車種別・最新情報 [2022.01.23 UP]
今買うべき本命10車【2】ミドルSUVなら『RAV4』
2022年に向けた新型が出揃いつつある中、今現在のラインナップで“買い”なモデルとは——。
ポピュラーなカテゴリーやキャラクター、あるいは用途ごとに、価格を上回る価値をもたらす「本命」を厳選し、その本命にぶつける対抗馬とともに紹介する。
狙っているジャンル、重視するキャラや用途をしっかりチェックして、クルマ選びの参考にしていただければ幸いだ。
最新版・人気SUVトップ10【5】TOYOTA RAV4/RAV4 PHV
●文:川島 茂夫
カテゴリーで選ぶ【2】ミドルSUV
【本命】TOYOTA RAV4
●価格:277万4000~410万6000円 ●発表年月(最新改良):'19年4月('21年12月) ※写真は一部改良前の物を含みます。
クロスオーバーが大勢を占める中、SUVらしいSUVとして気を吐く
オフロード走行に強く
オンロードでも優等生
広いキャビンに長距離走行にも余裕のパワートレーンを搭載するミドルSUVはレジャー用途の本命。このレジャー用途に何処までのアウトドア趣味を乗せるかがイチオシの分かれ目。選んだRAV4はオフロード走行まで視野に入れた、つまりSUVらしさを求めた選択である。ただし、プラットフォームは乗用車型であり、耐久性が求められるハードクロカンまでは対象としていない。
最低地上高やアプローチアングルなどの寸法設定だけでなく、4WDシステムの充実も見逃せない。とくに左右輪のトルク伝達を完全に独立制御するダイナミックトルクベクタリングAWDが悪路性能に優れる。また、その他の4WDシステムも悪路向けの制御モードを設定している。
悪路が得意だからといって、他が犠牲になっているわけでもなく、オンロード主体の使い方でもけっこう優等生。スペック以上の力感を示すガソリン車の手頃な価格設定も魅力のひとつで、看板グレードのアドベンチャーは12月の改良前はガソリン車のみだった。アウトドアで遊ぶための要素をコスパ高くパッケージしたのがRAV4。SUVを選んで活動範囲の拡大を考えているユーザーにも最適だ。
北米でも人気の世界戦略車。海外を意識して、都市型コンパクトSUVだった初代から徐々にボディサイズを拡大。この12月に灯火デザインの変更やアドベンチャーにHVを追加するなどの一部改良を実施。ひとクラス上の価格帯になるがPHVも設定されている。
スペシャリティ系のような都会&上質の演出を控えた、タフさと遊び心を感じさせるデザインがRAV4らしさ。操作性や使い勝手の面でもミドルSUVの基準器と言える。
●標準系
●アドベンチャー
アドベンチャーはよりワイルドな風貌を採用。直近の一部改良でHVのヘッドランプや全車のホイール意匠を変更している。
アドベンチャーのガソリン車はダイナミックトルクベクタリング、その他ガソリン車はダイナミックトルクコントロール、HVは強化型のE-Fourと、3タイプを使い分ける。
DA(ディスプレイオーディオ)やコネクト機能など、最新のIT装備が用意される。
【RAV4のベストグレード】アドベンチャー(ガソリン車)
●価格:348万7000円
RAV4のコンセプトを全面で主張するのがアドベンチャー。動力性能ではハイブリッド車には及ばないのだが、オン&オフロードで使いやすく、価格も手頃である。
【対抗】フォレスター/ハリアー
オフロードレジャー向けと
オンロード向けで2車を選択
フォレスターとハリアーの2車を選んだのだが、勧める理由は異なっている。フォレスターは悪路踏破性も高く、RAV4同様のアウトドア趣味のためのレジャーカーとしての選択。燃費が今ひとつなので次点としたが、RAV4と入れ替えてもいい。ハリアーは先代よりは悪路適性を高めたが、基本はオンロードSUV。高級感やスペシャリティ感を覚えさせる内外装がセールスポイント。保守的なプレミアム感を求めるならかなり買い得だ。
SUBARU フォレスター
●価格:293万7000~330万円 ●発表年月(最新改良):'18年6月('21年8月)
TOYOTA ハリアー
●価格:299万~504万円 ●発表年月(最新改良):'20年6月(未実施)
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みんなのコメント
といっても、このクラスのSUVにハズレは少ない。
リセールバリューはさておき、CX5もコスパは良いと思う。
8もコスパが高い。
不人気だが、Crvも使い潰し前提や中古車なら損はしないだろう。
アウトランダーも電気自動車好きならありだ。
レガシィアウトバックは高いデカいから人を選ぶ。
いくら安くても、現行エクストレイルはさすがにないかな。