現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > VIP仕様のオバフェン極悪ロールス・ロイス! 40ミリローダウンのツライチ具合とは?

ここから本文です

VIP仕様のオバフェン極悪ロールス・ロイス! 40ミリローダウンのツライチ具合とは?

掲載 更新 8
VIP仕様のオバフェン極悪ロールス・ロイス! 40ミリローダウンのツライチ具合とは?

■シュトロゼックがデザインしたロールス・ロイス

 ドイツのノビテック・グループのロールス・ロイス・チューナー、SPOFEC(スポーフェック)から、魅力的なニューモデルが誕生した。ちなみにスポーフェックとは、ロールス・ロイス車のノーズに掲げられる「Spirit of Ecstasy」を「SPOFEC」と略したブランド名で、したがってここからはロールス・ロイスをベースとしたモデル以外が誕生することはない。

オーラが凄まじい! 3000万円の「トムス センチュリー」 誰もが二度見する存在感

 今回発表されたモデルは、ロールス・ロイスによれば、スーパー・ラグジュアリーの頂点を極めた2ドアモデルの「ブラックバッジ・レイス」である。

 そのフィニッシュは、車名が物語るとおり、この上なく威厳に溢れた存在として、世界のスーパーリッチから支持されている。スポーフェックのコンセプトは、ここからさらにカスタマーが満足するエクステリアとインテリア、そしてより強力なパワーを得るためのOverdose(オーバードース)によって、ひたすら至上のものを求めたロールス・ロイスの作品に、さらなる付加価値を与えようというのだ。

ちなみにスポーフェックでは、パワーアップのプログラム名として「オーバードース」という単語を用いているが、本来は薬物の過剰摂取などを意味する言葉である。

 それでは、スポーフェックが手がける3台限定のブラックバッジ・レイスのエクステリアのフィニッシュから見ていこう。

 もっとも特徴的なのは22インチ径のSPOFEC SP2鍛造ホイールを収めるために滑らかに、そして美しくボリュームアップされた前後フェンダーである。これはかのビットリオ・シュトロゼックのデザインによるものだ。

 フロントフェンダーの後方に確認できるスリットや、リアフェンダーの独特なワイドなデザインは、これまでもシュトロゼックの作品で多数見られたものだが、さすがにそのベースがロールス・ロイスとなると別格である。リアフェンダーの独創的なデザインは非常に印象的だ。

■オバフェン仕様になったロールス・ロイスとは

 リアフェンダー部では全幅が2080mmにも達し、これはノーマルのブラックバッジ・レイスを130mmも上回る数値である。このフェンダーにツライチにセットされるタイヤのサイズは295/30ZR22だ。

 ホイールはアメリカのVossenが設計と製造を担当しており、ボディ色に合せてボルトまでブラック塗装が施されている。Vossenのホイールをコンプリートカーに採用するのは、近年のノビテック・グループでは定番ともいえるコラボレーションだ。

 一方のフロントフェンダー部での全幅はノーマルよりも70mm広く、タイヤは265/35ZR22サイズとなる。したがって前後フェンダーをつなぐロッカーパネルや前後のバンパーなどは、当然ながら完全なスポーフェックのオリジナルである。

 フロントに搭載される6.6リッターV型12気筒ツインターボエンジンは、スポーフェックのオーバードース・キットのほかに、特別なマッピングで燃料の噴射と点火を変更、ターボの過給圧を高めるECU、さらにエグゾーストシステムの改良などで、最高出力が632psから717psにまでアップした。

 ピークトルクの986Nmにはわずか1800rpmで達し、0-100km/h加速は4.2秒、最高速はリミッターにより250km/hで制御されている。

 さらにスフォーテックのシャシエンジニアは、このモデルのためにプロダクションエアサスペンション用の特別な制御モジュールを開発。車高は140km/hまで40mm低下させることが可能だが、それ以上の速度に達するとノーマルの設定値に戻るという。

 最初に触れたとおり、世界でわずか3名のみが入手することができるオーバードース仕様のロールス・ロイス・ブラックバッジ・レイス。そのキャビンからは、いったいどんな景色が広がっているのだろうか。

こんな記事も読まれています

昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
昭和世代じゃなくてもグッとくる!?  ちょい[イケてるクルマ]にまつわる言葉8選
ベストカーWeb
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
ベストカーWeb
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
なぜ「SLS AMG」は比類なきスポーツカーだったのか? メルセデス・ベンツとAMGが注いだコスト度外視の革新的技術とは
Auto Messe Web
MotoGPスペインGPプラクティス|王者バニャイヤ、レコード更新し初日最速。マルク・マルケス3番手
MotoGPスペインGPプラクティス|王者バニャイヤ、レコード更新し初日最速。マルク・マルケス3番手
motorsport.com 日本版
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
トヨタ・ランドクルーザーの中核モデル「250」シリーズが発売。特別仕様車のZX“First Edition”とVX“First Edition”も設定
カー・アンド・ドライバー
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
ボルボ「XC40」仕様変更&プレミアムな装備を採用した特別限定車を発売
グーネット
日産 新エネルギー車のコンセプトカー4車種をお披露目 北京モーターショー【動画あり】
日産 新エネルギー車のコンセプトカー4車種をお披露目 北京モーターショー【動画あり】
グーネット
ホンダ 新EVシリーズ第2弾 新型「e:NP2」「e:NS2」発表 北京モーターショー
ホンダ 新EVシリーズ第2弾 新型「e:NP2」「e:NS2」発表 北京モーターショー
グーネット
エンジン版と共有部品ナシ! ポルシェ・マカン・エレクトリックへ試乗 ちゃんと「らしい」 航続500km以上
エンジン版と共有部品ナシ! ポルシェ・マカン・エレクトリックへ試乗 ちゃんと「らしい」 航続500km以上
AUTOCAR JAPAN
3時間で争われるスーパーGT第2戦富士の持ち込みタイヤ数と義務ピット回数が発表。モラルハザードは1名が適用
3時間で争われるスーパーGT第2戦富士の持ち込みタイヤ数と義務ピット回数が発表。モラルハザードは1名が適用
AUTOSPORT web
F1、2025年に向けてポイントシステム変更を検討。12位まで対象を拡大か
F1、2025年に向けてポイントシステム変更を検討。12位まで対象を拡大か
AUTOSPORT web
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
くるまのニュース
急拡大! BYDの高級車ブランド「方程豹」 無骨SUV&華麗スポーツカー発表
急拡大! BYDの高級車ブランド「方程豹」 無骨SUV&華麗スポーツカー発表
AUTOCAR JAPAN
約20年ぶりのBTCCフル参戦に臨む元世界王者ロブ・ハフ「カローラはかなり快適だ。でも忙しいね!」
約20年ぶりのBTCCフル参戦に臨む元世界王者ロブ・ハフ「カローラはかなり快適だ。でも忙しいね!」
AUTOSPORT web
アウディの電動SUV『Q6 e-tron』に105mm長い「L」
アウディの電動SUV『Q6 e-tron』に105mm長い「L」
レスポンス
においを出すSUVだと…? ホンダの新SUVは至れり尽くせり? 中国でEV攻勢へ
においを出すSUVだと…? ホンダの新SUVは至れり尽くせり? 中国でEV攻勢へ
乗りものニュース
「市販します」トヨタのEV“bZ”シリーズ新型2車種 Z世代向け&ファミリー向け スタイルはっきり分ける
「市販します」トヨタのEV“bZ”シリーズ新型2車種 Z世代向け&ファミリー向け スタイルはっきり分ける
乗りものニュース
三菱「新型“精悍”コンパクトSUV」発表! 斬新マスクがカッコイイ! 新型「ASX」マイチェン版 欧州で発売へ
三菱「新型“精悍”コンパクトSUV」発表! 斬新マスクがカッコイイ! 新型「ASX」マイチェン版 欧州で発売へ
くるまのニュース

みんなのコメント

8件
  • 後部座席も広いから家族4人でお出かけしやすい。全長も5300ギリギリ切るから立体駐車場にも入るし。都内では一番使い勝手のいいロールスです。
  • 車のタイプは違えどアルヴェル乗りはこれくらいの車に乗ってからドヤってくれよな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

4679.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1850.04980.0万円

中古車を検索
レイスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

4679.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1850.04980.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村