トヨタの人気ピックアップトラックのハイラックスが商品改良を敢行。内外装デザインの変更や燃費の改善、安全・操縦安定性の向上などを実施
トヨタ自動車は8月19日、トヨタ・モーター・タイランドで生産して日本に輸入するピックアップトラック「ハイラックス」の一部改良を実施して発売した。
車種展開は以下の通り。
Z:387万6000円
X:347万1000円
トヨタの人気SUV「RAV4」が商品改良で機能性と安全性をアップ
今回の一部改良は、内外装デザインの進化や走行性能の向上がメインメニューだ。まず外装では、台形の大型グリルにより顔の厚み感を増し、グリルを支えるフロント構成で力強さを表現。また、日本仕様専用のバンパーガードガーニッシュを組み込んで、よりアクティブなイメージを創出する。さらに、薄型化したグリルからヘッドランプに軸を通すことでワイド感を強調。ヘッドランプ自体はBi-Beam LED化し(Zグレードに標準装備)、先進的な表情を作り出した。
次に内装に関しては、標準モデルのXグレードにもオプティトロンメーター+4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを設定し、視認性を向上。また、メーター自体にはリングのメッキ加飾を施し、上級イメージを強調した。
走行性能については、2GD-FTV型2393cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力150ps/3400rpm、最大トルク40.8kg・m/1600~2000rpm)の改良が訴求点。合わせてアイドリングストップ機構を追加することで、WLTCモード燃費は11.7km/リットル、JC08モード燃費は13.6km/リットル(従来は11.8km/リットル)を達成した。
また、足回りの改良も行い、サスペンションのセッティング変更やVFC機能(Variable flow control:パワーステアリングのオイル流量を制御する機能)の追加で操縦安定性と乗り心地を向上。さらに、ZグレードにはオートLSDを組み込み、トラクション性能をいっそう引き上げた。
安全機能の向上も見逃せない。Zグレードにはプリクラッシュセーフティやレーンディパーチャーアラート(ヨーアシスト機能付)などの安全機能に加え、新たに静止物の接近を表示とブザーで知らせるクリアランスソナー&バックソナーを標準で装備した。
なお、ボディカラーにはオフロードでも映えるタフで上品なオキサイドブロンズメタリック、質感が高く洗練されたイメージのダークブルーマイカを含む計5色をラインアップしている。
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