ディーゼルモデルにマイルドハイブリッドを標準装備
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ)
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マイルドハイブリッド・パワーシステムがこの春から、BMWの多数のディーゼルモデルに標準装備されると欧州で発表された。
これによって、燃費の向上と排出ガスの削減が実現する。
今回対象となるモデルは、4輪駆動xドライブを含むすべての320dモデルと、2.0Lターボチャージャー・ディーゼルエンジンを搭載するX3 xドライブ20dとX4 xドライブ20d。
48vスターター・ジェネレーターとバッテリーの追加により、11psのパワーブーストを得る。
また回生ブレーキとコースト走行機能も向上する。
小型ジェネレーターはアイドリング状態からの加速を改善し、渋滞時や交差点で一時停止した後、スムーズに再発進することが可能となる。
また、高速走行中に消費燃料を減らすことができる。
回生ブレーキは、14km/h未満のスピードでエンジンを切り離すことで機能し、クルマがコースト走行して停止する際に運動エネルギーを回生する。
同様に、160km/hまでスピードが上がると、ディーゼルモーターをアイドル状態に切り替えるのではなく、切り離してコースト走行をはじめる。
BMWは、このシステムが環境にやさしく、税金の削減に役に立つだけではなく、モデルの燃費とパワーの両方を向上させるとしている。
ほかのモデルへのアップデートも続々
BMWは1シリーズ・ハッチバックモデル120dにも、新しいディーゼルエンジンを導入する。
この190psを生成する直列4気筒2.0Lターボチャージャー・ディーゼル・エンジンは、8速オートマティックギアボックスを介して動力が前輪に送られる。
0-97km/h加速は7.3秒で、最高速度は231km/h。
ガソリンモデルの318iにもアップデート計画がある。
3気筒エンジンに代わって、156psと25.4kg-mを排出する4気筒2.0Lエンジンが搭載され、0-97km/h加速は8.4秒、最高速度224km/hとなる。
WLTPの数値、仕様、価格については、3月の発売開始近くに発表される予定。
このほか、7シリーズ・フラッグシップと8シリーズ・クーペに、ソフトクローズドア機能などのいくつかのアップデートが標準装備として追加される。
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