■今年も満員御礼!大人気「スターキャンプ」イベント
三菱自動車が主催する人気アウトドアイベント「スターキャンプ in 朝霧高原2023」が2023年9月9日から10日にかけて、静岡県富士宮市にあるキャンプ場「ふもとっぱら」で開催されました。
新型軽SUV「デリカミニ」が好調な売れ行き! 三菱が200万円台の新型軽で提供する「他社にはない価値」とは
「スターキャンプ」は1991年にスタートしたイベントで、今年は全国各地で計10回開催。このうち、今回の「スターキャンプin朝霧高原2023」には、多くの応募者のなかから、9倍もの倍率をくぐり抜けた300組、約1150人が参加しました。
広大な会場では、アウトドアクッキングやクラフトづくりのワークショップ、望遠鏡メーカーの「Vixen」による望遠鏡づくり&星空観察会、スポーツクライミング、トランポリン、カヌーの体験など多彩なプログラムが実施され、子どもから大人まで家族全員で楽しむ姿が見られました。
グッズ売り場では、デリカミニのCMで話題の「デリ丸。」グッズも用意されており、初日の午前中から多くの人たちが行列をつくっていました。
また会場では三菱にラインナップされている車種がさまざまな用品装着状態で一堂にそろっており、9月7日に発表されたばかりの「デリカミニ×Colemanコラボラッピング」仕様も早速展示。本車両はオートサロンでコンセプトモデルとして参考出品していたところ、多くの市販希望の声が届いたことを受けて、市販化に結び付いたとのことです。
ラッピングは、デリカミニには用意のないColemanの2023年の新色「グレージュ」をベースカラーとし、市販化に向けてコールマンのロゴやランタンマークの場所、大きさなどが微調整されています。これから新車を購入、または納車待ちの人だけでなく、すでに納車された車両への装着も可能で、2024年3月31日までの期間限定販売となります。
さらに、最大45度の急斜面をデリカD:5で登る4WD登坂キット同乗体験会、オフロード試乗会、電動車試乗会、デリカミニ林道試乗会など、実際に三菱車を見るだけでなく乗って体験できるプログラムも多く用意されており、こちらも多くの参加者で盛り上がっていました。
登坂キット同乗体験会のブースでは、先日新型トライトンが3位に入賞したアジアクロスカントリー2023の総監督の増岡浩氏の姿も。先日のラリーの様子や参戦した3台全て完走を果たした新型トライトンの戦闘力、モータースポーツの活動を通じての三菱自動車内での技術伝承の話など、ラリー車の活躍を支えるため現地で活躍した、溶岩をイメージした特別カラーリングのデリカD:5サポートカーと一緒に報告していました。
■デリカミニで約400kmを走破!軽スーパーハイトSUVの走りの印象は?
今回の取材で筆者は、当選者の皆さんと少しでも同じ気分を味わうために、デリカミニを借りて都内から会場ふもとっぱらキャンプ場まで移動しました。グレードは現在1番人気のターボ+4WDが組み合わされた最上位モデル「T Premium 4WD」で、ボディカラーはアッシュグリーンメタリック×ブラックマイカの2トーン仕様です。
乗り始めて驚いたのは、乗り心地の良さと走りの安定感です。デリカミニの4WD車は、55扁平から60扁平へと大径化されたタイヤと、専用開発のショックアブソーバーが装着され、最低地上高が160mmへアップしています。
変更点としてはわずかですが、これがクルマの走りや乗り味に大きな影響を与えており、路面の段差を乗り越える際にはとてもしなやかでありながら、高速道路のJCTや山道などのコーナリングなどでもロール感が抑えられており、背の高さをあまり感じることなく、終始安心して走らせることができました。
スターキャンプの会場には、デリカミニの商品企画を担当した藤井康輔氏も駆け付けており、まさに体感したばかりのデリカミニの走りの印象を話す機会がありました。
藤井氏からは「開発を進めるにあたって、車名をデリカミニとして販売する計画が決まった際、デリカという名前をつけるのであれば車両をきちんと見ておきたい、走りの仕上げやセッティングに関して確認したい、という声が社内の開発部門から多く上がりました。限られた開発期間のなかでしたが、4WDモデルに関しては三菱の開発拠点のある岡崎のさまざまなテストコースで、しっかりと走り込んで仕上げました」というエピソードも。
たとえミニであっても、デリカというネーミングをつけるのであれば走りの性能には妥協したくないという三菱自動車の開発陣のこだわりは、実際にデリカミニと過ごす中でしっかりと感じることができました。
販売が始まったばかりのデリカミニですが、スターキャンプの会場では早くもオーナーとして参加した人も見られ、来年以降のスターキャンプではさらに多くのデリカミニの姿を見ることができそうです。
今回のイベント初日の9日は時折霧雨が降る少し残念なお天気でしたが、その分暑さはやわらぎ、過ごしやすい一日となりました。また翌日10日は朝から晴れ渡り、朝日と青空とともに富士山の姿もきれいに見えたとのことで、参加者にとっては大満足の2日間となったようです。
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