日産東京販売は、独自に企画したフーガの特別仕様車「プレミアムセレクトエディション」を2022年5月4日から販売中だ。日産の高級セダンであるフーガは、シーマやスカイライン ハイブリッドとともに、2022年8月で生産が終了となるが、今回の特別仕様車はフーガのファイナルバージョンとしてリリース。メーカー本体ではなく、販売会社が生産終了を機とした最終モデルを企画するのは異例で、日産東京販売としては2011年に同社が現在のグループ体制になって以降、初めてのオリジナル企画車であるという。
特別仕様車は、スポーティでスタイリッシュな北米仕様のフーガ(現地名インフィニティQ70)をモチーフに選び、北米モデルの外装部品を特別装備した点が最大のポイントである。ダークフィニッシュタイプのフロントグリル(全車)やハイブリッド車にはダークフィニッシュモールのフロントバンパー/フォグランプフィニッシャーを採用。リヤはボディカラー同色のリヤスポイラー、FUGAの車名入りダークトランクフィニッシャーを装着し、バンパー下部をダークフィニッシュ仕上げとしている。足元はハイブリッド車のみダークフィニッシュタイプの18インチアルミホイールを履く。370GTタイプSはダークカラーではなく、ベース車の20インチアルミホイールをそのまま装着している。
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●ラインアップ(合計100台)
・ハイブリッド プレミアムセレクトエディション:709万600円(40台)
・370GTタイプS プレミアムセレクトエディション:647万1300円(60台)
※特別塗装色のブリリアントホワイトパールは5万5000円高。
●ボディカラー
・ブリリアントホワイトパール(ハイブリッド・20台/370GTタイプS・30台)
・スーパーブラック(ハイブリッド・20台/370GTタイプS・15台)
・ダークメタルグレー(370GTタイプS・15台)
このように、美しくスタイリッシュな雰囲気をまとって誕生したのが「プレミアムセレクトエディション」である。車名もインフィニティQ70の特別仕様車として存在していたモデル名を引用したもので、北米仕様のイメージを踏襲。フーガにふさわしい高級感や特別感を求めた結果、インフィニティQ70のデザインテイストを生かして仕立てたといい、北米向けのパーツを活用することで部品調達などの面でもメリットがあったという。
そんな特別仕様車を実現するために、日産東京販売では日産モータースポーツ&カスタマイズ(2022年4月にオーテックジャパンとニスモの統合新会社として設立)とコラボレーションを行った。日産モータースポーツ&カスタマイズが部品の調達を行い、日産の栃木工場をラインオフした新車をベースに100台分の架装を行う。旧オーテックジャパンで培ったカスタマイズカー製造のノウハウを駆使して、最高のクオリティで仕立てられる。同車は持ち込み登録。
今回、プレミアムセレクトエディションを企画した理由について、日産東京販売では「日産東京販売がメインの市場としている東京は高級セダンのお客様が多く、日産東京販売にも伝統的なブランドであるフーガのお客さまが多くいらっしゃいます。そのようなお客さまの期待に応えたいとの思いから、セドリック/グロリアの流れをくむフーガの歴史の1ページに刻まれるものを残したいと考え、企画しました」と説明している。SNSやインターネットでも話題となっているとのことで、他県の日産販売会社からの問い合わせも多く、フーガの伝統のブランド力をあらためて認識したという。
販売については、高級車のカテゴリーであり量販車種ではないとはいうものの、
5月4日の発売以降、例年を大きく上まわり、2倍以上の受注ペース。6月30日現在も販売中であるという。車両は2022年7月~8月ごろの生産を予定しており、ユーザーへの納車は8~9月ごろになる見込みだという。
2004年に誕生したフーガは、1960年にデビューしたセドリック、プリンス時代の1959年に登場したグロリアの系譜を受け継いだモデル。今回、60年以上続く日産の高級セダンの火が消えることになったわけだが、最後のはなむけとしてファンには粋なプレゼントになったようだ。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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みんなのコメント
20台ぐらいはNISMO仕様作ればよかったのに。
ただ金額が高くなり過ぎるかな