■140馬力超え「“軽”規格エンジン」搭載!
20年以上販売されるレースゲームシリーズ「グランツーリスモ」。2025年5月15日のアップデートでは、スズキの軽トラ「キャリイ」が実装され、話題を集めました。
【画像】超カッコイイ! ダイハツ「“軽規格超え”スポーツカー」を画像で見る(60枚)
そんな現実的なクルマがある一方、このゲームには世界中の自動車メーカーと協力し作成された架空のクルマ「ビジョン グランツーリスモ」が登場します。その中の1台が「コペン RJ ビジョン グランツーリスモ」です。
グランツーリスモは1997年に発売されたレーシングゲーム。プレイステーションという当時高性能だったゲームハードで、リアルな実車を操作できることから人気が爆発、20年以上続く人気タイトルになりました。誕生25周年となる2022年には、最新作「グランツーリスモ7」が登場しています。
直近では、2025年5月15日のアップデートで、スズキのベストセラーモデル「キャリイ」が登場。街中でよく見る軽トラックがレースに参戦しました。
その一方、グランツーリスモシリーズでは架空のレーシングカーである「ビジョン グランツーリスモ」シリーズも展開しています。その中でも、ダイハツ協力の元作られているのがコペン RJ ビジョン グランツーリスモです。
コペンは2002年に初代モデルが登場した、ダイハツの軽自動車規格のスポーツカー。ホンダ「S660」の生産終了以降は日本唯一の「軽自動車のオープンスポーツカー」となっています。
現行モデルは2014年に発売した2代目。ダイハツ独自開発の骨格構造「D-Frame」と可変バルブ機構付き3気筒ターボエンジンを採用した他、外観を変化できる脱着式ボディパネル方式「Dress-Formation」を備えています。
今回コペン RJのベースにもなったのはその2代目コペン。ただし、レーシングカーになったことで車体は大型化。軽自動車の範囲を超える、全長3542mm×全幅1534mm×全高1330mmというサイズになっています。
エクステリアには、大型のフロントアンダースポイラーやオーバーフェンダー、ディフューザーなどをそれぞれ追加装備。それらを見ていると、サイズ変更の要因がよくわかります。またフロントボンネットには大型のエアインテークも設けています。
リア部分には大型のリアウィングも装備、スポーティな印象を高めています。
パワートレインは排気量こそ軽規格の660ccのままですが、過給効率を向上させたエンジンを搭載。最大出力は149馬力、20.6kgf-mにまで引き上げています。駆動方式はFFです。
何よりすさまじいのが車体重量600キロという軽量さ。これにより、大排気量のスポーツカー相手でも十分に渡り合える性能を実現しているそうです。
公式サイトでは「1960年代には名車P-5を生み、モータースポーツでも大活躍したダイハツ。コペン RJ ビジョン グランツーリスモは、そんなダイハツの戦う遺伝子を受け継ぐ意欲作である」と述べられています。
現実で存在するコペンをベースにしていることもあり、リアリティーもあるデザインになっているコペン RJ。SNSでは「カッコイイ」「なんとまぁ」など、そのスタイルには賞賛の声が集まっていました。(鈴木伊玖馬)
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さも現実かのように書くって…