ルノー傘下のアルピーヌF1には最近になって、ルノー製パワーユニット(PU)プログラムを将来的に放棄する可能性が浮上している。この状況に、ドライバーのピエール・ガスリーが見解を示した。
アルピーヌはフランスのヴィリー・シャティヨンで開発・製造されているルノー製のPUを使用し、参戦している。しかしルノーとアルピーヌの首脳陣は今季、厳しいスタートを切ったF1プロジェクトを評価する一環として状況を改善するために何が必要なのか検討を進めている中で、ルノーは自社製PUを放棄し、他メーカーのPUを使う可能性も検討されていることが、調べによって分かった。
現在はPUのパフォーマンス開発が凍結されているが、ルノー製PUはライバルに比べて性能が低く、2026年に登場する次世代PUに対応できるかどうかも定かではないことから、自社製PUの開発・製造に巨額の投資をすることが不可欠かどうか、疑問視されているという背景がある。
この状況に、ドライバーのガスリーも意見を表明。チームは何が最善なのかすべての選択肢を検討し、競争力を重視することが大事になるだろうと語った。
「チームとして、あらゆる選択肢を検討して、パフォーマンス面で何が最善なのかを考慮することが重要だ」
「僕たちチームの目標はとても明確だ。僕らは競争力を発揮したいと思っている。先頭を争いたいんだ」
「チームとの話し合いはとても開かれたモノになっている。だから僕はトップマネジメント層の決定を信頼しているし、その面で特に心配はしていない」
なおアルピーヌが自社製PUを諦めてカスタマーとなった場合、PUとシャシーの統合という面では柔軟性を失うことになる。その点は、ガスリーも十分に認識しているようだ。
「基本的に、ワークスチームにはなにも制限がない。それは自分たちで決めることができるからで、そこはアドバンテージになっている」
「現段階のレギュレーションでは、特にエンジン面では全ての関係者の間で、明確に公平性がある。でもワークスチームとしての柔軟性は少し失われてしまうね」
なおアルピーヌは2024年シーズンのアップデートは夏休みまで予定されていない。それでも、ガスリーは後半戦でのパフォーマンス向上を確信していると語った。
「マネジメント面であれオペレーションであれ、ファクトリーでのプロセスであれ、チーム内部では多くの変化があった」
「様々な部門で多くの改善が進んでいるけど、それがコース上でのパフォーマンス向上にすぐにつながるわけじゃないんだ」
「多くのエリアで、かなり赤信号が灯っていたけど、それもマシン開発と改善に役立ってくれると僕は信じている」
「今のところ、そのパフォーマンスは視認できていない。でも今年後半にはパフォーマンスが向上してくるのは分かっている」
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