この記事をまとめると
■ドアが特殊なモデルたちを紹介
乗り降り楽チン……ってそれでいいのか!? まさかの「ドアがない」クルマ8選
■6枚もドアがあるモデルがメーカーから市販されていた
■ドアを開けた(?)まま走ることが可能だったモデルがBMWから販売されていた
乗り降りに欠かせないドアが特殊すぎるモデルたちを集めてみた
だいぶ前に読んだ忍者マンガで覚えているのが、訳あり忍者が「この腕ゆえに、忍びの道へ入った」と、胸から生えた3本めの腕を見せるシーン。あるいは、ひとつ目小僧の例を見るまでもなく、概念から外れるものに対して、ヒトは違和感を抱きがち。クルマでいえば、ドアの数がやけに多いとか、逆に少ないなんてモデルには好奇の目が向けられるこというまでもありません。こうした珍妙なドアをもったクルマ、じつはさほど少なくはないようです。
ドアが6枚あるのはなんのため:アウディA8L EXTENDED
ストレッチドリムジンは車体を延長させて、主に後席の居住性をリッチなものにカスタムするのがデフォルト。アウディA8Lエクステンデッドもまた、その名のとおり車体をこれでもかと延長し、後部座席をふたつから4つへと増やし、合計6名の乗車を可能としています。
だからといって、6枚のドアを装備するというのはどうしたことでしょう。一般的に、リムジンで真ん中の列は後方を向いて配置されることが多いのですが、このリムジンの真ん中列は前方を向いた2席を装備しています。VIPは最後席にふんぞり返りながら、前の列の部下、あるいは最前方の運転手にあれやこれやと指示を出すのでしょう。
となると、真ん中の列に座った部下は秘書とかボディガードだったりするわけで、乗り降りの際もご主人様よりいち早く動けなくてはなりません。そこで、アウディのデザイナーだかリムジンメーカーだか「じゃ、6枚がいんじゃね」てな次第かと。延長や開口部の増加による車体剛性の低下は「最高速度を制限する」ことで、かろうじて避けているようです。
が、それよりも世界のVIPのなかには「マシンガンもったやつが素早く降りられる」あるいは「弾よけのドアが少しでも多いほうがいい」と望む方が少なくないのかもしれません。
独創的すぎるとセールス面では不利に!?
ありそうでなかった目ウロコドア:トヨタ・ポルテ(初代)
ミニバンが普及したことで、いまでこそ電動スライドドアは珍しいものではなくなりましたが、2004年にデビューした初代ポルテの「電動スライド助手席ドア」は、筆者にとってカウンタックのドア的なインパクトがありました。なにしろ、小型車のドアは普通にヒンジでもって開くものと相場は決まっていたはずで、クルマのサイズのわりにやけに大きなドアがガバッと開く様子には新鮮な驚きがあったものです。
世の中的にユニバーサルデザインなるものが注目されはじめていましたから、トヨタが着目したのもわからないわけではありませんが、それにしてもこのドアは助手席を倒すことなく後部座席へもアプローチできるというスグレもの。こういうもの作らせたらトヨタの右に出るメーカーはありませんね。
プジョー1007は同じアイディアで、奇しくもポルテと同じ年に国内に導入されています。いずれも、開口部面積が大きいだけでなく、低床化や後部座席の足もとを広くとるなど、のちのミニバンが採用したアイディアの先駆けとなっているかと。もっとも、ポルテも1007もどういうわけか全席ともシートが小さめ(笑)。車内空間を少しでも広くしたい工夫かもしれませんが、実際に後席で心からくつろげるかというとダウト! こうした二律背反が、この手のクルマが続かなかった理由かもしれませんね。
ドア開けっぱなしでも走行OK:BMW Z1
1986年にBMWが発売した意欲的なオープンカー、Z1は超がつくほど個性的なクルマでした。とりわけ、ドアがスルスルと下降して、サイドスカットルに収納されてしまうという機構はそれまで誰も見たことがなかったはず。しかも、ドイツの法規ではドアを収納した状態での走行も認められたというぶっ飛びメカなわけです。
お察しの通り、この機構は故障しやすかったようで、BMWジャパンもだいぶ苦労したとのこと。都内の某ファクトリーは、職人技でもってこれを解決し、当時のZ1オーナーはもちろん、自動車業界から刮目されたというエピソードも(残念ながら、このファクトリーは廃業しています)。
ドアなしでの走行はさぞかしスリリングかと思いきや、シートを固定するフロアがかなり深い位置にあるため、恐怖を感じるほどではありません。昔のジェットコースター的な開放具合、といったらイメージしやすいでしょうか。とはいえ、BMWはどんな手のまわし方で、世界一厳しいといわれるドイツの安全基準をくぐり抜けたのでしょう(笑)。
ちなみに、Z1の外装はドアパネルを含めてほとんどが合成樹脂でファスナー留め。ということは、異なるカラーのパネルを使って手軽にイメージチェンジができちゃうのです。それどころか、樹脂パネルは一切の応力を担うものではないため、全部外して骨組みだけで走行することも可能だそう。
このスケルトンでの走行は、さすがにドイツ行政も認めていないようです。
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みんなのコメント
>「ドアがどこった?」
初めて聞く日本語で意味がわからなかった。
勉強不足ですいません。