2023年1月11日、メルセデス・ベンツ日本は、メルセデスAMG GT 4ドアクーペのトップパフォーマンスモデル「メルセデスAMG GT 63S Eパフォーマンス F1エディション(E PERFORMANCE F1 Edition)」(以下、GT 63S Eパフォーマンス)を発表し、本日より2023年1月25日(水)18時まで同社のWEBサイトで仮予約の申込みを受け付ける。なお、販売台数(35台)以上の申込みがあった場合には抽選となる。デリバリーは2月以降順次予定している。
リアにパッテリーとモーターを搭載したPHEV
メルセデス GT 4ドアクーペは、メルセデスAMG社が独自に開発した4ドアのスポーツクーペだ。2ドアクーペのAMG GTが2014年に発表(日本発売は2015年)され、2018年(日本発売は2019年)に4ドアクーペが追加設定された。
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今回、日本仕様は限定35台で発表されたGT 63S Eパフォーマンスは、4.0LのV8ツインターボエンジンに交流同期モーターとAMG自社開発の高性能バッテリー、それにAMGのパフォーマンス志向連続トルク可変配分四輪駆動システムの4マティック+を組み合わせたもので、ツインターボエンジンと電気モーターの組み合わせによりシステム出力は620kW(843ps)、システム最大トルクは1400Nm以上を発生。そのパフォーマンスは、0→100km/h加速をわずか2.9秒、0→200km/h加速が10秒未満、そして最高速度は315km/hに達する。
ツインターボエンジンは、最高出力470kW(639ps)と最大トルク900Nmを発生。しかも最大トルクは2500~4500rpmの広い回転域で発生し、発進時点から320Nmの最大トルクを発生する電気モーターとの相性が抜群なエンジンとなっている。出力150kW(204ps)の交流同期モーターはリアアクスルに搭載され、電動シフト式2速トランスミッションおよび電子制御式リミテッドスリップデフとともにコンパクトなエレクトリックドライブユニット(EDU)にまとめられている。
また、ジェネレーターとスターターを1つのモーターに統合したBSG(ベルトドリブン スターター ジェネレーター)も搭載する。出力は10kW(14ps)で、エンジン始動や高電圧バッテリーの充電レベルが低電圧の車載電気システムをサポートするのに十分でない場合などに、電装品に対して基本的な電力を供給する。
バッテリーを直接冷却して優れた性能を維持
自社開発のバッテリーは、メルセデスAMGペトロナスF1チームが使用しているF1ハイブリッドレーシングマシンの、きわめて苛酷な条件下で実証済みの先進テクノロジーを元に進められた。容量は6.1kWhで、連続出力70kW、最高出力150kW(10秒間)を発揮する。WLTCモードでEV走行可能距離は12kmとなっている。この400VのAMGバッテリーには、非導電性の液体をベースとする高度な冷却液を循環させて560個のセルすべてを個別に直接冷却する方式を初めて採用した。
AMGダイナミックセレクトにより、ドライブモードはエレクトリック(電動)/コンフォート/スポーツ/スポーツ+/レース/スリッパリー(滑りやすい)/インディビデュアル(個別設定)の7つが選べ、新しい駆動技術に合わせて精密な設定が施されている。
アクセルペダルから足を離すと作動する回生ブレーキは、強さを4段階に選択できる。その強さや交通状況によっては、摩擦ブレーキをまったく使わずに制動できる場合もある。
サスペンションには、AMG ライドコントロール+と呼ばれるエアサスペンションを標準装備し、快適性を高める一方でスポーティなドライビングダイナミクスとの両立を実現している。さらに、AMG カーボンセラミックブレーキも標準装備する。
エクステリアでは、外装色にソリッドのアルペングレーを採用。アジャスタブル リアウイングスポイラーとレッドリム フリンジ付きのマットブラックペイント21インチAMG5ツインスポークアルミホイールが目を引く。また、車両の両サイドには「F1 Edition」のデカールが施されている。
インテリアにはレッドステッチを施したブラックカラーが用いられ、専用のAMGカーボンファイバー インテリアトリムやF1ロゴが入ったフロアマット、レッドシートベルト、イルミネーテッドステップカバー(レッドアクセント)などを採用し、F1の世界観を感じられる仕様としている。
ハンドル位置は左のみ。車両価格(税込)は、3270万円。前述のように日本仕様は限定35台で、それ以上の申込みがあった場合には抽選となる。
[ アルバム : メルセデスAMG GT 63S Eパフォーマンス F1エディション はオリジナルサイトでご覧ください ]
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