この記事をまとめると
■ベントレー・ブロワーを85%サイズに縮小した「ブロワージュニア」を発表
歴史的名車が93年ぶりに新車として現代に蘇った! ベントレー「スピードシックス コンティニュエーションシリーズ」の1号車をお披露目
■15kW(20馬力)のモーターをパワートレインとして最高速度は72km/h
■最初の99台は「ファーストエディションモデル」として製造される
全長が3.7mになったベントレー・ブロワー
これまでの自動車史における数々の栄光の記録と、創業から100年以上に渡る輝かしい歴史で多くのファンを魅了するベントレー。そんな長い歴史を誇るベントレーであるが、なかでも忘れられないモデルが「ブロワー」だ。
ブロワーは、スーパーチャージャー付き4½リッターエンジンを搭載し、ル・マン24時間レースに参戦するなど、ベントレーの名を一躍世界中に轟かせた戦前のレーシングカーだ。1度も耐久レースで勝利することはなかったものの、人々に鮮烈な速さを見せつけ、脳裏にその姿を焼き付けた。
そんなブロワーを、オリジナルの85%サイズで復刻した「ブロワージュニア」が発表された。このブロワージュニアは、ベントレー自身がヘリテージコレクションとして所蔵する1929年製ブロワー2号車を再現したもので、ベントレーモータースとザ・リトル・カンパニーのコラボレーションによって実現したシティカーだ。
パワートレインには15kWのモーターを採用し、最高速72km/h(欧州の場合。米国では規制によって最高速40km/h)、航続距離約65マイル(約104km)を実現した。
パワートレインと全長3.7m・全幅1.5mというサイズ以外はディテールまで忠実に作り込まれているのが特徴で、塗装されたスチール製フレームに搭載されているのは本格仕様のシャシーで、リーフスプリングと、当時のパーツをスケールダウンしたフリクションダンパーが快適な乗り心地をもたらしてくれる。ブレンボ製のフロントディスクブレーキとリヤドラムブレーキが強力な制動力を発揮する。
ボディはふたつのセクションから成り、リヤボディはアッシュフレームではなくカーボンファイバー製となっているものの、りやボディを覆う含シンスファブリックは、オリジナルモデルと同じもの。アルミニウム製ボンネットは電動の技巧によって手作業で製作され、複数の冷却ルーバーが備えられている。ふたり乗りのコクピットは1+1のレイアウトで同乗者は車両中央にある運転席の後ろに座ることとなる。
後方にはオプションの特注ウィークエンドバッグがピッタリと収まるようになっている。また、オリジナルモデルではフューエルタンクとなっていたところは、ロック可能なラッチ付きのラゲッジスペースへと生まれ変わっている。
最初の99台はモデルとなったブロワー2号車を完コピ!?
オリジナルモデルではスーパーチャージャーとなっていた車両前部の役割も変わっており、ブロワージュニアでは充電ポートが収納され、車載チャージャーをタイプ1またはタイプ2のソケットに接続できるようになっている。その周囲はベントレーの象徴であるメッシュグリルが取り囲み、ラジエターハウジングはニッケルメッキ仕上げとなっており、ベントレーの名車ならでは雰囲気を醸しだす。
ダッシュボードにはエンジンターンドアルミニウムが使用され、一見するとオリジナルモデルを縮小したレプリカのようであるが、フューエルプレッシャーポンプはドライブモードセレクターに変わっており、コンフォートモード(2kW)、ベントレーモード(8kW)、最大15kW(20馬力)を発揮するスポーツモードの選択が可能だ。
前進、ニュートラル、後退を操作するレバーのデザインと操作感は、オリジナルのブロワーに搭載されていたイグニッションアドバンスコントロールレバーとそっくりであり、ヘッドライトやウインカーなどの各種スイッチの形状や材質も2号車のマグネトスイッチを模してデザインされた。さらに、バッテリー充電計は2号車の電流計を思わせる。キャビンの雰囲気を決定づけるデュアルディスプレイは、ガーミン衛生ナビゲーション画面およびバックカメラとして機能する。
ブロワージュニアの1台目から99台目までは「ファーストエディションモデル」として製作され、「1 of 99」と番号が刻まれたプレートと、ボンネット、ドアシルプレート、ダッシュボードにファーストエディションのバッジが与えられる。なお、すべてのファーストエディションはモデルは、ボディ、シャシー、ホイールが「Blower Green」で仕上げられ、オリジナルモデルと同じくボディの両側にユニオンフラッグが手描きされる。さらにシートとインテリアは、マリナーが手がけるコンティニュエーションシリーズで使用されているレザー「Dark Green Lustrana」で彩られ、サイドパネルとラジエターには当時のレーシングナンバーが刻まれる。
ベントレーは、コンティニュエーションシリーズと題して今回のブロワージュニアのオリジナルモデルとなった2号車を新車として復刻販売するが、その台数はわずか12台。今回のブロワージュニアは99台以上が製造される予定のようだから、コンティニュエーションシリーズには手が届かなかった人は、ブロワージュニアを狙ってみてはいかがだろうか。
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