レッドブルF1は、長年在籍していたスポーティングディレクターのジョナサン・ウィートリーの離脱が迫るなか、彼の職務を複数の人物で分担して引き継ぐことを明らかにした。
ベテランのイギリス人であるウィートリーは、来年はザウバー/アウディに移籍し、チーム代表に就任する予定だ。ウィートリーの契約は来年6月末まで残っているが、彼は2024年のF1世界選手権の終わりに現在のポジションを離れる。その後彼がヒンウィルへ移籍する時期は、アウディがレッドブル・レーシングとどのように交渉できるかによって決まる。
ウィートリーのアウディ移籍は“損失”とマルコ。一方で厳しい仕事を望む姿勢も理解「彼はチャンスを求めた」
ウィートリーの長年にわたる経歴とチームへの貢献を考えると、来年初めにはリリースされると予想するのが妥当だろうが、彼とクリスチャン・ホーナー代表の関係は今年初めにかなり張り詰めたものになった。ホーナーは、女性従業員に対して不適切行為を行ったとの告発を受けて非難を浴びていたが、ウィートリーはホーナーの仕事を引き継ぐ準備ができていると表明したのだ。そのためホーナーは、ウィートリーには忠誠心が欠けていたと受け止めているかもしれず、その報復として彼のアウディ移籍を遅らせたいと考えているかもしれない。
レッドブルがすでに発表しているのは、ウィートリーの直接の後任を任命する代わりに、彼の現在の職務を複数の人物に分割することを選択したということだ。このことは水曜日ファクトリーで行われたブリーフィングで発表され、マックス・フェルスタッペンのレースエンジニアを長年務めるジャンピエロ・ランビアーゼが、現在の役職を保持しつつ、レッドブルF1チームのグランプリ運営全体を監督する新設のレーシング責任者に昇進することとなった。
この昇進は数週間前に発表されていた。ホーナーはイタリアGPの週末にこの話をするなかで、ランビアーゼについて「私は彼に大きな敬意を抱いている。彼は現実主義者で、正直な人物だ。そして2015年にレースエンジニアとして参加して以来、我々のチームの重要な一員であり続けている」と評価し、「GP(ランビアーゼの愛称)は素晴らしい仕事をしてきた。彼はその役割に適任であり、当面の間、そして間違いなく2025年にはマックスのマシンのエンジニアとして残るだろう」と述べた。
ウィートリーはFIAとの関係に非常に積極的であったため、レッドブルは新たなスポーツレギュレーション部門の責任者を専任で任命することを決定し、元戦略責任者のスティーブン・ノウルズをこの新しい役職に昇進させた。その他の変更としては、現在自動車工学部門の責任者を務めるリチャード・ウォルバーソンが、レースオペレーション部門の責任者に就任する。また、ベテランのジェラード・オライリーは輸送業務の責任者として残りつつ、チームの物流も全面的に管理し、コスト制限時代の成功に不可欠なチームの効率性向上に貢献することになる。
これらの人事ついてコメントするなかでクリスチャン・ホーナーは、「今後の課題を考慮し、チーム体制を変更する決断をした。これらの人事は、いくつかの重要な分野で我々の能力を高めることに貢献し、最終的にはチームの競争力を増大することになると信じている」と述べている。
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