LCRホンダのカル・クラッチローは、2015年に同チームに加入以来既に3勝を挙げているおり、2017年以降はHRC(ホンダ・レーシング)と直接契約を結んでいる。
彼は昨年のイギリスGPで2020年まで契約を延長したことを公表したが、同時にその契約満了をもってMotoGPから引退する可能性を強く示唆していた。
■中上貴晶「クラッチローの話は気にしない」関係の転機は“カタルニア戦”?
motorsport.comがクラッチローに対して”依然として2020年で引退するつもりなのか”を訊くと、彼はまだ現役を継続する“熱心さ”は持っているとしつつも、身体的な問題もあり、現在の契約が最後のものになると今でも考えていると語った。
「それ(契約延長)は厳しいモノのひとつだ。正直に言ってね。なぜなら僕の“身体”がこれが最後のものだと感じているからさ」と、クラッチローはBT Sportにより手配されたインタビューに答えた。
「だけど、精神面ではずっとレースを続けていくことができるように感じている。でもそれは決して起こらないコトだ」
「キャリアを通じて怪我を負ってきたけど、去年フィリップアイランドで大怪我を負った後、僕の求めるコンディション……つまり競争力のある状態に持っていく事がより難しくなった」
「僕は自分のしていること(レース)は間違いようもなく大好きだ。そして僕の意志の強さと、このスポーツに向ける情熱は誰にも劣るものではないと感じている」
「競うために力を研ぎ澄ますことへの情熱は、僕は今でも持っていると思うし、この先も持っているはずだ」
「だけどある朝起きた時に、レースに向けた準備でもあるサイクリングに行くモチベーションが無かったりしたら、僕は何時だってそれを隠さない。もしくは、そもそもそれをやりたいモチベーションを持っていなかったなら、僕はそれをやらないだろう」
「このスポーツをいい加減にやることはあまりにも危険だから、半端な気持ちでやることはできない。僕はまだそれを感じたことはないけどね」
ただクラッチローは、自身には依然としてレースを続けるだけのペースがあると感じており、そこが現役を続けるかどうするかの問題の一部になっているという。そして彼曰く、ホンダとの間で2020年以降の継続に関する話し合いを既に行っているという。
「僕には依然として速さがある。それが問題だ」とクラッチローは続けた。
「どのサーキットに行っても、僕は去年の自分より速い。問題は、競争が非常に激しいことなんだ」
「ただ、どうやっても若くなることはできない。この契約を満了する頃には、僕は35歳だ」
「ホンダに留まって契約を延長できるかについては、僕は100%の自信がある。既に話し合いも行っているんだ。だけど、実際にどうなるかはその時になってみないと分からない」
「僕は自分のキャリアを楽しんでいるし、良い時も悪い時も経験してきた。ただ、最終的には絶対に100%の力を出してきた。それが僕にできる全てのことで、その結果度々自分を破滅させてきたりもした」
「だけど正直言ってどうするかは分からない。引退するのか? といった質問は何度も受けてきたけど、僕は同じことを言い続けてきた……『分からないよ』とね。そしてそれは、僕自身が自分の能力を疑うようなものじゃないし、そのときになってみないと分からないものだ」
「今年の終わり、そして来シーズンの始まりがどうなるか、見ていく必要がある」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?