現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 北米市場で発表されたマツダ3 2.5ターボは、マツダスピードアクセラの再来なのか?

ここから本文です

北米市場で発表されたマツダ3 2.5ターボは、マツダスピードアクセラの再来なのか?

掲載 更新 25
北米市場で発表されたマツダ3 2.5ターボは、マツダスピードアクセラの再来なのか?

2020年7月8日、北米市場でマツダ車の販売を行うマツダノースアメリカンオペレーションズは、2021年モデルのマツダ3を今秋に発売すると発表。ラインアップの中には「マツダ3 2.5ターボ(Mazda3 2.5 Turbo)」という名のモデルが含まれるという。

※タイトル画像は、北米仕様のマツダ3(2020年モデル)とマツダスピードアクセラ。

【くるま問答】最近のクルマにテンパータイヤはない。パンク修理キットをどう使う? 最高速は?

4WDと6速ATを組み合わせ、素性はジャジャ馬ではなさそうだが
優れたデザイン性を持つモデルに贈られるワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーやレッド・ドットのベスト・オブ・ザ・ベスト賞など、現在のマツダ3がデザイン賞をいくつも受賞したことはよく知られている。また、新ガソリンエンジン技術スカイアクティブXを搭載したとあって、話題の尽きないモデルである。

そして2020年7月8日、マツダの北米法人マツダノースアメリカンオペレーションズは2021年モデルのマツダ3を発表。従来2.5L直4ガソリンエンジン(約188ps/252Nm)だけだったラインアップに、ふたつのパワートレーンを追加するという。ひとつは日本にも導入されている2L直4ガソリンエンジン(約157ps/203Nm)で、もうひとつは高出力な2.5L直4ターボだという。

2.5Lターボといえば、すでにCX-8やマツダ6などに搭載されているスカイアクティブG 2.5Tを思い浮かべる。230ps/420Nm(日本・レギュラーガソリン仕様)を発生し、ディーゼルよりも高回転型でハイパワー、さらに静粛性も高いとあって一部の層から強い支持を受けているエンジンだ。

マツダ3に新たに搭載する2.5Lターボエンジンは、給油されるガソリンのオクタン価によって異なるパワーを発生し、87オクタンで約230ps/420Nm・93オクタンで約253ps/433Nmとなる。この数値を見る限りは、日本のCX-5などと同じ仕様に見える。しかし発表によるとマツダ3に合わせてリチューンされており、さらにコーナリング性能を高める4WDシステム「i-ACTIV AWD」を組み合わせることによって、高い走行性能を期待するユーザーも納得のドライビングダイナミクスを実現するという。

さてここまで読んで、過去販売されていたマツダスピードアクセラを思い浮かべた人も多いことだろう。初代は2006年6月に、2代目は2009年6月に発売されたホットハッチで、いずれも2.3L直4ターボ+6速MTを組み合わせていた。また専用にボディ剛性を強化、専用セッティングのサスペンションなどによりハンドリング性能を大きく向上させたモデルだった。

最大の特徴は264ps/380Nmというエンジンパワー(初代・2代目ともに同じ)だ。数字だけ見るとスバル インプレッサWRX STIや三菱 ランサーエボリューションなどといったハイパー4WDのライバルと思うかもしれないが、実はマツダスピードアクセラはFF。215幅(2代目は225幅)の2本のタイヤでこのパワーを受け止めるのだから、そのジャジャ馬っぷりは言わずもがな。それでもボディ剛性の高さからファンも多く、復活を望む声をよく聞く存在だった。

マツダ3 2.5ターボの存在を聞いた時、マツダスピードアクセラの再来か!?日本でも復活か!?と思ったものだが、どうも素性は違うようだ。新型が4WDである点、組み合わされるトランスミッションが6速ATのみという点、近年マツダがブランドの方向性を高級志向に舵を切っている点などを見ると、プレミアム志向の高性能ハッチバックに仕上げられているのではないかと考えられる。

いずれにしても、北米市場で発売されるのは2020年秋から。販売価格も含め、車両の詳細も今後発表されることだろうから、日本市場での導入の報も期待して待とう。

[ アルバム : マツダ3 2.5ターボ はオリジナルサイトでご覧ください ]

文:Webモーターマガジン Webモーターマガジン編集部
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

フェアレディZマイナーチェンジ車と新たなNISMOコンセプトに注目! 日産が「東京オートサロン2026」の出展概要を発表
フェアレディZマイナーチェンジ車と新たなNISMOコンセプトに注目! 日産が「東京オートサロン2026」の出展概要を発表
カー・アンド・ドライバー
約400万円! トヨタ新「スライドドア“バン”」がスゴイ! 2列“6人乗り”仕様&1.5リッター「直4」採用! 大口顔の西国「プロ“エース”」とは
約400万円! トヨタ新「スライドドア“バン”」がスゴイ! 2列“6人乗り”仕様&1.5リッター「直4」採用! 大口顔の西国「プロ“エース”」とは
くるまのニュース
ホンダ「NS125R」(1987年)【80年代に登場したホンダのバイク図鑑】
ホンダ「NS125R」(1987年)【80年代に登場したホンダのバイク図鑑】
webオートバイ
新型デリカD:5・発売直前先取り詳報!
新型デリカD:5・発売直前先取り詳報!
グーネット
プロに聞いた「好きなクルマBEST3」あのとき買ってよけば良かった…と言わないために
プロに聞いた「好きなクルマBEST3」あのとき買ってよけば良かった…と言わないために
グーネット
高台から望む絶景と、旅に寄り添う心づかい「堂ヶ島ニュー銀水」【心を満たす温泉宿24選】
高台から望む絶景と、旅に寄り添う心づかい「堂ヶ島ニュー銀水」【心を満たす温泉宿24選】
グーネット
新型「RAV4」ついに発売!トヨタ初採用の技術詰め込んだ新世代SUV
新型「RAV4」ついに発売!トヨタ初採用の技術詰め込んだ新世代SUV
グーネット
日産が放つ新たな一台。NISMO特別コンセプトモデル初公開 東京オートサロン2026
日産が放つ新たな一台。NISMO特別コンセプトモデル初公開 東京オートサロン2026
グーネット
LBXの魅力を格上げ!MORIZO RR専用カスタムパーツをラインアップ AIMGAIN
LBXの魅力を格上げ!MORIZO RR専用カスタムパーツをラインアップ AIMGAIN
グーネット
トヨタ 新型「GR GT/GT3」が走る!デモラン世界初披露へ 東京オートサロン2026
トヨタ 新型「GR GT/GT3」が走る!デモラン世界初披露へ 東京オートサロン2026
グーネット
【25’ 12/15最新】レギュラーガソリンさらに安く、平均価格は4年ぶり150円台に
【25’ 12/15最新】レギュラーガソリンさらに安く、平均価格は4年ぶり150円台に
グーネット
グーネット編集部がモビショーを練り歩き! 発売が待ち遠しい注目モデルに迫る
グーネット編集部がモビショーを練り歩き! 発売が待ち遠しい注目モデルに迫る
グーネット
縦長グリル卒業へ!? 新世代モデルはデザイン一新!! ジャパンモビリティショー2025のBMW&MINIブース
縦長グリル卒業へ!? 新世代モデルはデザイン一新!! ジャパンモビリティショー2025のBMW&MINIブース
ベストカーWeb
シリーズ史上最高の反発力! ナイキ「ペガサスプレミアム」に新色が登場!! ブラウン基調の配色と“ミニスウッシュ”が目を惹く街履きにおしゃれな1足です
シリーズ史上最高の反発力! ナイキ「ペガサスプレミアム」に新色が登場!! ブラウン基調の配色と“ミニスウッシュ”が目を惹く街履きにおしゃれな1足です
VAGUE
ホンダ新型「CR-V」公開に反響殺到! 「世界一かっこいい!」「ライバルよりイケメン」デザイン推しの声も! 「アコード」のエンジン&高性能4WD搭載する「最新SUV」がスゴい!
ホンダ新型「CR-V」公開に反響殺到! 「世界一かっこいい!」「ライバルよりイケメン」デザイン推しの声も! 「アコード」のエンジン&高性能4WD搭載する「最新SUV」がスゴい!
くるまのニュース
新年にふさわしい「イヤー・オブ・ザ・ホース」が刻む鼓動――赤きグラデのダイヤルとムーンフェイズをたずさえたロンジン新作とは
新年にふさわしい「イヤー・オブ・ザ・ホース」が刻む鼓動――赤きグラデのダイヤルとムーンフェイズをたずさえたロンジン新作とは
VAGUE
ナイキ「エア フォース 1 “Stadium Green/Laser Orange”」はヒートマップ風のアツい一足──GQ新着スニーカー
ナイキ「エア フォース 1 “Stadium Green/Laser Orange”」はヒートマップ風のアツい一足──GQ新着スニーカー
GQ JAPAN
ついに走ったぞGRヤリスMコンセプト! トヨタ大好き大学生がS耐第6戦の裏側に密着!! ミドシップ化の先に見える「グループB」の目標!
ついに走ったぞGRヤリスMコンセプト! トヨタ大好き大学生がS耐第6戦の裏側に密着!! ミドシップ化の先に見える「グループB」の目標!
ベストカーWeb

みんなのコメント

25件
  • 初代アクセラマツダスピードに未だに乗ってるが
    使い勝手もよく、パワーも申し分なく次も乗りたいくらいです。
    もう14万キロ超えるがノントラブル。
  • ハイオク仕様MTでくるんじゃない?
    300万超えるくらいで250馬力のホットハッチなら、好きもんには売れるでしょ。ATだと微妙な気がするが。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

288 . 8万円 326 . 6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

110 . 0万円 286 . 0万円

中古車を検索
マツダ MAZDA3 セダンの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

288 . 8万円 326 . 6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

110 . 0万円 286 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村