■ミニアルファード!? 極上2列目仕様がスゴイ
2022年1月13日にフルモデルチェンジを経てデビューしたトヨタ新型「ノア」と新型「ヴォクシー」。
エクステリアやインテリアの変化はもちろん、安全機能や快適機能も先代に比べて進化しており、いま話題のモデルとなっています。
とくに2列目シートの快適性に関しては、同じトヨタのミニバン「アルファード」並みという声も出ているようです。
では、両車の装備にはどれほどの違いがあるのでしょうか。
【画像】キャプテンシートは快適! アルファードとノア/ヴォクシーを写真で比べる!(70枚)
新型ノア/ヴォクシーには、「X」「G」「Z」を中心に豊富なグレードがラインナップされており、パワートレインや駆動方式、乗員人数によって細かくグレードが分かれています。
乗車人数は7人乗り/8人乗りを選択することができ、7人乗り仕様では2列目が各座席が独立したキャプテンシート、8人乗り仕様ではベンチシートとなっています。
さらに、8人乗り仕様ではオプションの「ユーティリティパッケージ」を選択することで、ベンチシートを3人掛けから2人掛け(車両右側に寄せて配置)のものに変更することができ、3列目シートへのアクセスをしやすくすることも可能です。
このように幅広いニーズに対応する新型ノア/ヴォクシーの2列目シートは、さまざまな快適装備が付いていることも話題となっており、SNSで多数のコメントが見られます。
SNSでとくに多く見られるのが「オットマンにシートヒーター…2列目が快適すぎるので運転は極力したくない(笑)」、「オットマンが最高にリラックスできる」といった、シートヒーターやオットマンについての声です。
新型ノア/ヴォクシーの2列目シートには、同モデルで初めてシートヒーターやオットマンが搭載され、「S-Z」「Z」のグレードにメーカーオプションとして搭載することができるもの(オットマンは2WD車のみ)となっています。
シートヒーターはその名の通り、シートの座面を温められる機能で、オットマンは足を伸ばせるフットレストとなっています。
さらに、新型ノア/ヴォクシーの2列目シートには、キャプテンシートで最大745mm、ベンチシートで最大705mmまでスライドできる「ストレート超ロングスライド/超ロングスライド」が搭載されており、足元のスペースにゆとりがあるのも魅力のひとつです。
このロングスライドとオットマンを組み合わせて使用することで、室内空間をより快適に過ごすことができそうです。
また、ロングスライドの活用は単に足元のスペースを拡大するだけでなく、キャプテンシートの場合では、左右の座席を互い違いに配置することで、3列目の乗員ともコミュニケーションがとりやすく、車内に一体感が生まれる効果が期待できます。
SNSでは、ほかにも「ゆったりリクライニングができるのがありがたい」、「サイドテーブルが前席のシート裏ではなく、2列目のシート横にあるのでスライド位置に関係なく手が届いて便利」、「サイドテーブルにUSB端子ついてるからスマホの充電がしやすくて嬉しい」といった声が見られます。
こうした2列目シートの快適装備は、新型ノア/ヴォクシーの購入の決め手として挙げている人も多く見られ、多くのユーザーの購買意欲を掻き立てたポイントともいえそうです。
■その快適さは高級ミニバン「アルファード」並み?
このように、室内空間の快適装備が話題となっている新型ノア/ヴォクシーですが、シートヒーターやオットマンが搭載されているトヨタの現行ミニバンといえばアルファードが挙げられます。
アルファードは同ブランドを代表する高級ミニバンのひとつで、その室内は居住性が追求された空間として人気を集め、自家用車としてはもちろん、ハイヤーとしても使われています。
SNSを見てみると「ノア/ヴォクシーの2列目が高級路線だし、アルファード/ヴェルファイアじゃなくて良いかも」「シートヒーターってもはやアルファード並み」との意見も挙げられており、両車の2列目シートの快適装備を比較する声も見られます。
では、新型ノア/ヴォクシーとアルファードの快適装備には、どのような違いが見られるのでしょうか。
アルファードの7人乗り仕様には「リラックスキャプテンシート」「エグゼクティブパワーシート」「エグゼクティブラウンジシート」の3つのキャプテンシートが展開されており、エグゼクティブラウンジシートは最上級グレード「エグゼクティブラウンジ」にのみ搭載されているシートです。
続くエグゼクティブパワーシートは、ハイブリッド車では、「G“F”」と「SR“C”」、ガソリン車では「GF」「SC」「S“C”」に標準装備。リラックスキャプテンシートは、ハイブリッド車では「X」、ガソリン車では「S」に標準装備となっています。
新型ノア/ヴォクシーのキャプテンシートともっとも近しい仕様は、リラックスキャプテンシートで、オットマンや跳ね上げ式のサイドテーブルが搭載されているうえに、アームレストの形状も似ているものが採用されています。
一方で、アルファードは新型ノア/ヴォクシーに比べてボディサイズが大きいぶん、シートのスライド可動域は最大830mmです。
しかし、リラックスキャプテンシートには、シートヒーターが搭載されておらず、ヒートヒーターはエグゼクティブラウンジシートのみ使用可能となっています。
なお、USBのポートは2列目シートに搭載されていませんが、アクセサリーコンセントがシートの下部に設置されるようになっています。
※ ※ ※
ちなみに、ハイブリッド車・7人乗りという条件で、2列目キャプテンシートにシートヒーターやオットマンを搭載(オプション込)にすると、新型ノア(Zグレード)と新型ヴォクシー(S-Zグレード)は約400万円、アルファードは約780万円ほどとなります。
つまり、2列目シートのオットマンやシートヒーター、スマートフォンの充電に使用できる電源の設置を絶対条件とすると、新型ノア/ヴォクシーとアルファードでは約320万円の価格差となるようです。
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