創業60年のウェッズから「VIPセダン」に似合う対象的な2つの新作が登場！ カスタム派オーナーに激推しできる理由とは【AMW selection】

こだわりの強いVIPセダンオーナーにこそ「ヴェルサム」

2024年は、ウェッズにとって創業60周年という記念すべきアニバーサリーイヤー。そしてウェッズを代表するブランドである「クレンツェ」にとっては30周年という年でもあります。そこでウェッズはクレンツェから「ヴェルサム」というアニバーサリー・モデルをリリースしたのですが、そのヴェルサムに1ピースモデルとなる「030エボ」が新たにラインアップしました。また、昨今のレトロブームを反映したマーベリック「1613M」も登場。まったくベクトルの異なるブランドですが、どちらもVIPセダンにマッチする最新作を紹介します。

クレンツェ30年の集大成「ヴェルサム」

ブランド誕生30周年というヴェルサムは、ブランド30年のノウハウ──直線や曲線、平面に曲面、落とし込み、ひねり、部分切削等、あらゆる造形・手法を駆使して、あたかも芸術作品を仕立てるようにして生み出された。イヤーモデルが話題に上るのは毎年恒例ながら、とくに今年はウェッズが創業60周年、クレンツェブランドも30周年という記念すべき年であったため、いつも以上に熱量を感じられる仕上がりである。

ドイツ語で「結集」などを意味するネーミングは、歴代クレンツェモデルの特徴を継承し、紡ぎ出した集大成というニュアンスも込められている。

スタイルはクレンツェにとって根幹にして王道の5本ツインスポーク。往年の名作・ケルベロスIIやLXZを想起するファンもいることだろう。スポークはアシンメトリーで、片側は曲線＆曲面基調で柔らかに、もう片側は直線＆平面基調でエッジーに。根本と先端には特徴的な曲げを入れ、側面はえぐりや折り目を付けて三次元的な造形で魅せているのが特徴だ。

サイズは、19～22インチと大径サイズを網羅。20～21インチではリムをノーマルとリバースから選択可能だ。カラーはクレンツェの基本色といえるSBCポリッシュと、ブラック＆バフ／ブラッシュドが引き続き採用されている。

クレンツェとしては実に34作目となるヴェルサム。ミニバン／セダン／SUVと、幅広いカスタム上級者にも受け入れられる仕上がりに注目だ。

とくに昨今のVIPセダンにおいては、エアロも吊るしではなくオーナーが独自にリデザイン、手を加えてオリジナリティをアピールするのが普通になった。コンテストに出場するような上級者はほぼすべて自分だけのスタイルを追求しているのが常である。

そうした造形も複雑かつ迫力あるエクステリアのVIPセダンにこそ、ヴェルサムの曲線と直線を多用した3次元的な造形のデザインはベストマッチするのである。スポーティとラグジュアリーのちょうどいいところを抽出したようなヴェルサムは、あらゆるVIPセダンの足元を飾るに違いない。

Kranze Versam クレンツェ ヴェルサム

・SIZE／PRICE（消費税込） 19×7.5J～13.0J／11万2200円～21万3400円 20×8.0J～13.0J／12万1000円～22万8800円 21×8.0J～12.0J／14万6300円～24万9700円 22×8.0J～13.0J／18万8100円～30万300円 ・カラー：セピアブラックポリッシュ／SBCポリッシュ／ブラック＆バフ/ブラッシュド／ミラーバレルブラッシュド ●問：ウェッズ TEL：03-5753-8201 https://www.weds.co.jp

1ピースの「ヴェルサム030エボ」

先行して発表された3ピースのヴェルサムを新しくモノブロック化した1ピースとしたのが、ヴェルサム030エボ、ウェッズの最新作である。

直線・曲線・平面・曲面を三次元的に組み合わせたスポークや、それをクレンツェ伝統の5本ツインに仕立てたレイアウトは元モデルと共通となっている。ただし各部は細かくリファインされており、ディスク断面もサイズごとに最適化が図られている。

またモノブロック化に伴ってリムオーバーデザインに変更されている点がポイントだ。これによりスポークをより長く見せることになり、ワンサイズ上の存在感を発揮する。エボでは定番の手法ながら、これを待っていたファンも多いはず。

そして最大のポイントは、16インチから22インチまでという豊富なサイズ設定であろう。コンパクトカーからビッグセダン、高級ミニバンまで幅広い車種でクレンツェ30年の集大成といえるホイールを味わえるのである。

カラーはSBCポリッシュに加え、従来のエボシリーズにはなかったマットブラックも登場した点が、最新トレンドをキャッチしている点だ。

Kranze Versam 030 EVO クレンツェ ヴェルサム030エボ

・SIZE／PRICE (1)SBCポリッシュ、(2)マットブラック（消費税込） 16×5.5J／(1)6万2700円、(2)4万4000円 16×6.0J／(1)6万4900円、(2)4万6200円 16×6.5J／(1)6万7100円、(2)4万8400円 17×6.0J／(1)7万3700円、(2)5万5000円 17×6.5J／(1)7万5900円、(2)5万7200円 17×7.5J／(1)7万8100円、(2)5万9400円 18×7.5J／(1)8万6350円、(2)6万7650円 19×8.0J／(1)9万7350円、(2)7万8650円 20×8.5J／(1)11万550円、(2)9万1850円 21×9.0J／(1)12万3200円、(2)10万4500円 22×9.0J／(1)12万3200円、(2)10万8900円 ・カラー：SBCポリッシュ／マットブラック ●問：ウェッズ TEL：03-5753-8201 https://www.weds.co.jp

定番を一新「マーベリック1613M」

VIPセダンにマッチするホイールは、なにもクレンツェだけではない。ウェッズの2ピースブランドのマーベリックからも意欲作が発表された。

最新作「1613M」は、クラシカル系のど真ん中を行く、細身の13交点メッシュモデルとなる。

ピアスボルトは1周途切れることなく配置されており、台座面は1段落とし。その分だけアウターリムの幅を稼ぎ、同サイズのほかのホイールよりも深リムにできる設計になっている。19～21インチに用意された段リムとも相性抜群だ。

近頃のトレンドのひとつとして、1990年代～2000年代のクルマを当時のカスタムの流儀に従って仕上げるというのがある。これはVIPセダンでも同様のムーブメントが起きている。そうしたノスタルジックなカスタムを目指すカスタマーには、1613Mはまさにぴったりの1本だ。

また、あえて現行車種などにもかつての定番、クラシカルテイストのホイールを合わせて楽しむ人も多い。そうしたVIPセダンオーナーにとっても注目が1613Mである。当時のモータースポーツシーンを彷彿とさせるサムライゴールドは、まさにそうしたオーナーにオススメである。

MAVERICK 1613M マーベリック1613M

・SIZE／PRICE（消費税込） 21×9.0J～11.0J／11万8800円～12万7600円 20×8.0J～11.0J／10万3400円～11万4400円 19×7.5J～10.5J／8万9100円～10万100円 18×7.5J～10.0J／8万2500円～9万2400円 ・カラー：ハイパーメタルブラック、サムライゴールド、グレイズブラック ●問：ウェッズ TEL：03-5753-8201 https://www.weds.co.jp

Comments

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昔はノーマルホイールがめちゃカッコ悪くてすぐ変えていたけど
今は大口径になってデザインもそこまで変じゃない。
だから最近やたらとタイヤホイールメーカーがCM出すようになったのかな？