独BMW、6シリーズ グランツーリスモの改良モデルを公開

独BGMは5月27日、5ドアファストバック「6シリーズ グランツーリスモ」の改良モデルを公開した。

「5シリーズ」をベースに実用的なハッチゲートを採用し、さらに全高を高めに設定したボディにより室内スペースも拡大した6シリーズ グランツーリスモ。先代にあたるモデルは「5シリーズ グランツーリスモ」を名乗ったが、より上級であることを明確にするため、2017年にデビューした現行型からは「6」を名乗るようになった。

今回のマイナーチェンジは同日に発表された5シリーズの改良を受けたもので、L字型の点灯形状を持つヘッドライトや左右をつなげたキドニーグリルなど、最新のBMWに共通のデザインが採用されている。Mスポーツのフロントグリルも小変更を受け、縦型のエアインテークを備えた、よりアグレッシブな形状となった。リアエンドからプレスラインが廃され、エレガントなルックスを強調したことも5シリーズと同様だ。

インテリアの改良点も基本的にベースモデルと同様だが、12.3インチ液晶のメーターパネルやダコタレザーの内装をすべてのグレードで標準となるなど「6」を名乗るにふさわしい上質感が与えられている。大人4人での長距離移動を難なくこなすモデルだけに、リアシートエンターテイメントシステムや4ゾーンフルオートエアコンなどの快適装備も充実している。

パワーユニットはすべて48V電装のスタータージェネレーターを備えたマイルドハイブリッドとなり、ガソリン、ディーゼルとも2.0L直4と3.0L直6がラインナップされ、ディーゼルの3.0L直6については出力違いで2タイプが存在する。組み合わされるトランスミッションは8速ステップトロニックAT、駆動方式はRWDが基本だが、直6エンジンではAWDの「xDrive」も選択可能だ。

ラグジュアリーセダンの派生モデルは複数存在するが、トール・ファストバックという6シリーズ グランツーリスモの成り立ちは、マーケットでも異色の存在。欧州でのローンチは6月が予定されている。

Comments

ん？８が出て６は廃番になったんじゃなかったの？

室内は巨大で荷物も沢山積めて走りも本家と大差なし
極めて実用的な高性能サルーン
但し巨大なハッチバック車といういでたちを我慢できればだけど