利な出走順を活かす必要があり、それは実現できたのだけど、エルフィン(・エバンス)がコースオフした時点で優勝争いをする必要がなくなったのは確かだ」

「なぜなら、自分たちはより大きなゴールを目指していたからだ。ヨンネ(・ハルットゥネン/コドライバー)とチーム全員、そして応援してくれた皆に心から感謝している。次のラリージャパンは、とにかく楽しんで走りたいと思う」

●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合31位
「タイトルを獲得したカッレとヨンネ、そしてチーム全員に本当におめでとうと言いたい。彼らはハードワークをこなし、素晴らしい仕事をしてきたのでタイトルに相応しいと思う」

「自分たちとしては、もちろん残念な気持ちもあるが、この週末を迎えるにあたってタイトル獲得が望み薄であることは分かっていたし、それでもやってみようという気持ちだった。公正な立場で言うならば、カッレは金曜日にとても強く、彼を追えるだけのペースが自分たちにはなかった。それでもトライし続けたのだけど、今回はうまくいかなかった」

「でも、そういうこともあるので、また来年チャレンジしたいと思う。パワーステージではポイントを獲得することができたので、ラリージャパンが楽しみに思えるよ」

●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合4位
「今回のラリーは、自分がもっとも得意とするものではなかったし、金曜日午前中の問題がなかったとしても、このようなコンディションでは自分たちの出走順でできることは少なかったと思う」

「それでも週末にかけてドライなセクションでは走りを楽しめるようになっていったので、少しプッシュしてクルマの中でエンジョイできた。そして、何本か速いタイムを出すこともできた」

「カッレとヨンネには、おめでとうと言いたい。今シーズンも非常に印象的なシーズンだったし、これが最後にはならないだろうと確信している。同時に、今シーズン、カッレといい戦いをしてきたエルフィンに対しては少し気の毒に思う気持ちもある。次のラリージャパンは、今年を最高の形で締めくくれるように頑張りたいね」

●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/総合5位

「5位でフィニッシュ! 最終日、パワーステージポイントも獲得し、次に繋がる良いフィーリングで終えることができました」

「次はいよいよラリージャパン!」
※X(旧Twitter)より

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みんなのコメント

1件
  • kz4********
    タイトルの心配は無くなったので、ラリージャパンでは良い意味でのキレた走りを見せて欲しい!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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