F1ブラジルGPの予選を最速で駆け抜けたのは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだった。フェルスタッペンはこれで自身2度目のポールポジション獲得ということになる。
フェルスタッペンの予選での速さは圧倒的だった。Q1からQ3までの全てで最速タイム。しかし特に速さを見せたのは、直線スピードだったようだ。
フェルスタッペンに敗れ、予選2位となったフェラーリのセバスチャン・ベッテルは、次のようにコメントした。
「それは少し驚きだったよ。彼らは速そうに見えなかった。でも、直線でとても速かった」
今シーズン後半戦、予選で速さを見せてきたのはフェラーリだった。しかしその速さに疑いが持たれ、最近は2グランプリ連続でFIAから”技術指令”が配布されている。フェルスタッペンはアメリカGP決勝でパフォーマンスに苦労したフェラーリ勢に対し、”技術指令書により燃料流量規制の抜け穴を突くことができなくなったからだ”と主張したりもした。
ブラジルGP前にはオイルを燃焼させることで出力向上を狙うことを、改めて禁止する旨の技術指令も発行された。規則に違反していないことを確認するため、各チームに対しオイルの情報を提出することも求められた。
ベッテルは、フェラーリのマシンがこれまでと同じ仕様であると繰り返し主張し、レッドブルの速さに改めて驚いたと語った。
「これまでの多くの予選では、僕らはストレートで誰よりも少しだけ速く、コーナーで少しだけ負けるという状況を見てきた」
そうベッテルは語った。
「しかし今日は、マックスとアレックス(アルボン)は、ストレートで僕らと同じくらい速かった。そういうことだ。理由は分からない。僕らは何も特別なことはしていないよ」
アメリカGPで自身6度目のタイトル獲得を決めたルイス・ハミルトン(メルセデス)も、レッドブルの直線スピードの速さを、完全には理解できていないと語った。
ベッテルと同じように驚いているか、motorsport.comにそう尋ねられたハミルトンは、次のように語った。
「もちろんだ。ここに来て、こんな状況を見ることになるとは思っていなかった」
「それに加えて、彼らは中間のセクターも速い。だから明らかに、ダウンフォース量は同じくらいだと思う。でも、よりパワーがあるみたいだ」
当のフェルスタッペンは、レッドブルは最終セクターで最速ではなく、ストレートスピードもそれほど速いわけではないと主張する。
「去年、僕らはここでかなり良かったんだ」
そうフェルスタッペンは語る。
「でも今年、より前進できたと思っている」
「最近数レースでのミスから学び、より強くなって戻ってきた。全てがうまく機能しているよ」
ちなみに予選のスピードトラップで最速だったのは、フェラーリのシャルル・ルクレールで330.6km/hだった。フェルスタッペンは全体の4番手となる330.2km/h。確かにフェラーリと変わらない直線スピードが出ている。一方でハミルトンは、20台中18位の325.3km/hだった。
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