近年、世界各国で問題になっているプラスチック製ストロー。大手の飲食店を中心にプラスチック製ストローの廃止の動きが活発になりつつある。それでも、ストローが必要な飲料はある。そこで注目されているのが、生分解性プラスチックだ。
BioPBSは、三菱ケミカルが開発、基本特許を有し、三菱ケミカルとタイPTT Global Chemical社が折半出資するPTT MCC Biochem Company Limited(本社:タイ王国バンコク市)が製造する植物由来の生分解性プラスチックで、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、自然環境への負担が少ないという特徴を有している。
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三菱ケミカルの生分解性プラスチック「BioPBS」を用いたストローが、京浜急行電鉄及びそのグループ会社が運営する施設において、今年4月1日より使用される。BioPBS用いたストローが実店舗で使用されるのは、日本で初めてだ。
京急電鉄は、神奈川県とSDGs推進に向けた連携協定を締結しており、神奈川県が推進している「かながわプラごみゼロ宣言」に県内事業所を持つ京急グループ全社で賛同し、エコバック配布によるプラスチックごみ削減などの活動に積極的に取り組んでいる。今回、京急グループ各社が運営する飲食店や百貨店、ストア業、ホテル等の13社68施設において年間約16万本使用するストローを、BioPBSを用いたストローに切り替えることで、さらなるプラスチックごみの削減を図る。
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