■2023年モデルとなった新型パトロール&新型パトロールNISMOとは
日産の中東法人はアラブ首長国連邦・ドバイにて、2023年1月11日に新型「パトロール」を発売。さらに2月14日には新型「パトロール NISMO」を発売し、共に2023年モデルとなりました。
日本では販売されていないパトロールですが、日本のユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。
【画像】存在感は「ランクル」超え!? 1400万円のパトロールを見る!(57枚)
1951年のデビュー以来、世界中で耐久性や、信頼性、安全性、全地形対応性能などが人気を博している日産のフラッグシップSUVのパトロール。
かつては日本でも「サファリ」という車名で販売されていましたが、2007年に販売が終了しています。
現在では、中東やアフリカ、オーストラリアなどで販売を続ける海外専売モデルです。
2023年モデルとなった新型パトロールのボディサイズは全長5315mm(牽引ヒッチ込)×全幅1995mm×全高1940mmとなり、パトロールNISMOは全長5315mm×全幅2035mm×全高1940mmと異なっています。
新型パトロールのエクステリアは、大型Vモーションクロームグリルと20インチの大径ホイールを採用することで存在感のあるスタイルを実現。
さらに随所に施されたメッキパーツやサイドベントフェンダーバッジが高級感を演出。
一方の新型パトロールNISMOは、フロントロアグリルやフロントリップにレッドアクセントが施されたこと、リアの大型ディフューザーにより存在感が増した他、NISMOならではのスポーティさも付与されました。
なおまた、リアフォグLEDライトはF1マシンをインスパイアしたといい、悪天候下においてもブレーキランプと同等の明るさを放ちます。
インテリアでは、新型パトロール/新型パトロールNISMO共に高解像度の12.3インチインフォテイメントスディスプレイを採用する他、後席にミラーリング機能を備えた10.1インチエンターテイメントスクリーンを2台を配置し、2023年モデルの進化としてコネクテッド関連の機能を刷新しました。
また新型パトロールNISMOでは独自のレーシングヘリテージを強調しながら、ラグジュアリーな快適性の高いデザインを採用。
随所にNISMOのレッドアクセントを施している他、キルティング加工を施した上質なシートや、アルカンターラを用いたステアリングホイールなどが装備されています。
パワートレインは、新型パトロールでは最高出力275馬力、最大トルク394Nmを発揮する4リッターV型6気筒エンジンと、最高出力400馬力・最大トルク560Nmを発揮するV型8気筒5.6リッターエンジンから選択可能です。
また新型パトロールNISMOでは、ベースとなる5.6リッターV型8気筒エンジンを日産「GT-R」のエンジンを手作業で組み立てる「マスターエンジンビルダー」が専用でチューニング。
その結果、最高出力は428馬力、最大トルクは560Nmにまで高められています。
ボディ構造も強化され、足回りにはビルシュタイン製のショックアブソーバーを採用したチューニングサスペンションを採用することで、よりスポーティなハンドリングを実現しています。
それぞれの価格は、新型パトロールのエントリーモデルとなる「XE」が21万UAEディルハム(約768万円)から、最上級グレードとなる「LE PLATINUM CITY」が34万7000UAEディルハム(約1267万円)からです。
そして新型パトロールNISMOの価格は39万5000UAEディルハム(約1442万円)からです。
※ ※ ※
では日本のユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。
全体的には全長5m級&全幅2m級というボディサイズに言及する声が多く「全幅2m超えはさすがに無理」、「ほとんどコインパーキングに入らない」などの声がありました。
またその排気量の大きさやタイヤサイズといった部分において「日本で乗るには税金が高すぎる」「タイヤ交換だけでもお金がかかる」といった声も。
さらに昨今「ランクル300が販売停止だから、パトロールを売って欲しい」、「ランクル70が再販するらしいからパトロールも日本で売って欲しい」という声が見受けられました。
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