現在F1のオーナーを務めるリバティ・メディアは、人里離れた常設サーキットではなく、積極的に人口の多い市街地にレース会場を設けてF1を開催していくという路線を採っている。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)も、ファンから最大の関心を得るためには市街地でレースを行なうべきだとしてその方針に賛同している。
F1は、今季5戦を終えた時点で既にマイアミ、サウジアラビアで市街地レースを開催。来年はラスベガスGPが新たにカレンダーに加わることになる。
F1に関わる人の多くが昔ながらのクラシックなサーキットレースの存在が重要だと考えている。ハミルトンもそのひとりではある一方で、F1への関心が高まりつつある今、最も人が集まりやすい場所でレースを開催することが、その関心を最大化できると考えているのだ。
「僕は少し古い人間なんだ」と彼は言う。
「だからもちろん、僕は歴史のある特定のサーキットが大好きだ。でも、歳を重ねるにつれて、人こそが重要だということに気がついた」
「人も少なく、ホテルやコミュニティも充実していないようなところでも、歴史のあるサーキットを走るのは、個人的にはクールなことだ。でも重要なのは人の存在だ」
「人々の存在こそがグランプリを創るんだ。パンデミックの時も経験したけど、誰もいないなんて雰囲気ゼロだよ。テストみたいで、楽しいモノじゃなかった」
「今は何十万人もの人がレースに訪れて、活気に溢れている。ワクワクしていて、もっと知りたいと思っているんだ」
オーナー変更以降、ソーシャルメディアの活用やNetflixのドキュメンタリー番組『Drive to Survive』シリーズの成功もあり、北米を中心に大きな関心がF1に向けられている。その結果としてマイアミGPでは週末を通して24万人を越えるファンがサーキットに駆けつけており、ハミルトンは都市部での開催がより幅広い層の人々をレースに呼び込むと考えている。
「ファンこそがこのスポーツの中心であり、彼らこそがスポーツを創り上げているんだと思う」
「都市部で開催することで、その地域と関わりを持ちインパクトを与えることができるんだ」
「例えば、僕はニュルブルクリンクが大好きだ。でもあそこには多様なコミュニティがある訳ではない。僕らはあそこにインパクトを与えることはできないんだ」
「マイアミでも、何かできるはずだ。僕は様々なバックグラウンドを持つ子どもたちに会ったよ。彼らはエンジニアリングやSTEM(科学・技術・工学・数学の教育)分野などに関わりたいと思ってくれていて、僕はとってもクールに思うよ」
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