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4.9秒差でチームメイト追うトヨタのオジエ「力強く戦えば、勝つチャンスはまだ十分にある」/2020WRC第1戦モンテカルロ デイ3後コメント

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4.9秒差でチームメイト追うトヨタのオジエ「力強く戦えば、勝つチャンスはまだ十分にある」/2020WRC第1戦モンテカルロ デイ3後コメント

 2020年のWRC世界ラリー選手権第1戦モンテカルロは1月25日、SS9~12で争われる競技3日目を迎え、エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)が総合首位に浮上した。4.9秒差の総合2番手はセバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)、6.4秒差の総合3番手はティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)だ。

 走行を終えた各ドライバーのコメントは次のとおり。

【順位結果】2020WRC第1戦モンテカルロ SS12後

■ヒュンダイ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ3総合3番手

「今日僕たちが達成したことと、チーム全体の仕事に満足しているよ。昨日に比べて大きく改善したし、より自信を持つことができた。4つのステージ優勝の可能性があったが、そのうち3つのステージ優勝を果たしたし、優勝争いにも絡んでいる。それが今日ポジティブだった点だね」

「自分たちが発揮できたパフォーマンスについて、うれしく思う。ステージを見て修正するところが分かったので、コースオフのリスクを増やすことなく、はるかに激しくプッシュすることができた。それは重要なことだった。僕には全力を尽くす自信があったんだ」

「明日の計画は優勝を狙うことだが、それと同時に安全に進んでいくように努めるよ」

●セバスチャン・ローブ(ヒュンダイi20クーペWRC)/デイ3総合4番手

「私にとってはいい1日ではなかった。正しいリズムを掴むのに苦戦していた。こうしたコンディションでは100パーセントの感触を掴めないと、タイムを失ってしまう。コンディションを読み取るのが難しかったし、グリップレベルは絶え間なく変化していた」

「今日の最終ステージ(SS12)では小さなミスを犯してしまった。マシンのコントロールを失って路面が凍結していたコーナーでスピンしてしまったんだ。でも全体的に、私たちは安全に走行しようとしていた」

「先頭の3人は随分先にいるから、今の目標は総合4位の座を守ることだ。明日がいい日になることを期待している」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●セバスチャン・オジエ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合2番手
「安定した1日だった。唯一、後悔しているのは最後のステージ(SS12)の凍ったトリッキーな区間で、やや慎重に走り過ぎてしまったことだ。しかし、個人的には側溝にはまってしまうよりも、注意深く走ったほうがいいとつねづね思っているし、過去このラリーではいつもそのようなアプローチをとり、何度も奏功している」

「リスクを冒してうまくいくこともあるが、つねにそうなるとは限らない。1日が終わり、決して残念な気持ちにはなっていないよ。差はまだそれほど大きくなく、明日はすべてが可能だと信じている」

「いい戦いが続いているし、明日も力強く戦えば、勝つチャンスはまだ十分にあると思う。過去何年か、同じステージを激しく攻めてきたから、その経験が助けになるはずだ」

●エルフィン・エバンス(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合首位

「全体的には堅調な1日となり、首位に立つことができていい気分だ。この週末は、ここまでのところ非常に満足している。クルマは私に大きな自信を与えてくれているし、チームとも力を合わせて戦っている。午後のステージは、ライバルと同じようにスリックタイヤを選んだが、まだ凍結した区間が残っており、非常に難しいステージだった」

「最初のステージ(SS11)は少し注意深く走り過ぎ、次のステージ(SS12)では最後の凍ったコーナーで楽観的になり過ぎて、コースから外れてしまったが、幸運にも何かに当たったりはしなかった」

「明日は激しい戦いになると思うが、集中力を保ち続け、あまり意識し過ぎないように走るつもりだ」

●カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)/デイ3総合6番手

「心から満足できる1日ではなかったけれど、それでも何の問題もない。やるべきことをきちんとやり、ミスと無縁の運転を続けていまる。1日をとおしてコンディションはとてもトリッキーだったが、前後の選手とはタイム差があり順位を争っているわけではないから、安全マージンを多くとって走ったよ」

「異なるコンディションで、どうすればこのクルマをうまく走らせることができるのかを、依然学んでいる。そして、それを理解できた時、もっと速く走れるようになるだろう。いかなるリスクも負わないように走っているから、クリーンな路面でのタイムは決して悪くないと思う」

■Mスポーツ・フォード
●エサペッカ・ラッピ(フォード・フィエスタWRC)/デイ3総合5番手

「今日の午後はすべてがはるかにいい感触だった。マシンに変更を加えたことでグリップがかなり増した。そしてルートノートクルーからの情報はいっそう正確だったんだ。そのおかげでさらに大きな自信を持てた」

「いいタイムを出すことができて、前の(セバスチャン)ローブにだいぶ近づいたよ。それでも14秒というのは大きな差だ。特に相手が9度のワールドチャンピオンである場合はね」

「彼(ローブ)は明日のステージについて誰よりもよく知っていると思う。だから僕は自分自身の走りに集中するし、また改善を示すことができることを願っている」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/デイ3総合11番手

「ドライやウエット、ぬかるんだセクションでの僕たちのペースはすごく速かった。そうしたセクションでトップ3のタイムを出したよ。でも凍結したセクションでは多くのタイムを失った。特にスリックタイヤを履いていたときはね」

「もっと速く走ることもできただろうけど、とにかくフィニッシュへマシンを持っていかなければならなかった。それでも経験はつねに助けになる。1日をとおしていいタイヤ選択ができたと思うから、その点については満足だ」


●ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)/デイ3総合66番手
「プレシーズンにどれだけの作業をこなしてきたか考えると、僕の自信は昨日打ち砕かれたと言っても過言ではないだろう。僕のキャリアのなかで一番ひどかったと言ってもいい。だから今日はそこから挽回することが重要だった」

「最初のステージでは一切ミスをしないように心がけた。続くSS10では自分を取り戻し、ステージ5位のタイムを刻むことができたよ」

「ただ、そのあとはライバルたちの除雪車役を務めたような状態だった。それでも立ち直ってハードワークを続ければならない。そうすればいつかすべてがうまくいくはずだ」

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