アウディは2015年5月12日にA1、A1 Sportsbackのフェイスリフトを発表し、同年6月18日から発売されたA1に試乗してきた。最大のトピックとなる1.0L・直列3気筒ガソリンエンジン搭載モデルは、アウディらしいのか?<レポート:高橋 明/Akira Takahashi>
試乗はいつもの箱根・御殿場周辺で勾配のきついワインディングもあるエリアだ。A1はアウディのエントリークラスではあるが、プレミアムブランドというポジショニングに変わりはない。そのアウディのエントリークラスの中にさらに、エントリーモデルとして今回の1.0L TFSI・3気筒エンジンを搭載したモデルが投入されたわけだ。したがって価格も249万円というお手頃価格。これまで281万円が最廉価だから、かなり安くなった。
さて、A1というBセグメントのモデルはアウディ・ジャパンにとっても重要な商品で、2011年の国内販売開始以降、販売比率の占める割合が高く、順調に推移しているという。これまで1万7000台以上の販売をし、幅広いユーザーの獲得に成功している。
そして、今回の最廉価モデルとして投入したA1、A1スポーツバックによって間口を広げ、国産車からの乗り換えユーザーをさらに増やしたい狙いだ。そしてA1シリーズの中でのヒエラルキーとしてベースモデルに位置し、新たな顧客開拓の使命を背負っている。その上にはシリンダーオンデマンド搭載となった1.4L TFSI搭載モデルがあり、その上にスポーティな外観と高級なインテリアを持つS-Lineがある。そして頂点にクワトロとMTだけの組み合わせというパフォーマンスモデルのS1があるという構成になっている。
したがって、新規顧客開拓のためのポイントは安くなっても、プレミアムブランドの価値やアウディらしさはあるのか?ということだと思う。アウディに乗り換えるのだから、そのアウディの価値はちゃんとあるのか?という、このあたりを考えて試乗してみた。
試乗車は5ドアのA1スポーツバック。駆動はFF方式で、エンジンは注目の1.0L・3気筒TFSI。それに7速Sトロニック(DCT)が組み合わされ、シフトレバーの+-でマニュアル操作ができる。サイドブレーキはレバーを引き上げるタイプだが、ヒルスタート機能があるので、坂道で下がることはない。もちろん、アイドリングストップも装備だ。
走りだしは1500rpmで最大トルクを発揮するこのエンジン、力強く感じる。とても1.0Lだとは思えない。そのまま巡航速度まで、ストレスなく力感を感じさせながら加速する。ちなみにスペックは95ps/160Nmで驚くような数値ではないが、特性のつくり方が上手い。スロットルの早開きなども感じず、リニアな加速は気持いい。
そしてなによりも個性的なエンジン音に惹かれる。なんと表現したらいいのだろうか? 言葉では難しいが3気筒エンジンは国内でも軽自動車や一部のリッタークラスに採用されているが、いずれもエンジ音に関しては「聞こえなくていい音」の部類だが、このA1に搭載する3気筒は「聞きたいエンジン音」なのだ。ぜひ、試乗してみてほしい。きっと好きになるだろう。
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