昨シーズンの初めにジェームズ・ボウルズがチーム代表に就任して以来、ウイリアムズが大いに必要としていた投資を行った結果、チームは2023年度に約8400万ポンド(約161億2300万円)の損失を計上した。ウイリアムズは上場企業であるため、毎年財務結果を発表する必要がある。巨額の損失は実質的に、ボウルズの影響力の下でチームをライバルと同等のレベルに引き上げる取り組みが始まったことを反映している。
この損失額は2022年度の1790万ポンド(約34億3800万円)から大幅に増加している。その理由のひとつは、2021年から翌22年に、ウイリアムズがコンストラクターズ選手権でランキング8位から10位に落ちたため、2023年に受け取る賞金が前シーズンよりも大幅に少なくなったことだ。さらに、スポンサー収入のわずかな減少により、収益は2022年度の1億4280万ポンド(約274億4000万円)から1億2700万ポンド(約244億円)に減少した。
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一方、チームの支出は2023年に5060万ポンド(約97億2600万円)に増加。これは、マシン開発や部品の生産といった多くの重要な分野において、ウイリアムズが他のF1チームと比べて大きく遅れていることにボウルズが懸念を抱いたことを受けて行われた、施設や技術、ハードウェアへの投資を反映している。
チームの財務報告書には次のように記されている。「2022年と比較して損失は増加しているが、これは予測および社の戦略と一致している。中長期的な成功を目指してレースと商業面の両方のパフォーマンスを推進するため、事業のあらゆる分野に投資を継続するということだ」
同報告書は、「2022年のコンストラクターズ選手権を10位で終えたことに伴う商業権収入の減少により、2023年の収益は低下した」と言及したが、「2023年のコース上のパフォーマンスの大幅な改善は、2020年以来インフラ、イノベーション、人材に対して行われている継続的な投資の結果だ」と指摘した。
そのため、財務報告書は結論として、「チームの長期目標は、世界をリードする技術と人材の育成への継続的な投資を通じて、グリッドの最前線に戻ることだ」と述べている。
昨年のコンストラクターズ選手権でランキング7位に終わった古豪は、今年は9位まで順位を落とすと思われていた。しかしアゼルバイジャンGPで素晴らしい成績を収めたチームはアルピーヌを上回り、RBとハースの両方を射程に入れた。
この結果を受け、チームはシーズン最後の6レースに向けて新しいパーツを導入しようと今もプッシュしている。ランキング6位と8位の賞金差は2500万ポンド(約48億円)を超えるため、2025年のウイリアムズの状況を大きく変える可能性があるためだ。
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