ポルシェは、29日に発表となった新型「パナメーラ」がニュルブルクリンク北コースにおいて“高級セダン最速”となる7分38秒を達成したと発表した。タイムアタックの模様を伝える映像も公開した。
ポルシェは、新型パナメーラのアンベールに先立ち公開した予告映像で、世界記録への挑戦をほのめかしていた。それが、今回発表されたニュルブルクリンクサーキットにおける記録達成のことだった。同サーキットのラップタイムは、世界中の自動車メーカーが走行性能の指標としているもの。7分38秒というタイムは、「ポルシェ911ターボ」(2006)や「レクサス LF-A」(2010)に匹敵する。
4ドアセダンに限定すれば、「アルファ ロメオ ジュリア クアドリフォリオ」(2015)が7分39秒を達成しているが、今回新型パナメーラは、そのアルファ ロメオのタイムを上回り、高級セダン最速の達成をうたってきた。
記録をなし遂げた新型パナメーラ ターボは、4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。最高出力550ps(従来比+30ps)、最大トルク770Nm(同+70Nm)を発生する。スポーツクロノ仕様車の0-100km/hタイムは3.6秒、最高速度は306km/hを誇る。
なおポルシェは同日、日本において新型パナメーラの予約受注を7月28日に開始すると発表した。今回発表されたのは、V6ターボエンジン搭載の「パナメーラ4S」と、V8ターボエンジン搭載の「パナメーラターボ」。価格は前者が1591万円。後者は2327万円。
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