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車に付いた「花粉」汚れ そのまま“放置”は絶対NG!? きれいなボディに悪影響与えることも… 早めに手入れしたい理由とは

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車に付いた「花粉」汚れ そのまま“放置”は絶対NG!? きれいなボディに悪影響与えることも… 早めに手入れしたい理由とは

■愛車のボディに「シミ」… それ「花粉」のせいかも

 春は花粉症を持つ人にとっては辛い季節ですが、花粉はクルマにも影響を与えることがあるといいます。
 
 クルマのボディに花粉が付着したまま放置してしまうと、どのような問題が生じるのでしょうか。

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 春は特に花粉の飛散が多い時期で、スギ花粉は3月下旬ごろから落ち着いてきているものの、入れ替わるようにヒノキ花粉の飛散が本格化しており、毎日の花粉飛散情報でも「非常に多い」の表示を見かけます。

 ヒノキ花粉の飛散ピークは九州では4月上旬まで、中国・四国から東北までの多くの地域では4月中旬まで続くといいます。

 年間の中でもスギ花粉の飛散が開始する2月頃から、ヒノキ花粉の飛散が終わる5月頃までは、花粉症対策だけでなく実はクルマの花粉対策も重要です。

 花粉の飛散ピークとなる今の時期には、クルマのボディに黄色く粉っぽい汚れが付着することがありますが、これは飛散したスギ花粉やヒノキ花粉による汚れの可能性があります。

 特に、屋外の駐車場や屋根のみのカーポートなどに駐車しているクルマは花粉汚れが付着しやすく、ボディがくすんで見えたり、フロントガラスの視界が悪くなったりするのです。

 この花粉について、カーコーティング専門店の担当者は以下のように話します。

「花粉などでクルマが汚れてしまったら、できるだけ早めに洗車して花粉を洗い流すことが大切です。

 洗車する時はクルマ専用の洗剤を使用したシャンプー洗車を行うことによって、花粉による汚れもしっかり落とすことができます」

 このように花粉による汚れはクルマの見た目がくすんでしまう以外にも、放置するとボディを傷めてしまう可能性があるため、早めに対処することが大切です。

 花粉は乾燥した状態であれば大きな問題は生じにくいのですが、雨などの水分に触れるとタンパク質の一種である「ペクチン」という成分が溶け出します。

 ペクチンは通常はベタベタとした粘着質な物質ですが、花粉の付着したボディに雨が降ると、サラサラの花粉がベタっとした汚れに変わり、その後雨が乾くと汚れがボディにこびりついてしまいます。

 こうなると汚れが落としにくくなるだけではなく、放置するとボディのシミや腐食の原因となってしまうため、花粉の多い時期にはこまめに洗車して、花粉を洗い流すことが大切なのです。

 花粉汚れを洗車する時には、いきなり濡れたタオルなどで拭くとボディに傷がつく原因となるため、必ず最初にクルマ全体に水をかけて、付着している花粉や汚れをざっと洗い流すといいでしょう。

 次に、カーシャンプーをしっかりと泡立てて汚れを泡で包み込むようにして洗います。

 また、ペクチンは熱に弱い性質を持つことから、こびりついた花粉の汚れやシミが気になる時は、お湯で洗い流すのも効果的です。

 この時、お湯の温度が高すぎるとボディやワイパーのゴムなどにダメージを与えてしまう可能性もあるため、45度程度から様子を見ながら試していくといいでしょう。

 では、花粉汚れを予防することはできるのでしょうか。先出のコーティング店スタッフは以下のように説明します。

「花粉による汚れを完全に防ぐことは難しいですが、気になる場合は事前にカーコーティングをしておくことで、花粉をつきにくくすることが可能ですので、ぜひ相談してください」

 コーティングはボディ表面を美しく保つだけでなく、花粉などの汚れが付着しにくくなるメリットもあります。

 愛車をキレイに保ちたいのであれば、こうしたコーティングも活用するとなお良いでしょう。

※ ※ ※

 この時期はどうしても花粉と雨によってクルマが汚れがちになりますが、汚れがこびりつく前に定期的に洗車することが大切です。

 また、花粉症を持つ人の場合は、車内に花粉を持ち込まないように、乗車前には服を払ってから乗ったり、エアコンフィルターを微粒子を吸着する高性能なタイプにしてみるなどの対策を講じると良いでしょう。

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みんなのコメント

27件
  • hrw********
    花粉もそうだけど、黄砂も相まって洗車した翌日にはうっすら黄色になっちゃう。
    そこに僅かな雨が降った日にゃヒョウ柄です(;´Д`)
  • lan********
    写真のように青い車に乗ってるけどホント目立つね、花粉や黄砂の黄色い汚れ。
    前の色より目立つ気がする。
    洗ってもどうせすぐにまた付いてしまうからシーズン終わるまで放ったらかしとなってしまいそうになるのをこらえて洗ってるよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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