さらに迫力を増した“Sugomi”デザインを採用
カワサキの“ハイパフォーマンスネイキッド”「Z」シリーズのフラッグシップモデルであった「Z1000」が、モデルチェンジを受けて排気量アップ。「Z1100」として新たに登場しました。日本での発売は2026年2月の予定です。
【画像】「えっ!…」カワサキ「Z」シリーズのフラッグシップが進化! これが新しい「Z1100 SE」です(20枚)
今回、ストリートファイター的なデザインを採用した新型「Z1100」の上級グレード「Z1100 SE」の実車をチェックすることができました。どんな魅力を備えているのでしょう?
従来モデルである「Z1000」は、アグレッシブなデザインを採用したスポーツネイキッドとして2003年に登場。欧州で人気の“ストリートファイター”カテゴリーを確立する立役者となりました。
2014年に登場した4代目モデルからは、カワサキが“Sugomi”と呼ぶデザインコンセプトを採用。獲物を射抜くような鋭い眼差しを連想させる2眼タイプのLEDライトを装備し、さらにアグレッシブさを強めました。
今回発表された新型「Z1100」も、そのコンセプトを継承。デザインテーマは「獲物をねらい、身をかがめ、跳びかかる捕食者のような気迫」で、有機的な曲線を描くガソリンタンクやアルミフレームのシルエット、小さく跳ね上がったテールのデザインに迫力を感じます。
「Z1000」との見た目における最大の違いは、マフラーが左右の2本出し(排気口は4つありました)から右側1本出しへと改められたこと。好みは分かれるかもしれませんが軽量化には貢献しているようで、排気量をアップさせながら車両重量は221kg(海外モデル)と変わっていません。
日本では、ネイキッドバイクというと丸型ライトのレトロ風デザインをイメージする人が多いですが、欧州では「Z1100」のようなストリートファイター的デザインのハイパフォーマンスモデルが人気。「Z1100」は運動性能も高く、サーキット向けのモデルとは異なるスポーツ性を有しています。
高度な電子制御でストリートでの扱いやすさが向上
エンジンの排気量は、先代モデルである「Z1000」の1043ccから「Z1100」では1098.9ccへと拡大。ユーロ5+の排ガス規制に対応しながら、海外仕様は最高出力136psを発生します。
この排気量アップはストロークアップによって実現しているため、特にストリートで多用する低中回転域でのレスポンスとトルク感が向上しているといいます。
ストリートでの扱いやすさという点では、電子制御スロットルの採用や車体姿勢をセンシングするICUの搭載など、電子制御デバイスが一気に充実したことにも注目です。
先代の「Z1000」は電子制御をほとんど搭載していないことが特徴のひとつでしたが、新型「Z1100」ではトラクションコントロールやABSが車体姿勢に応じてマネージメントされるようになるなど、高度な電子制御が導入されています。
ショーワ製のSFF-BPフロントフォークや、スイングアーム上方に水平に近い角度で配置されたリアショックなどは従来と同じ。今回、実車をチェックした「Z1000 SE」には、オーリンズ製のS46リアショックが装備されています。
フロントブレーキは、ラジアルマウントのモノブロックキャリパーとラジアルポンプのマスターシリンダーという組み合わせ。上級グレード「Z1000 SE」では、ブレンボ製キャリパーとメッシュホースが組み合わされています。
* * *
気になる価格(消費税込)は、ベースモデルである「Z1100」が158万4000円で、上級グレードの「Z1100 SE」が176万円。
アグレッシブなデザインのネイキッドバイクに乗りたい人や、ネイキッドでも優れた運動性能を持つモデルに乗りたいライダーにとって、注目の1台といえるでしょう。(増谷茂樹)
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みんなのコメント
インパネ上にAI(姿勢指示器)を表示させたりするところが
T-4、C-2やP-1、BK117等の航空機を製造している川崎重工らしさを感じさせる。
単なるギミックかもしれないが、バイク乗りには飛行機好きも多いので
その筋にはササるものがあるだろう。
「トップガン」=「GPZ900R」という例もあることだし。