キャデラックの次世代フラッグシップモデル
キャデラックは、同社初のEVセダンとして、新型「セレスティック(Celestiq)」のコンセプトを公開した。エルドラド・ブロアムなど、時代を代表するモデルの伝統を受け継いでいるという。
【画像】キャデラックの最上級EVセダン登場【セレスティック・コンセプトをSUVのリリックと写真で比較】 全38枚
新型セレスティックは、今後2年以内に市販モデルが発表される予定で、すでに公開されているSUVのリリックに続く、キャデラック2番目の量産EVとなる。兄弟ブランドのシボレーやハマー、そしてGMと提携のホンダも使用するプラットフォーム、アルティウムを採用している。
アルティウム・プラットフォームはGMにとって、フォルクスワーゲン・グループにおけるMEBのようなものだ。モジュール式で、統一されたバッテリー管理システム、モデルによって出力が異なるモーターとインバーターを搭載した、アルティウムドライブと呼ばれるシステムを採用する。
このプラットフォームを採用した最初の市販車が新型ハマーEVで、ダブルデッキのバッテリーパックを採用し、212.7kWhの巨大な容量と480km以上の航続距離を持つ。キャデラック・リリックは、100kWhバッテリーを1つだけ使用しているが、ハマーEVよりはるかに軽量であるため、同様の航続距離を実現している。最終的にはセレスティックの市販モデルも同様のものになると予想される。
55.0インチの巨大ディスプレイ搭載
セレスティックのスタイリングとしては、ブラックアウトされたグリル、LEDヘッドライト、テールライトなど、リリックとの共通点も多い。しかし、インテリアは、これまでのキャデラックに見られたものとは大きく異なっている。
55.0インチのLEDディスプレイをはじめ、5つの先進的なディスプレイを搭載。「可変透過型スマートガラスルーフ」と呼ばれるルーフや、GM最新のクルーズコントロールであるウルトラクルーズといった業界初の機能を備えている。
キャデラックによると、セレスティックは、「戦前のV16エンジン搭載のオーダーメイド車や、1957年のエルドラド・ブロアムなど、初期のキャデラックのセダンを特徴づけた職人技とカスタムメイド」の典型であるとのこと。つまり、セレスティックは、キャデラックの形成期の特徴を受け継ぐ大型高級セダンの後継車とされているのだ。
セレスティックは、ミシガン州のグローバル・テクニカル・センターで組み立てられる予定だ。1956年5月に同拠点が設立されて以来、初の量産車となる。
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みんなのコメント
カローラも変わったもんだ(笑)