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運転しやすくて疲れにくい!大きくて重いボディーを緻密に制御するトヨタの新型「ランドクルーザー」

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運転しやすくて疲れにくい!大きくて重いボディーを緻密に制御するトヨタの新型「ランドクルーザー」

日本を代表する大型SUVは、なぜ世界中で支持されるのか。その秘密を探るため、最新モデルを試乗した。

 最近ではSUVという言葉がすっかり定着し、人気カテゴリーになった自動車市場。今回紹介する2車はSUVが、クロスカントリー4WD(通称クロカン)と呼ばれていた時代から存在する名車だ。

インテリア、エクステリア、プラットフォーム、パワートレーン、すべてを大幅に刷新したルノー「ルーテシア」の個性

 トヨタ『ランドクルーザー』は、1951年に初代が誕生。強力なエンジンを搭載し信頼性、耐久性、悪路走破性を備えた4輪駆動車として世界中に輸出されており、特に中東やアフリカでの人気が高い。そのせいか国内で最も盗難されているという不名誉な記録もある。

 新型は今年8月にデビューした。新開発のラダーフレームに新しいプラットフォームを組み合わせ、ボンネット、ルーフ、ドアにアルミを採用するなど軽量化にも注力。そのほかサスペンションや駆動系にも新しい技術を注入した。

 ボディーの形状は1タイプだが、乗車定員は5人乗りと7人乗りを設定。パワーユニットはV型6気筒ツインターボで3.5Lのガソリンエンジンと3.3Lのディーゼルを新たに投入。フルタイム4WDに10速ATを組み合わせた。

 グレードは標準仕様のほかにオフロードラリーからフィードバックしたチューンを施した「GRスポーツ」も用意されている。

運転しやすく疲れにくい新世代の4WD

トヨタ『ランドクルーザー』

Specification
■全長×全幅×全高:4985×1980×1925mm
■ホイールベース:2850mm
■車両重量:2550kg
■排気量:3345cc
■エンジン型式:V型6気筒DOHCディーゼルターボ
■最高出力:309PS/4000rpm
■最大トルク:700Nm/1600~2600rpm
■変速機:10速AT
■燃費:9.7km/L(WLTCモード)
■車両本体価格:760万円
※「ZX」

幅のあるメッキグリルに細長いヘッドランプは最新のデザイン。ワイド感があり迫力もある。ボンネットは中央部分が窪んでいる。「GRスポーツ」はメッシュのグリルでブラック一色。

サイドビューは先代からのキープコンセプト。ディーゼル車は「ZX」と「GR」の2グレードで5人乗りのみ。ガソリン車は5人乗りの「GX」以外は全グレードで3列シートの7人乗り。

スタイリッシュなワゴンボディー。リアゲートは下から大きく開き、開口部は路面から約820mmとやや高め。全高は1925mmで『ディフェンダー』より45mm低い。後方から見ても迫力がある。

大きくて重い車体を緻密に制御する先進テクノロジーに注目

エンジンルーム

V6の3.3Lディーゼルはツインターボで309PS/700Nmを発生。10速ATと組み合わされる。発進時の唸り音はあるが常用域の静粛性は高い。

運転席と各種装備

ダッシュボードは少し高い。中央の液晶パネルは12.3インチのタッチディスプレイ。「GX」を除きオプションで装着できる。

シートスペース

ボディーカラーは6色あるが室内のシートはベージュと黒/赤の2パターン。2列目シートの背もたれはリクライニングする。

ラゲージスペース

5人乗りの2列目シートは背もたれが可倒するが荷室とは約230mmの段差がある。さらにWフォールドで前方に立ち上げることも可能。

【 ココがポイント!】操作系スイッチは1か所に集約されていて扱いやすい

センターコンソールの前方には10速ATのシフトレバーのほか、マルチテレインセレクト用のダイヤルやセンターデフのトルク配分用のスイッチが配されており、使い勝手もいい。

【 ココがポイント!】盗難対策で指紋認証システムのスタートスイッチを装備

盗難対策で指紋認証スタートスイッチをトヨタ車として初めて採用。ユーザーはスマートキーを指紋センサーにタッチすると、車両側が認証しエンジンの始動ができる。

オフローダーとしての造り込みはさすがともいうべき『ディフェンダー』

[運転性能]ロールの大きさと上下動の大きさはノーマルモードでも気になる。ツインターボディーゼルはトルクフル。17点

[居住性]2列目シートのスライドはないが広さは十分。3列目シートも試したが電動で操作可能。身長165cmでも座れる。18点

[装備の充実度]オフロードでは6モードのセレクトがあり、車体周囲はマルチモニターで確認できる。先進安全機能は最新の装備。19点

[デザイン]ノーマル仕様もGR仕様も印象的なフロントグリルが目立つ迫力のデザイン。室内もベージュの色調で上級感を演出。18点

[爽快感]3.3Lディーゼルも3.5Lガソリンもツインターボのパワーはあまり感じられない。「GRスポーツ」版に期待したい。18点

[評価点数]90点

取材・文/石川真禧照

※本記事内に記載されている商品やサービスの価格は2021年10月31日時点のもので変更になる場合があります。ご了承ください。

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みんなのコメント

42件
  • こんな高価な車で悪路走行なんてさせられない・・
  • 2、3年待たないと手に入らない車紹介してもしょうがないと思いますが。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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