現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【試乗】マツダのSUVに決めた!ところでCX-5とCX-8のベストバイは何!

ここから本文です

【試乗】マツダのSUVに決めた!ところでCX-5とCX-8のベストバイは何!

掲載 更新
【試乗】マツダのSUVに決めた!ところでCX-5とCX-8のベストバイは何!

マツダのSUVで2列シートのCX-5と3列シートのCX-8。この両車の上級モデルには新開発の2.5Lターボ ガソリンエンジンと2.2Lターボディーゼル エンジンの2機種を設定するが、その組み合わせによる違いは気になるところ。さっそく乗り比べて、ベストパフォーマンスモデルを探ってみた。

ガソリンターボはジェントルで、クラス唯一のMTも相性良し!
昨年秋の商品改良で、かねてからウワサのあった2.5LガソリンターボとディーゼルにMTが加わり、ともにパワートレーンの選択肢がさらに豊富になった。そこで今回は、どの組み合わせがベストなのかを探るべく、新たに加わった2台を乗り比べてみた。

運転免許証の番号、12桁の意味。最後のひと桁でアレがわかっちゃう!【くるま問答】

件のガソリンターボは自然吸気に対してはもちろん、ディーゼルと比べても上回るピークパワーと匹敵するトルクを誇るから期待できそう…だったのだが、ドライブした印象は思ったよりも控えめ。

前回の改良でディーゼルも大人しめの特性に変更されたわけだが、印象としては似ていて「ターボ」と聞いてイメージするような盛り上がり感はあまりなく、いたってジェントル。排気量の大きな自然吸気っぽいイメージだ。

そういえば両方とも突き詰めると同じようなところに行きつくとマツダの人見常務が語っていたことを思い出した。スカイアクティブというのは、まさしくそういうものということなのだろう。

むろん音や振動の印象は違って、ディーゼルも今ではかなり良くなったとはいえ、やはりガソリンの方が静かでスムーズ。自然吸気では物足りないが、ディーゼルの音や振動がどうしてもイヤという人に適しているといえそうだ。

ただし、飛び出し感が強めなのが少々気になった。低回転域で少しだけアクセルを踏み増しても回転がグンと跳ね上がり、それがむしろ俊敏に走れて良いと感じる状況もあるものの、発進や再加速時にはいささか煩わしいのは否めず。

おそらくレギュラーガソリン仕様ゆえノッキングを避けるために、こうされたのだと考えられるが、もう少しリニアな方が良い。また、ディーゼルの方が実燃費も倍ぐらい良かった。

かたやハンドリングはガソリンターボの方が圧倒的に軽快だ。CX-8同士でディーゼルと比べると女性ひとり分ほど前軸重が軽いのだが、感覚としてはもっと違う印象で、回頭感が軽やかで気持ち良く走れる。

一方のMTは、このクラスで貴重なMTとあって気になっている人も少なくないだろうが、期待どおり楽しかった。

どこからでもついてくる力強い加速力と伸びやかな吹け上がりの両面の性格を兼ね備えたスカイアクティブDの醍醐味を、MTならよりダイレクトに味わえるし、CX-5との相性も上々。シフトフィールにもしっかりとした節度感があり、MTを操ること自体に楽しさがあるところも好ましい。

足回りの印象の違いはセオリーどおり。キビキビとしたCX-5に対し、重くホイールベースが長いCX-8の方が動きが落ち着いている。また、今回試乗した車両が2WDだったせいかCX-5はリアがややバタつくのに対し、4WDで3列シートを念頭に強化されてかCX-8の方がリアまわりの剛性感がある。進化したGベクタリング・コントロール+との相性も良く、操舵に対してリアがよりキレイについてくる印象だった。

いろいろ考えると、現状ではCX-8のディーゼルの4WDが最強か。ガソリンターボの軽快な走りも魅力だが、どうせならもっと刺激が欲しかったかも…。(文:岡本幸一郎/写真:安西英樹)

CX-5 XDプロアクティブ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4545×1840×1690mm
●ホイールベース:2700mm
●重量:1620kg
●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ
●排気量:2188cc
●最高出力:190ps/4500rpm
●最大トルク:450Nm/2000rpm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:横置きFF
●価格:314万8200円

CX-8 25T Lパッケージ 主要諸元
●全長×全幅×全高:4900×1840×1730mm
●ホイールベース:2930mm
●重量:1690kg
●エンジン:直4DOHCターボ
●排気量:2488cc
●最高出力:230ps/4250rpm
●最大トルク:420Nm/2000rpm
●トランスミッション:6速AT
●駆動方式:横置き4WD
●価格:314万8200円

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
エコの時代に逆行!? 「やっぱ気持ちいいのは大排気量のトルクだよね」……800馬力超のエンジンが吠える「アメ車」マッスルカーの“クセになる世界”とは
VAGUE
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
変化と進化──新型ロールス・ロイス ゴースト シリーズII試乗記
GQ JAPAN
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
加熱する中国高級SUV市場、キャデラック『XT6』2025年型は「エグゼクティブシート」アピール
レスポンス
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
メルセデス、ラスベガス初日の好調は「なんでか分からない」予選に向けて”ダスト乞い”?
motorsport.com 日本版
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
Moto2チャンピオンに輝いた小椋藍、日本人初となる『トライアンフトリプルトロフィー』を受賞
AUTOSPORT web
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
フィアット新型「600e」と暮らしてみたら「500L」との2台体制を夢見てしまい…ファミリーカーとしてオススメの1台です【週刊チンクエチェントVol.47】
Auto Messe Web
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
なんとも物騒な「煤殺し」ってなんだ!? トラックドライバー御用達アイテムの正体とは
WEB CARTOP
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
東京海上日動、顧客連絡先不明の代理店を新たに2社確認 合計124社に
日刊自動車新聞
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
くるまのニュース
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
motorsport.com 日本版
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
AUTOSPORT web
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
レスポンス
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

291.0422.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

45.0405.3万円

中古車を検索
CX-5の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

291.0422.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

45.0405.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村