アレクサンダー・シムズは来季2024年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権において、コルベット・レーシングに加わり、トミー・ミルナーとニッキー・キャツバーグ、アントニオ・ガルシアとともにGTDプロクラスにフル参戦することとなった。
GTPドライバーであるシムズは、今年IMSAの最高峰カテゴリーにデビューしたアクション・エクスプレス・キャデラック・レーシングの新型LMDHマシン、キャデラックVシリーズ.Rで北米耐久シリーズに参戦中だ。彼は来年、ふたたびコルベットのファクトリー・ドライバーリストに名を連ね、GTDプロクラスに活動の場を移すことが決まった。
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一方で今シーズン、3号車シボレー・コルベットC8.R GTDをドライブしているジョーダン・テイラーはチームを離れ、父ウェイン・テイラーが率いるウェイン・テイラー・レーシング(WTR)・ウィズ・アンドレッティ・オートスポートに復帰。2台体制となるWTRで、GTPマシンのアキュラARX-06をドライブする予定だ。
プラット・アンド・ミラーが運営するチームへの復帰が決まった35歳のイギリス人ドライバーは以前、コルベット・レーシングのサードドライバーを務めていた。
「キャデラックのGTPマシンをドライブするのはもちろん素晴らしいことだが、2年間サードドライバーを務めたプラット・ミラーのチーム全員と、また一緒に仕事ができるのも同じくらい素晴らしいことだ」
「僕はエンジニアや多くのチーム関係者だけでなく、他のフルタイムドライバーや、コルベット・レーシングで以前一緒に仕事をしたことがある人たちのことも知っている」
「トミー(・ミルナー)とは以前クルマを共有していたし、アントニオ(・ガルシア)やニッキー(・キャツバーグ)とはガレージを共有していた。一緒に(仕事を)うまくやっていけることを知っているドライバーグループに入るのは素晴らしいことだ」
「また、僕たちはお互いにハードにプッシュし合うんだ。パフォーマンスという観点からは、僕たち全員が同じようなレベルにいて、つねに互いのパフォーマンスを高め合うことができるというのは本当にいいことだね」
シムズ、キャッツバーグ、ミルナー、ガルシアの4人は、コルベット・レーシングおよびシボレードライバーとして、合計34年のキャリアを持つ。そんな彼らが来年デビューする新型GT3カー、シボレー・コルベットZ06 GT3.Rの2台にどのように振り分けられるのか、それぞれのラインアップはまだ発表されていない。
「2024年のコルベットZ06 GT3.RのフルシーズンIMSAラインナップにとても満足している」と語るのは、シボレー・モータースポーツ・コンペティション・エンジニアリング・ディレクターのマーク・スティロー。
「この4人のドライバーは、コルベットとともに歩んできた並外れた記録と歴史を持っている」
「同時に、私たちはジョーダン・テイラーの長年にわたるゼネラルモーターズでの貢献と成功に感謝している。彼はコルベット・レーシングの重要な一員であり、シボレーの偉大なアンバサダーだった。我々は彼の健闘を祈っている」
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