輸入車 [2023.06.05 UP]
ジープ グランドチェロキーの歴史 名車が辿ったラグジュアリーSUVへの道程
ジープ グランドチェロキー|語り継がれる名車の系譜 vol.30|
【ジープ グランドチェロキー】ラグジュアリー路線に進化したアメリカンSUV
文●ユニット・コンパス 写真●メルセデス・ベンツ
※中古車参考価格はすべてグーネット2023年5月調べ。
※写真は一部本国仕様の場合があります。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2023年7月号の内容です)
現在、ジープブランドの最上位モデルとしてポジショニングされている高級SUVがグランドチェロキー。その歴史と特徴を解説。
道なき道を走るラグジュアリーSUV
あらゆる要望に応えるタフで上質なSUV
人間はわがままだ。最初は人を乗せて走るだけで満足していたのに、もっと速く、もっとたくさんの荷物や人を載せたいと、その要望は限りなく膨らんでいく。
国土の多くに不整地がある北米では、ほかの地域よりもオフローダーへの要望が高い。だから、どこにでも行けるジープは、まさにアメリカが望んでいるクルマそのものだ。すると今度は快適性がほしくなる。そこで1963年にラグジュアリーSUVの源流ともいえるワゴニアが誕生。ラングラーと二枚看板となって、ジープの名声を高めていくのに大きく貢献する。
ワゴニアは、クロカン4WDに快適性という性能を与えたが、乗用車が進化し、交通スピードが速くなってくると、もっと乗用車的に使えるジープが欲しいというニーズが、都市部を中心に高まっていく。
そうして1993年に登場したのが、初代チェロキーだった。ワゴニアよりコンパクトなサイズに、モノコック構造による快適な乗り心地を実現。走行中でも、オフロード走行モードとハイスピード走行モードを切り替えられる機能など、扱いやすさを高める工夫も盛り込んだ。
SUV的なコンセプトを30年も前に実現したチェロキーは、ジープの看板モデルに成長。現在では、ブランドにおける高級SUV的なモデルとして人気を集めている。
ジープ グランドチェロキーはこんなクルマ
ブランド最上位のモデルとして力強さとエレガンスさを融合したデザインを採用。現行モデルは、2列シート仕様、2列シート仕様のプラグインHV、そして3列シート仕様をラインアップする。
ジープブランドに期待される悪路走破性を確保しながら、高級乗用車のような上質さと快適性を両立させたのがグランドチェロキーの特徴。
クラスでも上位に入る装備類に加えて、仕上げもハイクオリティ。オフローダーの常識を超えるラグジュアリーな空間。
積載力のような使い勝手については定評があり、ゴルフバッグは横に搭載可能。3列シート仕様はミニバン的に使える。
[ジープ グランドチェロキーが名車になった理由]本格的なクロカン4WDが高級乗用車の洗練を身に着けた
ラングラーのメカニズムを乗用車に適応
1963年に登場したワゴニアは、現在のラグジュアリーSUVの元祖と言われている。それまで道具的な存在だったクロカン4WDに、乗用車のようなデザインと快適性を与えたのだ。この成功がグランドチェロキーに繋がっている。
軍用車からスタートし幅広いラインアップに成長したブランド
軍用車(ウィリス)からスタートしたジープの歴史。それから70年あまりの時を経た現代では、ジープブランドのラインアップは非常に幅広い。しかし、オフロードでの優れた走破性は、コア技術としてすべてに共通する。
クロカン4WDと乗用車を融合した稀有なキャラクター
1992年のデトロイトショーで公開された初代グランドチェロキー。ガラスを破って登場するという演出が、このクルマが備えたタフさをわかりやすく、インパクト抜群に伝えた。以来、30年にわたってクラスをリードし続ける。
乗用車ベースのSUVとは一線を画す悪路走破性
グランドチェロキーの強味は、乗用車とクロスカントリー車の融合にある。それはデザインやパッケージだけにとどまらない。写真のような本格的な不整地走行を可能とする。ジープブランドならではのキャラクターだ。
現行モデルは高級車に匹敵する装備と上質感
かつてのアメリカ車といえば、インテリアの素材やクオリティは欧州車にかなわない部分があった。しかしそれは過去の話。採用するアイテムはもちろん最先端だし、デザインや品質面でも、世界トップレベルを実現している。
電動化に対応し環境性能と使い勝手を高めたPHEVも登場
環境問題への対応も積極的だ。プラグインハイブリッドモデルを用意し、燃費性能は飛躍的に向上している。もちろん、それは走行性能にもプラスの要因となっており、アイドリングストップからの復帰や加速もスムーズ。
新車といま買いの中古車たち
ジープ グランドチェロキー
現行モデルは、3列シート仕様の「グランドチェロキー L」と2列シート仕様の「グランドチェロキー」の2モデル構成で全長も30cmほど異なる。欧州SUVとも勝負できる品質感が自慢。
新車価格:892万円~1189万円(22年~23年 4xeを除く)
ジープ グランドチェロキーの新車情報を見る
ジープ グランドチェロキー4XE
グランドチェロキーにて初めて登場したプラグインハイブリッド。2L直4ターボエンジンと8速ATの間にモーターを組み込むシステムは最長42kmのEV走行も可能とする(WLTCモード)。
新車価格:1037万円(22年~ 4xeのみ)
ジープ グランドチェロキー4XEの新車情報を見る
ジープ グランドチェロキー(WK型)
オンロード性能を飛躍的に向上させたのが、先代となる4代目グランドチェロキー。エンジンは3.6LV6で、グレードによりエアサスペンションも装備。中古車の台数も多く選びやすい。
中古車参考価格帯:120万円~730万円(11年~22年 全グレード)
ジープ グランドチェロキー(WH型)
ブランドのフラッグシップモデルらしく、パワフルな5.7LV8エンジンも搭載されていた3代目。ジープならではの、オフローダー的なイメージを色濃く残す。中古車は安いが台数が少ない。
中古車参考価格帯:70万円~200万円(05年~10年 全グレード)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
「タイヤの摩耗が早い」「買い取り価格は期待できない」EVにまつわる巷のウワサ6つの真実
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?