全てはサーキットでFD3Sを打ち破るために
ペリ排気+TD06-25Gタービンで狙う300馬力オーバー!
「RX-8でRX-7を打ち破れ!」オーナーの熱意が生んだレネシス改TD06-25Gターボ仕様
フジタエンジニアリングに「実馬力で300psが欲しい」とRX-8のターボ化を依頼したのは、岡山国際などでスポーツ走行を楽しむユーザー。
すでにブリッジポート仕様にステップアップしていたが、彼の目標はFD3Sをブチ抜くこと。達成するためには、NAのままで発展させていっても限界があると決意したのだ。
RX-8に対応したターボキットとしては、トラストからT618Zを軸に構成する製品が存在(現在は廃盤)する。完成度は非常に高いキットであったが、サーキットでFD3Sと対峙するには物足りない。
そこで、高回転域までタレることなくパワーが持続するタービンとして白羽の矢が立ったのが、TD06SH-20Gだった。
「ロータリーとの相性も良く、ローブーストでもしっかりとパワーが引き出せる」とは藤田代表。比較的コンパクトな本体のサイズもポイントだ。
最大のネックとなったのは、タービンとEXマニの搭載位置。ターボ仕様をアピールするために、目視できる位置にマウントしたかったが、EXマニが長くなり熱害が広範囲に及んでしまうため、エンジン後方へ搭載することに。
それでもスペースが非常に狭く、50φのEXマニをベンダーで曲げて製作したのではクリアランスが確保できないと判断。限られたスペースの中で、切り曲げ技術を駆使して作り出していった。
エンジンマウント付近でしかタービンの搭載スペースを捻出できなかったため、エンジンマウント部を大幅に加工してパイピングのスペースを確保した。
なお、ターボ化と並行して13B-MSPエンジン本体もイチから再構築。耐ブースト性を高めるために、ローターのバスタブを削って圧縮比を9.5(ノーマル10.0)までローコンプ化している。
重要なポートに関しては、吸気側は純正サイドポートを拡大した上で、鏡面加工を施す。一方の排気側はノーマルのサイドポートからFD3Sと同等のペリフェラルポートへと変更。これにより、全域出力向上&フィーリングアップに成功している。
インタークーラーはトラストのターボキット用をインストールする。チューナーとしては「タンクを製作して大型のコアを搭載したかった」というのが本音だが、ユーザーカーであるため、加工せずにスムーズに組み付けられることを優先した。
取材時は慣らしの段階で、マネージメントは純正ECU書き換えで対応していたが、いずれはF-CON Vプロでセッティングを進めていき、実測300psオーバーを目指すという。このRX-8が、リアルスポーツのRX-7と対等の速さを手に入れる日は近い。
●取材協力:フジタエンジニアリング 大阪府堺市東区八下町1丁82-1 TEL:072-258-1313
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みんなのコメント
遣るだけ無駄
普通にノーマル同士でマシン100%使い切った勝負がみたいな