富士スピードウェイで今週末行われる2024全日本スーパーフォーミュラ選手権の第6&7戦を前に行われた金曜フリー走行で、今季同シリーズに最年少で挑戦しているJuju(TGM Grand Prix)は19番手でセッションを終え、着実に手応えを掴んでいる様子だった。
ここまで初経験のコースばかりで、フリー走行ではマシンのセットアップとコース習熟に時間を費やすことが多かったJuju。今回の舞台となる富士は、第4戦で予選・決勝ともに戦っているほか、公式テストも2日間行われており、充分なくらいの走り込みができている。
「今までにないくらい好感触」と金曜最速の佐藤蓮。“走れるエンジニア”の新たな気づきもカギに/SF第6・7戦
第4戦のデータも踏まえて、今回に向けた課題をチームとともに洗い出してきたJujuは、セッション開始から着々とタイムを上げていき、最後のタイムアタックでは1分24秒405をマーク。トップから1.636秒差で全体の19番手につけた(出走は21台)。
「チームとも夏休みの期間に時間があったので、前回(第4戦)の富士でのデータも参考にして自分たちができることをしっかりやってきました。それを今回フリー走行で予選に向けていろいろ試すことができました。富士は前回(第4戦)レースをやっていて、他のサーキットと比べると経験があるので、しっかりと最初から落ち着いて走行できたのかなと思います」とJuju。
「まだまだ課題はありますけど、最後にタイムアタックに行って全車同じ条件で走ったなかで、後ろに2台いるというところまで持ってくることができました。そういった意味では前回よりも前進しているのかなと思いますし、自分も含めてチームのモチベーションも前回より上がっていると思います。本当にいい流れでフリー走行を終えられたかなと思います」と、フリー走行の内容と結果を振り返った。
フリー走行ということで順位に関しては参考程度にしかならないが、チームメイトの大津弘樹に対して0.299秒差に迫っており、そこは確実に第4戦よりも差を縮めたということになる。
「まだまだ課題はあるので」と謙虚に語るJujuも、チームメイトとの“コンマ3秒差”について聞かれると、思わず笑みが溢れていた。
「嬉しさはありますけど……でも、まだまだなので。経験豊富なチームメイトがいるというのは自分にとっては良いことだなと思っています」
今回は2レース開催ということで、朝から予選が行われる。Q2進出ラインは依然として熾烈なため、そこに食い込むのは難しい状況というのは本人もわかっている様子で「結果という点では今年1年は厳しいものになると覚悟してきているので、自分たちの成長と日々学んでいくというところが目標です。その結果として良い結果が出れば嬉しいですけど、まずは自分の力をしっかり出し切るところにフォーカスして明日も走りたいなと思います」と、明日に向けての意気込みを語っていた。
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みんなのコメント
リザルト見たけど、Q1で1つ上の順位の車と0.5秒差、チームメイトと1.6秒差、トップと1.8秒差の安定の最下位。