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VIP仕様のオバフェン極悪ロールス・ロイス! 40ミリローダウンのツライチ具合とは?

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VIP仕様のオバフェン極悪ロールス・ロイス! 40ミリローダウンのツライチ具合とは?

■シュトロゼックがデザインしたロールス・ロイス

 ドイツのノビテック・グループのロールス・ロイス・チューナー、SPOFEC(スポーフェック)から、魅力的なニューモデルが誕生した。ちなみにスポーフェックとは、ロールス・ロイス車のノーズに掲げられる「Spirit of Ecstasy」を「SPOFEC」と略したブランド名で、したがってここからはロールス・ロイスをベースとしたモデル以外が誕生することはない。

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 今回発表されたモデルは、ロールス・ロイスによれば、スーパー・ラグジュアリーの頂点を極めた2ドアモデルの「ブラックバッジ・レイス」である。

 そのフィニッシュは、車名が物語るとおり、この上なく威厳に溢れた存在として、世界のスーパーリッチから支持されている。スポーフェックのコンセプトは、ここからさらにカスタマーが満足するエクステリアとインテリア、そしてより強力なパワーを得るためのOverdose(オーバードース)によって、ひたすら至上のものを求めたロールス・ロイスの作品に、さらなる付加価値を与えようというのだ。

ちなみにスポーフェックでは、パワーアップのプログラム名として「オーバードース」という単語を用いているが、本来は薬物の過剰摂取などを意味する言葉である。

 それでは、スポーフェックが手がける3台限定のブラックバッジ・レイスのエクステリアのフィニッシュから見ていこう。

 もっとも特徴的なのは22インチ径のSPOFEC SP2鍛造ホイールを収めるために滑らかに、そして美しくボリュームアップされた前後フェンダーである。これはかのビットリオ・シュトロゼックのデザインによるものだ。

 フロントフェンダーの後方に確認できるスリットや、リアフェンダーの独特なワイドなデザインは、これまでもシュトロゼックの作品で多数見られたものだが、さすがにそのベースがロールス・ロイスとなると別格である。リアフェンダーの独創的なデザインは非常に印象的だ。

■オバフェン仕様になったロールス・ロイスとは

 リアフェンダー部では全幅が2080mmにも達し、これはノーマルのブラックバッジ・レイスを130mmも上回る数値である。このフェンダーにツライチにセットされるタイヤのサイズは295/30ZR22だ。

 ホイールはアメリカのVossenが設計と製造を担当しており、ボディ色に合せてボルトまでブラック塗装が施されている。Vossenのホイールをコンプリートカーに採用するのは、近年のノビテック・グループでは定番ともいえるコラボレーションだ。

 一方のフロントフェンダー部での全幅はノーマルよりも70mm広く、タイヤは265/35ZR22サイズとなる。したがって前後フェンダーをつなぐロッカーパネルや前後のバンパーなどは、当然ながら完全なスポーフェックのオリジナルである。

 フロントに搭載される6.6リッターV型12気筒ツインターボエンジンは、スポーフェックのオーバードース・キットのほかに、特別なマッピングで燃料の噴射と点火を変更、ターボの過給圧を高めるECU、さらにエグゾーストシステムの改良などで、最高出力が632psから717psにまでアップした。

 ピークトルクの986Nmにはわずか1800rpmで達し、0-100km/h加速は4.2秒、最高速はリミッターにより250km/hで制御されている。

 さらにスフォーテックのシャシエンジニアは、このモデルのためにプロダクションエアサスペンション用の特別な制御モジュールを開発。車高は140km/hまで40mm低下させることが可能だが、それ以上の速度に達するとノーマルの設定値に戻るという。

 最初に触れたとおり、世界でわずか3名のみが入手することができるオーバードース仕様のロールス・ロイス・ブラックバッジ・レイス。そのキャビンからは、いったいどんな景色が広がっているのだろうか。

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みんなのコメント

8件
  • 後部座席も広いから家族4人でお出かけしやすい。全長も5300ギリギリ切るから立体駐車場にも入るし。都内では一番使い勝手のいいロールスです。
  • 車のタイプは違えどアルヴェル乗りはこれくらいの車に乗ってからドヤってくれよな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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