日産ノート オーラが好調なようだ
「7月19日の正式デビューを控え、予約受注も好調な新型アクア」としたいところだが、どうやらそんな楽観的な状況でもないようだ。新車販売事情通によると、「現場のセールスマンはディーラー上層部から、『もっと積極的に受注を取れ』とハッパをかけられているようなのです。当事者のセールスマンもなぜそんなに言ってくるのかわからないようです」と話す。
話題沸騰の「e-POWER」のパワーでバカ売れする日産ノート&セレナに潜む弱点
そこで情報を集めていると、どうやら日産ノート オーラ(以下オーラ)の存在があるようなのである。オーラはわかりやすくいえば、”日産ノートの3ナンバーサイズ版”となるモデル。現行ノートはレンジエクステンダーEVとなる”e-POWER”のみとなっており、オーラも”e-POWER”のみのラインアップとなっている。このオーラが意外なほど販売好調となっているようなのである。
さっそく日産ディーラーへ行ってみると、平日の開店間際だというのに用意されている試乗車は、すでに別のお客が試乗に出かけてしまっていてなかった。仕方がないので、展示車のノートを見ながら、オーラのカタログを手にセールスマンから説明を受けることにした。「はっきり言って、われわれもここまでお客様から注目を浴びているとは思いませんでした。予約受注段階から引き合いが多く、なかには『納車ナンバー1になりたい』とか、『こんなクルマを待っていた』といったお客様もいらっしゃって驚かされました」。
エクステリアの最大の特徴は全幅が1735mmとなる3ナンバーボディとなること。ノートの上級派生車種という位置付けなので、細部はそれなりに上質感が与えられている。
インテリアでは液晶計器盤のサイズが大きくなり、インパネまわりやシートなどには上質感が与えられている。前出事情通によると、「セットオプションで40万円ほどになる、ボーズパーソナルプラスサウンドシステムの装着が目立つと」とのことである。パワートレインについても、制御を変えることで、ノートより性能向上が図られている。
“一強”ともいわれているトヨタがオーラに警戒感を抱いているとしたら、それはなぜかといえば、キャラクターが被っていることがまず挙げられる。トヨタにはすでにコンパクトハッチバックでは、ハイブリッドもラインアップするヤリスがあるが、こちらは販売現場で聞くと、「走りに振っているので、後席が狭かったり、質感がいまひとつというご意見をうかがっております」とのことで、新型アクアは上質感が強調されているのである。しかし、オーラが3ナンバーサイズなのに対し、アクアは5ナンバーサイズとなっていることは決定的に異なっている。
スズキ・バレーノは登場が早すぎたか
国内で販売される日本車でも多くのモデルが3ナンバーサイズとなり、あのカローラも3ナンバーとなったのは記憶に新しい。そこで3ナンバーサイズでも全幅で1750mm未満なのか、それとも1750mm以上かを購入の際に重視する人も増えてきたのである。つまり1750mm未満ならば”セーフ”というのである。オーラの全幅は1735mmとなるので、前述したロジックでいけば”セーフ”となるのである。
トヨタではアクアより上級のハッチバック車では、カローラスポーツがあるのだが、こちらは1790mmとなる。SUVでは、カローラクロスがデビューすれば隙間のないSUVラインアップが構築できるのだが、ハッチバックでは隙間を埋め切れていないというか、オーラの好調な販売状況は意外であり、そのようなカテゴリーが人気になることを予測しきれなかったようである。少し前まで、スズキはバレーノという3ナンバーサイズのコンパクトハッチバックをラインアップしていた。インド製が輸入されていたのだが、インドでは”上級ハッチバック”として、スズキ版レクサス店のような”NEXA店”で販売されている。バレーノも、もう少し遅く発売されていれば……、早すぎたゆえの販売終了だったかもしれない。
バブルの頃に、3ナンバー専用ボディでデビューした、日産シーマが、”シーマ現象”なる言葉を生むぐらいの大ヒットとなり、当時のクラウンを結果的に滅多打ち(クラウンも3ナンバーサイズはあったが)してしまったという、昔話を思い出してしまった。
いまのトヨタの販売力を見れば、オーラは新型アクアの”目の上のコブ”くらいまでにはなりそうだが、それ以上というのはなかなか想像できない。それでもトヨタをちょっとだけでも嫌な気持ちにはさせているようである。
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みんなのコメント
を感じるべきだと思うが。