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【このV12のAMGなんぼ?】ブルネイのスルタンの「メルセデス SL 73 AMG」が売りに!走行距離はわずか3027km・・・

掲載 更新 14
【このV12のAMGなんぼ?】ブルネイのスルタンの「メルセデス SL 73 AMG」が売りに!走行距離はわずか3027km・・・

メルセデスSL 73 AMGはかつて世界で最もパワフルなロードスターであり、現在ではコレクターズアイテムとして人気を博している。この個体は、かつてブルネイのスルタンが所有していたと言われている!

12気筒エンジンは絶滅の危機に瀕している!気候変動が進み、CO2規制がますます厳しくなる中、大排気量エンジンを代替なしでキャンセルするメーカーが増えている。90年代は違った。たとえばメルセデスは、「CL」、「Sクラス」、「SL」の「600」モデルをアファルターバッハに送るという選択肢を顧客に提供し、AMGがV12エンジンをアップグレードしてパワーを与えた。こうして70型と73型が誕生した!

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今日に至るまで、「SL 70」や「SL 73」などの台数に関する信頼できる情報はない。これは、シャシーナンバーに従って、すべてのモデルが「600」として工場を出荷したことによる。AMGでは、12気筒エンジンが7,055cc(70 AMG)または7,291cc(73 AMG)に拡大された。出力は70型が496馬力、720Nm、73型が525馬力、750Nmに向上した。排気量が7.0/7.3リッターに拡大されたことに加え、AMG化には大型ブレーキシステムとマニホールドからの排気システムが含まれた。当時の改造費用は?約99,180ドイツマルク(約815万円)!コンプリートコンバージョンは、「Sクラス W140」、「CL C140」、「SL R129」に用意された。

7.3リッターV12(M120)は、「パガーニ ゾンダ」だけでなく、「CLK-GTR(排気量6.9リッター)」にも採用された「M297」V12(社内呼称)のベースにもなっている。例えば、レブリミットは6000rpmから7000rpm以上に引き上げられた。排気量7.3リッターの「M297」 V型12気筒エンジンは、パガーニが2002年に最高出力555馬力の「ゾンダC12S 7.3」で初めて採用し、現在も最高出力760馬力の「ゾンダ」のさまざまな進化段階で使用されている。

「メルセデスSL 73 AMG」は、電子ロックなしで、スピードメーターが300km/hまでしか出ないとされていたにもかかわらず、320km/h以上に達したと言われている。525馬力と750Nmを誇るこのモデルは、一時期、市販ロードスターとして世界最強のパワーを誇った!

走行距離はわずか3027km

コレクターは現在、数台しか製造されていない「メルセデスSL 73 AMG(専門家は100台以下と推定)」の1台を落札するチャンスを手にしている。英国のオークションプラットフォーム「collectingcars.com」が、走行距離わずか3,027kmの「SL 73 AMG」を出品しているのだ。

この「SL 73」は1996年にブルネイ王室のために製造された。1980年から2000年代初頭にかけて、ブルネイのスルタンとその弟ジェフリ王子は、おそらく世界最大のカーコレクションを作り上げた。このコレクションについては多くの神話があるが、事実はほとんどない。大半のクルマは現在もブルネイにあると思われるが、時折ブルネイを離れるクルマがある。

2017年に英国にやってきたSL 73

「SL 73」もその1台だ。2017年、このAMGはブルネイから英国に輸入され、過去6年間、大規模なコレクションの一部となっていた。このブラック/ブラックの個体は、これまでに2台しか製造されなかった右ハンドルの「SL 73」のうちの1台と噂されており、コレクターの購入意欲をそそる。

しかし、2017年に英国に到着したとき、塗装は悲惨な状態だった。プロによるタッチアップでも効果がなかったため、オーナーはオリジナルカラーの「ダイヤモンドブラックメタリック」で再塗装することにした。費用は2万ユーロ(約320万円)以上!

2万ユーロ(約320万円)相当の再塗装

再塗装に加え、オーナーはSLが到着したときに完全なオーバーホールも施した。電動ソフトトップといくつかのコントロールユニットが修理され、ブレーキが全面的に交換され、サスペンションパーツが一新された。最後に、3ピースの18インチAMGホイールに新しいグッドイヤー製タイヤが装着された。最後のオーナーは「SL 73」をほとんど運転しなかったにもかかわらず、このクルマは常に手入れが行き届いていた。

「SL 73 AMG」のコンディションが良好であることは、2023年8月の英国自動車検査に一発で合格した事実が証明している。当時の走行距離:2,667km。

最高落札価格は20万ユーロ(約3,200万円)以上

オークションは残り4日となり、現在の最高入札額は201,000英ポンド(約3,700万円)。間違いなく大金だが、「SL 73 AMG」の新車価格は少なくとも33万9000ドイツマルク(約2,770万円=SL 600のベース価格24万ドイツマルク+改造費)だった。

コレクターズアイテムとされる希少なクルマは高値で取引されるが、この「SL 73 AMG」もその1台と言えるだろう。カーボン製エンジンカバーには「SL 73 special made by AMG for the Royal Family of Brunei(AMGがブルネイ王室のために特別に製作したSL 73)」と刻まれている。繰り返すが、12気筒エンジンは絶滅の危機に瀕している!!!

Text: Jan Götze Photo: Collecting Cars

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みんなのコメント

14件
  • yuc********
    この時代のメルセデスはコストを掛けて開発されたこともあり、重厚感がありベンツという感じがあった。
    90年代のメルセデスはハンドルがどうしても重かったが、それも打ち消すくらいの所有感があり本当に良い車だった。
  • マッシュパパ
    この年代のモデル、あと15〜20年くらいしたら
    価値が上がるでしょうね、物凄くかっこいい。
    ボロいやつが淘汰されて台数減ってきたら見る目が変わると思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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