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シビックのハイブリッドモデル「e:HEV」は新開発エンジン搭載! その進化ポイントとは?

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シビックのハイブリッドモデル「e:HEV」は新開発エンジン搭載! その進化ポイントとは?



2022年内にデビュー予定のホンダ シビックのハイブリッドモデル「e:HEV」。注目は新開発エンジンだ。

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新開発となるエンジンは、2Lガソリン直噴のアトキンソンサイクル。レギュラー仕様で13.9の高圧縮比を実現。熱効率は世界トップレベルの41%だ。高トルク域の拡大によって、ハイペース走行でも燃料消費をポート噴射の従来型より30%低減した。エンジン吸遮音構造、高剛性クランクシャフト、2次バランサーなど振動・ノイズ対策も入念。クリーン性についても、将来的な排ガス規制に適応するポテンシャルを備えているという。

そんなエンジンと組み合わせる2モーターユニットは、アコード用がベース。ハイブリッド用ダンパーの性能向上により、エンジンアイドル/発進時の振動・ノイズが大幅に改善されている。大幅に軽量化した高電圧DCケーブルの採用はホンダ初だ。

リチウムイオンバッテリーは後席下に搭載。インサイト用に対して1kg軽量でありながら、エネルギー密度は46%向上している。EV走行距離は約1kmから1.8kmに拡大(ホンダ計測値)。バッテリーマネージメントには市場における使われ方の蓄積が生かされ、使い切り容量も拡大している。

ちなみにe:HEVとガソリン車の見た目の違いはさりげない。ブルーのHマーク採用以外では、フロントはグロスブラックで統一されたフロントグリルとドアサッシュ&ドアミラー上部。リヤはメッキを使わないバンパー下のガーニッシュ、そしてe:HEVエンブレムが識別点だ。

メーターにはおもしろい工夫が。ガソリン車のEXグレードと同じく10.2インチのフルグラフィックメーターを採用するが、e:HEVはタコメーターに代えて新開発のパワーメーターをホンダで初採用。加減速のフィーリングや音との一体感を演出した渾身の作だ。ディスプレーオーディオではグラフィカルなパワーフローの表示を楽しめる。

ダッシュボードを含め、コックピットのデザインもガソリン車と共通。ただe:HEVはシフトレバーのないエレクトリックギヤセレクターを採用。レイアウトやデザインなど基本的には従来のe:HEVと同じだが、全ボタンの操作力やRボタンの形状が見直されている。

走りのハイブリッドをうたうシビックe:HEV。シビック タイプR登場も間近で、初代誕生50周年の今年は“シビックイヤー”となりそうだ。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

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