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マツダが2023年S耐参戦体制を発表。夏以降ST-Qにロードスターを投入、CNFの実証実験にチャレンジ

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マツダが2023年S耐参戦体制を発表。夏以降ST-Qにロードスターを投入、CNFの実証実験にチャレンジ

 2月22日、マツダはENEOSスーパー耐久シリーズ2023 Powered by Hankookへの参戦体制を発表した。今季も引き続きMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept、倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERの2台で参戦するが、新たに夏以降のST-Qにロードスターを投入し、実証実験にチャレンジすることが明らかになった。

『MAZDA SPIRIT RACING』の名で2021年第6戦岡山から、次世代バイオディーゼル燃料であるユーグレナ社のサステオを使ったMAZDA SPIRIT RACING Bio concept DEMIOを投入したマツダ。2022年には車両をマツダ2に変更し、第5戦もてぎからはロードスターを追加投入、さらに第7戦鈴鹿からはマツダ3を投入するなど、マツダのモータースポーツ活動がスーパー耐久を舞台に活動が進められてきた。

MAZDA SPIRIT RACING、2023年もスーパー耐久に挑む。バイオディーゼルに加え新たな取り組みも

 迎える2023年シーズンもスーパー耐久の活動継続は東京オートサロン2023ですでに発表されていたが、今回、詳細な体制が明らかになった。まずST-5では、2023年から「参加型モータースポーツの一層の盛り上げを図るため」に新たにふたつの『倶楽部MAZDA SPIRIT RACINGチャレンジプログラム』が始動する。

 そのひとつめは『バーチャルからリアルへの道』となり、バーチャルのeスポーツの世界からリアルモータースポーツを体験するという機会を提供するプログラム。ふたつめは『スーパー耐久レースへの道』で、マツダが協賛しているグラスルーツモータースポーツにて優秀な成績を収めたドライバーが、2023年のスーパー耐久にチャレンジするプログラムだ。

 そのため、今季のST-5に参戦する120号車『倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER』は、新時代モータースポーツ文化の担い手になってもらうことを狙い、スーパー耐久レースへの道で選ばれたドライバーのチャレンジ車両となる。

 120号車の“チャレンジプログラム選抜ドライバー”として選ばれたのは、上田純司、織田祥平、菊池崚斗、中島優太、本多栄一、箕輪卓也の6名。こちらに昨年も同車をドライブした杉野治彦と樋口紀行が加わり、檜井保孝がドライビングパフォーマンスダイレクターに就任する。なお、レース運営サポートは既報のとおりOVER DRIVE、監督は武地孝幸が務める。

 そして、開発の場として多くの自動車メーカーが集うST-Qには、55号車『MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept』が引き続き参戦。2023年シーズンはユーグレナ社から提供を受け、新たな製造方法による100%次世代バイオディーゼル燃料の『サステオ』を使用し、組成の異なる燃料での実証実験を行うことで、次世代バイオディーゼル燃料の普及の可能性を広げていく。

 55号車のドライバーとしては、プロレーシングドライバーから井尻薫と関豊、社内ドライバーから前田育男と寺川和紘が起用され、さらに第2戦富士SUPER TEC 24時間には阪口良平と堤優威という2名のプロドライバーも加わる予定だ。

 そして今回の発表では、ST-Qの55号車に加え、新たにロードスターを投入することも明らかになった。こちらについては「2023年の夏以降、ST-Qにマツダ・ロードスターで参戦し、ガソリン代替のカーボンニュートラル燃料の実証実験にもチャレンジします」となっており、詳細は不明だが、今後に向けて注目の活動になることは間違いないだろう。

マツダ 2023年スーパー耐久シリーズ参戦体制
ST-Q
MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept(55号車)
エンジン:ディーゼルエンジン『SKYACTIV-D』
総排気量(L):2.188
使用燃料:次世代バイオディーゼル『サステオ』
チーム名:MAZDA SPIRIT RACING
レース運営サポート:HM RACERS(広島マツダ)
監督:木田努
ドライバー:井尻薫、関豊(以上、プロレーシングドライバー)、前田育男、寺川和紘(以上、社内ドライバー)、阪口良平、堤優威(以上、プロレーシングドライバー:第2戦 富士SUPER TEC 24時間レースのみ参戦)

ST-5
倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER(120号車)
エンジン:ガソリンエンジン『SKYACTIV-G』
総排気量(L):1.496
使用燃料:ガソリン
チーム名:倶楽部MAZDA SPIRIT RACING
レース運営サポート:OVER DRIVE
監督:武地孝幸(OVER DRIVE)
ドライビングパフォーマンスダイレクター:檜井保孝(プロレーシングドライバー)
ドライバー:上田純司、織田祥平、菊池崚斗、中島優太、本多栄一、箕輪卓也(以上、チャレンジプログラム選抜ドライバー)、杉野治彦、樋口紀行

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みんなのコメント

2件
  • トヨタにケツ蹴られて、レースをやっているようでは長く続かないよね。
  • 前田育生って、マツダの経営者がペーペーを差し置いてシャシャリ出て来てるのが笑う。

    経営者が道楽するのに会社の金使うなよ。
    私費でやれ、経営なら。
    ヨタみたいに儲かってないだろ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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