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オークション 超高額落札されたクルマたち 後編

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オークション 超高額落札されたクルマたち 後編

フェラーリ250GT SWBカリフォルニア・スパイダー(1961)

グッディング・アンド・カンパニー 1716万ドル(約18億7000万円)2016年3月

2019年最初の大規模クラシックカー・オークション 27台の名車たち 前編

これまで公の場で販売されてこなかった#2871 GTも37台のヘッドライトカバー付きSWBカリフォルニア・スパイダーのうちの1台だ。新車時にはミラノに納車され、いままでのオーナーはわずか3人だ。

フェラーリ250LM(1964)

RMオークション 1760万ドル(約19億1000万円)2015年8月

1966年のアールズ・コート・モーターショーに出品されたこの#6105は、全32台の250LMのうち23番目の車両だ。ロン・フライ、デイビッド・スカイルズ、ジャック・モーリスなどによって度々勝利を納めた。

フェラーリ250GTカリフォルニア・スパイダー・コンペティツィオーネ(1959)

RMサザビーズ 1799万ドル(約19億6000万円)2017年

開発当初から競技用車両として設計され、この#1451 GTは1959年のル・マン24時間レースでクラス3位、総合5位入賞を果たした。アルミ製ボディのカリフォルニア・スパイダーとして2台目の車両であり、RMサザビーズによれば合計8台のみが製造されたとのことだ。

フェラーリ250GTカリフォルニア・スパイダー・コンペティツィオーネ(1959)

グッディング・アンド・カンパニー 1815万ドル(約19億7000万円)2016年8月

しかし、前年にこの#1603 GTがグッディング・アンド・カンパニーに出品された時、同社はLWBカリフォルニア・スパイダーは9台が生産されたと説明していた。この個体は1960年セブリング12時間レースで総合5位に入賞するなどの記録を持っている。

フェラーリ375プラス・スパイダー・コンペティツィオーネ(1954)

ボンハムス 1840万177ドル(約20億円)2014年6月

1954年のミッレ・ミリア、シルバーストン・インターナショナル・トロフィー、そしてル・マン24時間などで活躍した#0384は、米国の個人に売却されその後もレースで活躍した。

フェラーリ250GT SWBカリフォルニア・スパイダー(1961)

アートキュリアル 1850万ドル(約20億1000万円)2015年2月

オリジナルかつレストア前の状態でバイロン・コレクションから見つかった有名な#2935 GTは1961年のパリ・モーターショーに出展された車両だ。1971年からひとりのオーナーに所有され、完全なヒストリーが残されている。

アルファ・ロメオ8C 2900Bツーリング・ベルリネッタ(1939)

アートキュリアル 1890万ドル(約20億6000万円)2019年2月

第二次世界大戦前の量産車として最速のクルマであり、そのうち5台のみがコーチビルドされている。過去40年間にわたり同じ一家によって所有されてきた。以前にはAUTOCARの前身であるモーター誌にも取り上げられている。

1960年代にはフランスへ、1976年にはオランダへと渡っているが、当時の価格は現在の価値で1万3000ドル(141万円)程度であった。

アルファ・ロメオ8C 2900Bルンゴ・スパイダー

RMサザビーズ 1980万ドル(約21億5000万円)2016年8月

確認されている限り、8C 2900Bのスパイダーは12台しか存在せず、中でもこの#412041はこの20年間でオーナーが変わった唯一の車両だ。

アストン マーティンDP215(1963)

RMサザビーズ 2145万5000ドル(約23億3000万円)2018年8月

アストン マーティンによって出品されたこのクルマは、1963年にワンオフ製作されたグランドツーリング・コンペティション・プロトタイプだ。フィル・ヒルとルシアン・ビアンキによって1963年のル・マンに出場した。

ジャガーDタイプ(1955)

RMサザビーズ 2178万ドル(約23億7000万円)

オリジナル状態で現存するCタイプおよびDタイプのうち、ル・マンでの優勝経験があるのはこのXKD501のみだ。シャシーからDタイプとして設計された唯一の個体でもある。

デューセンバーグSSJ(1935)

グッディング・アンド・カンパニー 2200万ドル(約23億9000万円)2018年8月

当時としては驚異的な400ps超の直列8気筒エンジンを搭載するこのクルマは、映画スターのゲイリークーパーが最初のオーナーだ。2018年時点で、米国車史上最も高値で落札されたクルマとなった。

アストン マーティンDBR1

RMサザビーズ 2255万ドル(24億5000万円)2017年8月

アストン マーティンが製作した5台のDBR1のうち、最初の1台がこの個体だ。ロイ・サルヴァドリ、スターリング・モス、ジャック・ブラハム、キャロル・シェルビーなどがこのクルマでレースに出場した。1959年のニュルブルクリンク1000kmで優勝経験を持つ他、同型車が同じ年のル・マンで優勝した。

フェラーリ275GTB/Cスペチアーレ(1964)

RMオークション 2640万ドル(約28億7000万円)2014年8月

通常の275GTBも非常に人気だが、中でもワークス仕様のコンペティツィオーネは3台のみが製造された。このクルマ(#06701)はナンバーズマッチであり、そのヒストリーのすべてが書類に残されている。

フェラーリ275GTB/4 S NARTスパイダー(1967)

RMオークション 2750万ドル(27億9000万円)2013年8月

新車時よりワンオーナーの#10809は、10台のみ製造されたNARTスパイダーの1台だ。成り上がりの投資家であったエディー・スミスによって所有され、完全なヒストリーが残っている。

フェラーリ290MM(1956)

RMサザビーズ 2805万ドル(約30億5000万円)2015年12月

ファンギオが1956年のミッレ・ミリアにこの#0626で出場し、総合4位を獲得した。輝かしいレーシングヒストリーを持ち、この価格は妥当だろう。

メルセデス・ベンツW196(1954)

ボンハムス 2960万ドル(約32億2000万円)2013年7月

メルセデスはW196を14台のみ製造した。現存する10台のうち6台をメルセデスが所有し、3台が博物館に所蔵されている。したがってこの#006/54は唯一個人所有されている個体だ。

フェラーリ335S(1957)

アートキュリアル 3571万1359ドル(38億8000万円)2016年2月

1957年に製造された#0674はピーター・コリンズとモーリス・トランティニアンによって1957年のセブリング12時間レースに出場した。その後ウォルフガング・フォン・トリップスがミッレミリアに出走。その後マイク・ホートーンがル・マン24時間に出場するなど、世界中で多数のレース経験を持つ。

フェラーリ250GTO(1962)

ボンハムス 3811万5000ドル(約41億5000万円)2014年8月

ほとんどのコレクターにとって究極の1台。250GTOはわずか39台しか生産されておらず、市場に出回ることは稀だ。したがってこの#3851GTは毎回信じられない金額で落札される。この個体は39年間にわたって同じ一家が所有してきた。

フェラーリ250GTO(1962)

RMサザビース 4840万5000ドル(約52億6000万円)2018年8月

2000年代のクラシックカーブームは去ったともいわれているが、クラシックフェラーリについては別だ。このクルマはカリフォルニアで開催されたRMサザビーズ・モントレー・オークションで史上最高額を記録した。

1962年に製造されたシャシー#3414は本来シリーズ1であるが1964年に非常に珍しいシリーズ2のコーチワークを与えられている。20以上のレースでの完走歴を持ち、複数のオーナーの手によって管理されてきた。

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