北米東部時刻の11月14日午後10時、北米トヨタが「クラウンシグニア」なるモデルを発表した。その姿はまさに、クラウン4兄弟のトリを飾る「クラウンエステート」そのもの。ならばその正体を細かくチェックしてみよう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/TOYOTA USA
まさかのハリアー後継? 北米で登場した「クラウンシグニア」から日本版クラウンエステートがバッチリ見えた!
■クラウンスポーツと同じ自然吸気2.5Lハイブリッドを搭載
北米で発表されたクラウンシグニア。日本名クラウンエステート
11月17日から始まるロサンゼルス自動車ショーに先駆けて、現地時間の11月14日、北米トヨタが「クラウンシグニア」というモデルを公開した。あくまで2025年モデルで、発売は2024年夏とアナウンスされたが、その姿は日本でも発表されたクラウンエステートそのものだ。
クラウンエステートについてはボディサイズとパワーユニットの概要しか明かされていないので、シグニアの発表内容は有益な先行情報となる。早速チェックしてみよう。
基本骨格は、クラウンクロスオーバーやスポーツと同じ横置きエンジン用のTNGA-Kプラットフォームを採用。ボディサイズは日本のスペックを流用すると、全長4930m、全幅1880mm、全高1620mmとなる。ホイールベースはクラウンクロスオーバーと同じ2850mmだ。
続いてパワーユニット。エステートではプラグインハイブリッドとハイブリッドモデルをラインナップすることは公表済みだが、シグニアはひとまずハイブリッドのみをラインナップした。
エンジンは2.5リッター自然吸気4気筒で、これに前後2つのモーターを組み合わせた電気式4WDモデルとなる。先に発表されたクラウンスポーツと同じ仕様だ。システム出力は243psと発表されていて、クラウンスポーツ(234ps)よりわずかにいい数値だが、日米の計測法の違いかもしれない。
燃費は1ガロンあたり36マイル。日本風に直すとリッターあたり15.3kmとなる。意外とよくない数値だが、計測モードが不明なため、続報に期待したい。アメリカらしく牽引能力も記載されており、最大2700ポンド(約1226kg)に対応する。
■グレードはXLEとリミテッドの2種類が判明
クラウンシグニア リミテッドの室内
グレードはひとまずXLEとリミテッドという2種類が判明している。XLEの内装はファブリックとソフテックスのコンビネーション、リミテッドはダブルステッチやキルティングをあしらった本革調となる。
運転席&助手席は、両グレードともに8ウェイパワーシートだが、リミテッドの運転席はメモリー機能付きのオートスライドアウェイ機能付き。さらにリミテッドには格納式シェードを備えた固定式パノラマガラスルーフも装備される。
両グレードではアルミホイールのサイズも異なる。XLEは19インチ、リミテッドは21インチだ。こうなると価格が気になるのだが、残念ながら今回は発表がなかった。
エステートはもともと、クロスオーバーやスポーツでは荷室容量が足りないという人に向けたモデルだが、実際、室内の広さは絶大だ。リアシートを倒すと荷室前後長は6.5フィート(約198cm)にもなるから、車中泊も十分可能だろう。
なお非公式な情報だが、北米ではこのクラウンシグニアが、ヴェンザ(日本名ハリアー)の後継モデルになるという噂がある。
ヴェンザは非常にスタイリッシュなSUVだが、アメリカ市場に当てはめるとやや小さいという声もあった(ハリアーの兄弟車だったレクサスRXも大型化された)。クラウンシグニアは一回り大きな5人乗りSUVとして、その声に応える1台となるのかもしれない。
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