現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【今期もマツダは絶好調】 マツダの第1四半期売上高は過去最高を記録 対前年で増収増益を達成

ここから本文です

【今期もマツダは絶好調】 マツダの第1四半期売上高は過去最高を記録 対前年で増収増益を達成

掲載 10
【今期もマツダは絶好調】 マツダの第1四半期売上高は過去最高を記録 対前年で増収増益を達成

好調な北米市場

マツダから8月7日に今期第1四半期のリザルトが発表された。

【画像】投入予定のモデルと現行ラインナップをみる 全84枚

販売数は前年同期と変わりはなかったが、連結売上高は対前年11%増で第1四半期として過去最高を記録し、営業利益も対前年68%増と好調ぶりをみせた。まずは販売台数から見てゆく。

2022年に始まったマツダの「ラージ商品群」は、環境負荷低減と顧客の上級志向を満たす内容を備える収益性の高い大型SUVを指す。第1弾としてCX-60、続いてCX-90、CX-70、CX-80の合計4車種が展開され、その効果が北米市場での販売台数に現れている。

グローバルの販売台数は、前年と同水準となる30万9千台に留まった。日本市場はCX-8の販売終了やCX-60の新車効果が弱まり、新型への過渡期となったため、販売台数は対前年で-31%となる2万9000台に減少している。

一方で北米市場はラージ商品群が好調で、第1四半期として過去最高となる14万6000台の販売台数を記録。さらに第1四半期として過去最高のシェアを達成する好調なセールスを見せた。

この結果は昨年7月に2直操業を開始した米国アラバマ工場と、メキシコ工場の稼働が改善され、北米市場で過去最大となる販売台数の記録に貢献した。

このほか欧州市場も好調で、対前年12%増となる4万9000台を記録した。一方で急速に電動化が進む中国市場では、内燃エンジン搭載車の競争激化により対前年-9%の1万8000台に留まった。

ASEANを含むその他の市場では、ベトナムが対前年+16%と好調だったが、マレーシアが-18%、タイは-50%と減少し、全体で対前年-10%となる6万7000台だった。

過去最高の収益を記録

第1四半期の連結売上高は対前年11%増となる1兆2056億円で、第1四半期として過去最高の記録を打ち立てた。営業利益は対前年68%増の504億円で、親会社株主に帰属する当期純利益は対前年34%増の498億円となる。

ラージ商品などを中心とした連結出荷台数の増加が収益改善に寄与し、33億円の増益を実現する要因となった。

販売奨励金の増加により351億円のマイナスだったが、円安で為替レートが18%上がり439億円の増益となった。これにより最終結果は好転し、対前年で増収増益を達成した。

このほか、原材料、物流費、鉄鋼などの材料の上昇に加え、調達部品のエネルギーコストや人件費の増加などにより78億円の減益要因となった。しかしコスト改善で38億円増益、固定費他で123億円の増益を果たしたことが好結果に貢献した。

今年度の展望は

決算報告の場で、今期のニューモデルの展開と投入について述べられた。

北米市場では、CX-70に加え2024年後半にはCX-50ハイブリッドモデルを導入し、北米市場として初の年間60万台の販売を目指すという。このほか日本市場と欧州市場に今季CX-80を導入し、ラージ商品全4車種がグローバルで揃うことになる。

ラージ商品は前年の約2倍となる約20万台を販売する見通しで、今期はグローバルで140万台の販売を予定している。

決算説明会ではSUVの「ラージ商品群」のみが紹介されたが、マツダはこのほかクルマ好きに向けたロードスターの存在を忘れてはならない。

1989年のデビュー以来世界中で支持され、2人乗り小型オープン・スポーツカーとして異例となる120万台以上が生産された。

ロードスターは現行のND系で4代目となる。現在も熟成を続け、2024年1月からのマイナーチェンジ版では、走りを楽しむクルマだけに、アシンメトリックLSDやDSCトラックといった走行安定性を高める装備が追加されたのは、ロードスターを育ててきたマツダならではの改良だ。

マツダはファンに向けた「マツダ・ファン・フェスタ」を以前から開催しており、2024年は4月の菅生に続き10月に富士スピードウェイ、11月は岡山で開かれる。ファンを楽しませるイベントを用意するところに、マツダのクルマ造りに対する愛情が感じられる。こうした地道な心配りがブランドを躍進させる要因といえよう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
【特集】レッドブルの非情なドライバー育成……しかし彼ら以上にドライバー育成に注力してきた存在はゼロ
motorsport.com 日本版
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
前の車との「車間距離」めちゃ大事! でも運転中「どうやって」測る!? 「高速」や「一般道」で適切な車間を取る方法とは
くるまのニュース
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
まるでリアルRPG!? 目指せ鈴鹿8耐優勝! レーシングライダー石塚健が新チーム立ち上げを発表
バイクのニュース
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
デジタル装備が進化、走行性能もアップ!フリークも納得した新型「ゴルフ8.5 GTI」の高い実力
@DIME
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
【MotoGP】ホンダは思ったより大丈夫? アプリリアから加入のアルベシアーノ「革命は必要ない」
motorsport.com 日本版
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
「これが普段使い!?」メルセデスAMG A35が“異次元”サウンドマシンに進化 Pro Shop インストール・レビュー by レジェーラ 後編
レスポンス
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
スーパーフォーミュラの改革は話題づくりだけじゃない。さらなる発展に不可欠な“制度整備”……ハンドボールリーグ元事務局長が荒地を耕す
motorsport.com 日本版
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
スバル新型「S210」登場! 計算された“300馬力”の意図は? めちゃ速いのに室内が超快適なワケとは? 「“スゴい”スポーツセダン」についてSTI本部長に聞いてみた!
くるまのニュース
 今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
今や“シールドあり”が主流!? 「オフロードヘルメット」とは?
バイクのニュース
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
タナク、2.5秒差の3番手から虎視眈々「明日を楽しみにしている」/WRCスウェーデン デイ2コメント
AUTOSPORT web
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
ランチア「ストラトス」やアウディ「クワトロ」など貴重なラリーカーが富士を逆走!「トヨタ7」のエンジンにも火が入りました
Auto Messe Web
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
Genbの『ハイエース』用ブレーキパッドが進化、同乗者や積載物にも優しい自然なフィーリング実現
レスポンス
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい!」
motorsport.com 日本版
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
インテグラなのにおっさんセダン! マークXなのにFF!! 名前は「名車」中身は「迷車」なクルマ4選 
WEB CARTOP
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
路面電車にも「スピード違反」はあるのか 最高速度制限の法律と運用どうなっている?
乗りものニュース
わずか全長4m! マツダ「ベリーサ」に反響多数!「まさに小さな高級車」「エンジンが良く回って楽しい!」 コンパクトカーに“豪華内装”実現した「プレミアムハッチ」は今注目の1台!
わずか全長4m! マツダ「ベリーサ」に反響多数!「まさに小さな高級車」「エンジンが良く回って楽しい!」 コンパクトカーに“豪華内装”実現した「プレミアムハッチ」は今注目の1台!
くるまのニュース
死亡リスク大!! 楽しいバイクライフに潜む事故の原因とは?
死亡リスク大!! 楽しいバイクライフに潜む事故の原因とは?
バイクのニュース
F1日本GPアンバサダー、市川團十郎親子が鈴鹿サーキットに見参! レースの世界を満喫……スポーツ走行のエンジン音にも興奮「すごい緊張感」
F1日本GPアンバサダー、市川團十郎親子が鈴鹿サーキットに見参! レースの世界を満喫……スポーツ走行のエンジン音にも興奮「すごい緊張感」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

10件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村