■トヨタ新「アバロン」登場
2023年7月25日、トヨタと中国第一汽車集団の合弁会社「一汽トヨタ」は、ミドルサイズセダンの「アバロン」に新たな「セレクトエディション」を設定すると発表しました。
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アバロンの初代モデルは、1994年にトヨタブランドのフラッグシップセダンという位置づけで北米に登場。その後、同モデルは日本でも販売されました。さらに、2000年に登場した2代目アバロンも、日本では「プロナード」という車名で展開されていました。
2005年に登場した3代目以降は日本国内では販売されていませんが、2018年に登場した現行モデルの5代目も北米での販売は現在終了しており、その役目を「クラウン クロスオーバー」に引き継いだとされています。
しかし、この5代目は中国では販売が継続されています。扱うのは一汽トヨタですが、同社のラインナップの中では最上級セダンに位置します。
5代目アバロンのプラットフォームは、日本でも販売されているトヨタの「RAV4」「ハリアー」「カムリ」などと同じGL-Kプラットフォームを採用。ボデイサイズは全長4990mm×全幅1850mm×全高1450mm、ホイールベースは2870mmです。
エクステリアは、大きな口を開けたような大型グリルが特徴的です。横長のLEDヘッドランプと組み合わせ、シャープでダイナミックなフロントフェイスを実現しています。
インテリアは、アルミパーツやウッドパネルなどを採用したフラッグシップセダンにふさわしい上質感の高いデザインです。
中国仕様のパワートレインは、最高出力176馬力・最大トルク207Nmを発揮する2.0リッター直列4気筒エンジンと最高出力206馬力・最大トルク244Nmを発揮する2.5リッター直列4気筒エンジンの2種のガソリンエンジンモデルと、最高出力178馬力・最大トルク221Nmを発揮する直列4気筒エンジンに最高出力119馬力・最大トルク202Nmのモーターを組み合わせたハイブリッドモデルの計3種を用意。
これに組み合わされるトランスミッションは、2.0リッター直列4気筒エンジンモデルでCVT、2.5リッター直列4気筒エンジンモデルで8速AT、ハイブリッドモデルでE-CVTです。
今回新たに発表されたセレクトエディションは、2.0リッター直列4気筒エンジンモデルをベースとし、外装に大きな変更はありませんが、インテリアは、レザーのシートやハンドルを標準装備し高級感を高めているほか、価格は20万9800元(約413万円)に抑えられています。
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