ウイリアムズはローガン・サージェントを解雇し、同チームの若手育成プログラムからFIA F2に参戦しているフランコ・コラピントを起用すると発表。F1デビューを果たすコラピントは2024年シーズンの残る9戦に出場することとなった。
先日のオランダGPのフリー走行で高速クラッシュを喫したサージェント。チーム側はそのパフォーマンスに不満を募らせており、ここ数日はドライバー交代が検討されていた。
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サージェントは今季ここまで1ポイントも獲得できておらず、チーム代表のジェームス・ボウルズは、最新アップデートを台無しにしたサージェントに対して我慢の限界に達していた。
そのためボウルズ代表は、オランダGPでライバルチームの代表陣と話し合いを行ない、サージェントの後任候補を探した。
その選択肢には当初、メルセデスのリザーブドライバーであるミック・シューマッハーや、レッドブルのリザーブドライバーであるリアム・ローソンが含まれ、両チームとも適切なオファーを受け入れると語っていた。
しかしウイリアムズは、自チームの若手育成プログラムであるウイリアムズ・ドライバー・アカデミー所属の若手コラピントがベターだと判断。他チームからのレンタルとは異なる選択肢を選んだ。
この決断について、ウイリアムズのチーム代表であるジェームス・ボウルズは次のように語った。
「シーズン途中でドライバーを交代させることは軽々しくできる決断ではないが、この決断によって、ウイリアムズが残りのシーズンでポイント争いを展開する上で、最高のチャンスを得ることができると信じている」
「マシンには大きなアップデートを投入したばかりで、非常にタイトな中団争いの中で、ポイント獲得のチャンスを最大限に活かす必要がある」
「またウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーで若手ドライバーに投資することも重要だと考えており、フランコはシーズン残り9戦でその才能を発揮する素晴らしい機会を得た」
「ウイリアムズで全力を尽くしてきたローガンにとって、このような事態は非常に厳しいモノであることは間違いない。彼の献身と前向きな姿勢に感謝したい」
「ローガンは依然として才能あるドライバーであり、我々は彼が将来にわたってレースキャリアを続けられるようにサポートしていく。フランコは素晴らしいスピードと大きなポテンシャルを持っている。彼がF1で何ができるのかを見るのが楽しみだ」
コラピントはジュニアカテゴリーから力強いポテンシャルを示してきた。FIA F3参戦2年目となる2023年にランキング4位になると、今年はMPモータースポーツからF2へ昇格。当初は、今季に向けて新しくなったF2マシンからスピードを引き出すことに苦戦してきたが、インシーズンテストで調子を上げると、上位の常連となった。
イモラ戦のスプリントでコラピントは、タイトル争いを繰り広げるポール・アーロンに最終ラップで仕掛けて勝利を飾った。その後レッドブルリンク戦とバルセロナ戦で表彰台を獲得した。
ただここ最近、コラピントは調子を落としており、現在ランキング6番手とタイトル争いからは遠ざかっている。
しかしジュニア時代の成績よりも重要なのは、コラピントがF1マシンを知っており、今季のウイリアムズのマシンでも貴重な経験を積んでいるということだ。
コラピントは昨年、アブダビでシーズン終了後のテストに参加。そこで初めてF1マシンを走らせた。今年のイギリスGPでは、サージェントのマシンでFP1出走も果たした。
ウイリアムズでのF1デビューについて、コラピントは次のように語った。
「ウイリアムズでF1デビューできるなんて光栄だ。これこそが夢なんだ」
「このチームには素晴らしい歴史があり、上位に戻るという使命がある。僕がその一翼を担うことが待ち切れないよ」
「シーズン半ばからF1に参戦することは、大きな学習曲線になるけど、僕は挑戦する気満々だし、アレックス(アレクサンダー・アルボン/ウイリアムズ)やチームと一緒に、成功に向けて全力を注ぐよ」
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