コンパクトハイブリッドでも「GR」の走りを楽しめる！ ２代目アクアに専用パーツで武装した「GRスポーツ」を新設定

　この記事をまとめると

■トヨタ・アクアGRスポーツが新たに追加された

■専用の内外装パーツでよりスポーティなデザインに変貌を遂げた

■足まわりの専用チューニングで快適な乗り心地と高い操縦性を両立

　意のままに操れる喜びを体感できるスポーツモデル

　2011年に登場したアクアは、低価格、低燃費を実現したトヨタのハイブリッド専用コンパクトモデル。2021年7月には2代目にフルモデルチェンジを果たしており、高い環境性能と実用性に磨きがかかっている。

　そんなアクアに新たなモデル「GRスポーツ」が追加された。

　アクアGRスポーツは、トヨタのモータースポーツ活動から得た知見や技術を元にスポーツカーを開発する「トヨタガズーレーシング」によって手が加えられたスポーツモデルだ。その開発コンセプトは初代アクアGRスポーツの登場時から不変で、「意のままに操れる喜び」をコンセプトに、初代より操縦安定性と加速性能を向上させている。GRシリーズのテストドライバーが開発に携わっており、「GR」らしい走りを「GRスポーツ」でも表現すべく、徹底的に足まわりも鍛え直された。それでは早速、変更内容を見ていこう。

　外装はフロントバンパーの形状を改良し、フロントタイヤ周辺の空気流を整流化して後方に流すデザインとしたことで空気抵抗を低減。また、バンパーサイドまで続くロア加飾バーが、「G」をモチーフにした六角形メッシュをインナーグリルとして採用した専用ラジエーターグリルと組み合わされることで、高い機能性と上質なデザインを両立した。

　ボディサイドは専用ロッカーモールディングで厚みを持たせ、リヤバンパー下部のガーニッシュをブラックアウト。ワイド＆ローでスポーティなデザインに仕上げた。

　さらに、まっすぐで伸びやかなスポークデザインの専用17インチアルミホイールとGRロゴ入り赤色塗装のフロントブレーキキャリパーが、足まわりにスポーティなイメージをもたらしている。

「GR」の走りを再現すべく足まわりを専用チューニング

　内装で目を引くのは、エアヌバックと合成皮革を組み合わせた専用表皮のGRロゴ付きスポーティシートと、こちらもGRロゴ付き専用本革3本スポークステアリングホイール。とりわけシートは、サイドサポートの立った形状となり、スポーティドライビング時にも体をしっかりサポートしてくれる。

　また、専用コンソールオーナメントにはグロスを抑えたダークメタリック塗装、エアコン吹き出し口のレジスターノブやインサイドドアハンドルにはシルバー塗装がそれぞれ施され、ブラックで統一した天井や周辺部品とあわせ、ダークな雰囲気のなかにシルバーがアクセントとして輝くスポーティな印象を演出。

　内外装に加えて、走りもスポーティに味付けされている。ボディ剛性を高めるためフロア下2カ所にブレースとリヤバンパーリインフォースを追加。優れた操縦安定性とフラットな乗り心地に寄与する。

　また、フロントサスペンションのアブソーバ特性やコイルスプリングの専用チューニング、スタビライザーの特性変更、専用バウンドストッパーの採用、ロアアームブッシュの特性変更などにより、優れた応答性とコントロール性、そして質感の高い乗り心地を実現。リヤサスペンションのコイルスプリングやショックアブソーバのチューニング、締結ボルトの変更なども、これに寄与している。

　さらに、電動パワーステアリング制御も専用チューニングしたことで、クルマとの一体感のある走りを実現。パワープラスモードではよりスポーティな手応えを感じる特性にしたことでさらなるスポーツフィールを体感できる。

　トヨタ・アクアGRスポーツの価格は259万5000円。

　トヨタ・アクアGRスポーツは、環境に配慮したハイブリッド専用コンパクトカーでありながら、精悍なイメージの内外装を備え、走行性能に関わる足まわりを徹底的にこだわり抜いたことでスポーツ精神に溢れたモデルに仕上がっている。環境性とコストパフォーマンスを重視しながらも、クルマとしての運転する楽しさを味わいたい人にはおすすめだ。

Comments

｢クルマとしての運転する楽しさを味わいたい人にはおすすめだ｣
試乗して書いてるのか？
またいつものメーカー発表資料の受け売りだろ｡

でもびっくりするぐらいノーマルよりカッコイイよね。
ノーマルが出たときこれは売りたくないんだなと思ったもん。
前がにゅうどういわしで、後ろが歌舞伎顔にしか見えんかった。
誰が買うんだこんなのと思ってたらＧＲで大化け。まぁフォルムは良かったからね。
それにしてもバンパーの影響って大きいな。